ドイツでは、男性が付き合っている女性(あるいは妻)にバラを渡す、というのが一般的なバレンタインデイ。でも、せっかくなので日本式に私はソクチくんの好きな料理とチョコレートケーキを作った。ソクチくんに、私が作る料理で何が一番好きかを聞いた。
親子丼
だった。
『ネーミングがすごいよね』というコメント付きで。確かに、親も子も一緒に食べちゃうからな。
去年のバレンタインデイは、ソクチくんから
板チョコ3枚
もらった。もらっておいて文句を言うのはなんだけど、『チョコレートも好きだけど、
バラの花
も好き』と、言ってみた。返ってきた返事は、『この時期のバラは
高い割にあまりよくない
し、こんな寒い中バラを探して歩くなんて
不健康
だよ』だった。
というわけで、今年のバレンタインは期待していなかった。
が、バラの代わりに
チューリップの花束
をくれた。黄色と赤で、とてもきれいだった。バラにこだわらなくても、やっぱり花をもらうのはうれしい。
さて1か月後。
『日本にはね、ホワイトデイっていうのがあるんだよ』とソクチくんに何度か言ってみたものの、チューリップをもらっているし、と思い、期待していなかった。
が、バラが2株枯れ、私がねちねちと『バラがなくなっちゃう』と言っていたら、バラを土曜日に買ってきてくれた。何も言わなかったけれど、私が、『これは、
ホワイトデイのお返し
なの?』と聞いたら、『うん、そう』と、返ってきた。
当然、写真の左側が前から持っているバラ、右側が今回もらったバラ。葉っぱの色が全然違う。