徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

コロナ-感染の状況を知る

2020-04-08 16:06:56 | Weblog
ドイツでは、感染症の研究所であるロベルト・コッホ研究所が新型コロナウィルスの感染の可能性の高い地域を決定したり、ドイツの感染状況の報告をしたりしている。

3月上旬くらいまでは、州別に感染者数と死亡者数を示した表のみだったけれど、3月半ばくらいにはグラフィック化され州別都市域別で見られるようになった。

外出規制が出て約10日後、感染者の増加が落ち着いたような気がしたので、ソクチくんに『そろそろ外出規制の効果が出ているんじゃない?』と聞いてみた。

『まだ何とも言えないよ。しかもね、感染者数について2つ問題があるって報告されている。1つは、感染者の報告は、各地域の保健所からロベルト・コッホ研究所にされるんだけど、

電子データ以外での報告はカウントされない(例えばファックスはNG)

んだ。もう1つは、

金曜の午後から週末は保健所が手薄になるから、研究所に報告される件数が減る

からね』

言われてみれば、まだ州別の表だけで報告されていたころ、何度か表のフォーマットが変更されたことがあった。一時、

感染者数、そのうち電子データで報告があった人数

というカラムがあった。感染者数と電子データで報告があった人数が一致している州もあれば、電子データでの報告がかなり少なかった州もある。当時は意味が分からなかったけれど、そういうことか。人手が足りないのなら、データ入力くらい私がボランティアでしたのに。

週末に関しても、確かに感染者が増加→減少を繰り返しているな、とは思っていたけれど、よくよく日付を確認してみると、減少しているのは本当に週末だった…

と、実態はよく分からないけれど、外出規制から約3週間たった今、私が住んでいる街では感染者の増加が抑えられている気がする。


さて、ロベルト・コッホ研究所では、感染者数を大まかな年代に分けて発表もしている。その年代は、

0~4歳、5~14歳、15~34歳、35~59歳、60~79歳、80歳以上

となっている。分けた基準はだいたい想像できる(乳幼児、子ども、生産年齢Ⅰ、生産年齢Ⅱ、高齢者、さらに高齢者)けれど、この分け方で『35~59歳の感染者が多いね』と話をしてもあまり意味がないのではないかと思う。この範囲に当てはまる人の人数がもともと多いはずだから。それとも別の読み方があるのだろうか。