私は現在、シルバー人材センターに登録している。
7月に、膀胱がんの再発がないと主治医に言われたので、仕事をしたいと思った。
仕事をしたいと願っても、ハローワークでは70歳の老人に求人はない。
でも今は、シルバー人材センターというものがある。
昨年も私は、そこに登録していた。
登録していて、チラシ配布などの仕事をしていたのだが、
今年の1月に4回目の膀胱がんの手術をしたので、それから仕事はしていない。
7月に、がんの再発はないと主治医に言われたので、
再び9月にシルバー人材センターに登録した。
登録したが、小さな私の町のシルバー人材センターに仕事は少ない。
身体が元気で、肉体労働が出来る人には仕事はあるという。
草刈りや植木の剪定、工場での荷物の運搬などです。
先週木曜日に、シルバー人材センターから電話がきた。
「チラシ配布の仕事がありますから来て下さい」と言われた。
行くと仕事はチラシ配布が1,500枚だった。
去年は、チラシ配布500枚ぐらいはやったんだけど、1,500枚はキツイと思った。
先週の金曜日から毎日200枚ほど配布している。
一昨日は雨が降ったのでやらなかったが、昨日は300枚配った。
3時間かかった。
私は住んでいる人の名前が書いてある町の地図をコピーして、それを見ながら配布している。
配布するとその名前を鉛筆でレ点をつける。
そうしないと配布したか、してないかが分からなくなってしまう。
地図で見ると隣の家でも、道路の関係でそこに行くには7・8分ほどかかるときがある。
郵便受けにもいろいろな形のものがある。
軽くチラシで押せば開くのもあれば、左手で入り口を押しておいて、
右手のチラシを入れなければならないものもある。
郵便受けの中には、どこからチラシを入れたらいいのか分からないものもある。
明日、100軒ほど配ると私の指示された地域が終わる。
家に戻ると携帯の着信音が鳴った。
電話に出るとシルバー人材センターからだった。
「12月の土日2日間に仕事があるんですがやれますか?」
「どういう仕事ですか?」
「地域包括センターでイベントがあって、そのときの駐車場の管理です」
私は、引き受けることにした。