ラジオ文芸館「竹を切る」

2021年04月13日 | ラジオ

4月12日(月)01:05から放送のラジオ文芸館は、アンコール放送で「竹を切る」(伊藤 桂一:著)でした。
それを今日の午後のウォーキングのときに、iPhoneで「らじる★らじる 聴き逃し」で聴いた。

備中の小藩で無役の22歳の若者桑坂伴内は、川岸に生える竹を切っていた。
そこを通りがかった家老の庄川喜兵衛に「家に来い。訊きたいことがある」と呼ばれる。
なにか叱責されるのではないかと伴内は気を引き締めて、その夜家老の家に行く。
しかし、伴内の前で酒を飲み始めた喜兵衛は、
伴内の竹で作った工芸品と言ってもいいほど綺麗な「うちわ」をほめた。
伴内はその「うちわ」を売って、勘定方の遺族を助けるために金を送っていた。
その勘定方・井端は、藩金を流用したと責められた末、自決したのだった。
しかし、勘定方・井端が藩金を流用したのにはわけがあった。

らじる★らじる 聴き逃し」でも聴けますが、4月19日(月) 午前2:00で配信終了します。
YouTubeに「竹を切る」がありましたので、こちらで聴いて下さい。
私はこの「竹を切る」の朗読を聴き終わって、清々しい気持ちになりました。
素晴らしい短編小説でした。

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