徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

本-若きウェルテルの悩み

2009-06-18 02:14:31 | DVD・本
ライプチッヒに旅行に行ったとき、ゲーテに関するものがいくつもあり、影響されやすい私は案の定、影響され、

若きウェルテルの悩み

を手に入れた。

知識として、
ゲーテ:ファウスト、若きウェルテルの悩み
はあったけれど、読んだことはなかった。

ウェルテルのロッテに対する恋心が書簡形式で書かれている。たいていはヴィルヘルム宛の手紙だったけれど、たまに別の人宛のものもあり、一度で理解するのは難しかった。

名作に対してこういう俗的な感想はどうかと自分でも思うけれど、

ちょっとストーカーチックじゃない?

ロッテは婚約者がいて、その婚約者と結婚するけれど、ウェルテルの妄想は止まらない、と言った感じ。

ゲーテは自分の体験をウェルテルに重ねて書いたようで、ウェルテルの誕生日(『今日は誕生日』と手紙に書いてある)がゲーテ自身の誕生日だったり、ウェルテルもゲーテもロッテから飾り紐をもらったりしている。

『もし生涯に「ウェルテル」が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ』
とゲーテは語ったようだけれど、残念ながら私には今のところ、そういう時期はないし、

これからも来るとは思えない…


私が読んだ『若きウェルテルの悩み』は竹山道夫訳。初版が1951年、1978年に改版されたものだけあって、

若干日本語が難しく、国語辞典も使用

した。

コメント
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