徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

漢字の勉強

2016-02-25 18:47:44 | タンデム
私のドイツ人のタンデムパートナーは日本語能力試験を1年おきくらいに受けているので、漢字の勉強にも力を入れている。

彼女は週に1度、日本語を勉強中の別のドイツ人と漢字を勉強しているので、私も時々参加している。私は普通に日本で教育を受けてきたので、平均的な日本語力はあると思っているけれど、この勉強会に参加すると

自信を無くす

私のタンデムパートナーがカードの表に漢字、裏に読み方と意味を書いたものを持ってきて、それを1枚ずつ漢字を見ながら2人で読み方や意味を確認する。前回のテーマは政治と宗教だった。どちらも私の苦手な分野ではあるけれど、

宇内

のカードを見て「これ、「うだい」と読むんだろうけど、聞いたことない」と思った。どこからこの単語を引っ張ってきたんだろう。まさか、日本語能力試験の問題集なんだろうか。ということは、一般的な単語?と頭の中をいろいろな考えが駆け巡った。

結局、どこから引っ張ってきたのか、彼女も忘れたし、手元にあった辞書にも載っていなかったのでカードは覚えるべきカードの山から取り除くことにした。

家に帰ってネットで見てみたら、『天下、世界』(デジタル大辞泉)となっていた。

その他にも、「憲政」など、ぼんやりと意味は分かるけれど、使ったことや聞いたこと、あったかなぁ…という単語がいくつかあった。


前回の勉強会には、タンデムパートナーの大学生の息子が参加した。彼は日本で2か月間インターンをしたりして、タンデムパートナーよりも少し日本語が上手で漢字もたくさん知っている。ただし、覚えるときにはその意味を考えるので、

読めない

ことが多いけれど。例えば、「競」と言う字は、

2人のお兄さんが1人の女の子をめぐって立っているから「競争する」の意味

だという。でも、「きそう」とは読めない。

そんな彼からされた質問は、

『潮』と『汐』は何が違うの?

『赤』と『朱』は何が違うの?

『裳』はどんな意味?

などだった…
えー、そんなことも勉強しているんだ、と驚いた。

漢字をカードで確認した後は、みんなで日本語の本を読む。日本語学習者向けの本だったり、漫画だったり、ごく普通の小説だったりする。前回は漫画を読んだ。

主語は省かれていることが多いし、目的語が別のコマにあったりしてなかなか意味を取るのが難しそうだった。1話読むのに45分くらいかかったけれど、3人とも楽しそうに読んでいた。

この勉強会はたいてい

3時間

続く。すごい。日本語が上達するわけだ。
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