今日の夕方、私は埼玉の家のまわりをウォーキングした。
とうぜんラジオのイヤフォンを耳につけて。
この時間帯は、いつもだったらTBSラジオなのだが、ラジオをつけたときのままNHKを聴いていた。
国会中継があったようで「午後マリ」ではなく、違う番組名になっていた。
といっても、アナウンサーは道谷眞平で特別ゲストは黒崎政男だった。
なんてことはない、火曜日の「午後マリ」のメンバーだった。
山田まりやがいないだけのことだった。
黒崎 政男(くろさき まさお、1954年11月3日 - )は、日本の哲学者、東京女子大学教授です。
4時台の「おれソング」でオスカー・ピーターソンの曲を紹介してくれた。
ガロの曲が流れたときに、その頃は高校生だったといった。
私も高校生だった。
しかし、ずいぶん違う高校生だった。
私は、茨城の無教養な高校生だったし、彼は、おそらく教養ある高校生だっただろう。
彼は、1979年東京大学文学部哲学科を卒業して、東京女子大学現代教養学部人文学科哲学専攻教授になった。
私と彼との違いはなんなのだろう?
彼は、一所懸命勉強をして、私はしてこなかったということです。
彼は、若いときにオーディオにこっていたそうだ。
私は、そんなものを買う金はなかった。
高校を出て仕事をしてきた。
それだけのことだ。
彼の話は面白い。
素敵なひとだと思う。
1月末投句締め切りの句会で私は優勝した。
題は、「小豆粥」「葉牡丹」<“土”しばり>だった。
今回の題を見て私は戸惑いました。
「小豆粥」「葉牡丹」という季語に私は、これまでなんの生活の共感がなかった。
「小豆粥」「葉牡丹」なんて知らねぇよ、てな思いでした。
でも、この題で俳句を作らなければなりません。
こまりました。
とにかく1月31日の夜、なんとか句をでっちあげ送信しました。
そういうことをしてはいけないのですが、これが正直な気持ちです。
「小豆粥」「葉牡丹」という季語ではまったく俳句が浮かばなかった。
<“土”しばり>は、私の生活の範囲だった。
むかしから見てきた「土」を句にすればいいと思った。
ささやかな命いただく小豆粥 3
葉牡丹は紫美人というひとも 4
真っ黒な土押し上げし霜柱 6