徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

大みそかのコンサートに行く

2019-01-10 17:03:13 | Weblog
楽器を教わっている先生が所属しているオーケストラのコンサートが大みそかにあった。指揮者もこの日は特別に

日本人

の方ということもあり、先生が『もしチケットを買う場合は私に言ってね』と言ってくれていた。ソクチくんが『あまり高いチケットはダメ。だって

CDを買ったほうが安い

から』

と言うので、先生に『先生にお願いする場合は、おいくらくらいの席になるのか』を聞いた。その後、先生から何の連絡もなかったので「高いのかな」と思い、私も確認しなかった。

クリスマス前のレッスンで先生が『チケット取れましたよ』と声をかけてくれた。「うわ、持ち合わせがない」と思いつつも、値段を聞いたら『

プレゼント

します。団員は半額で購入できるし』と言われてしまった。こういう場合はどうお礼をしていいのか全く分からない。


さて、コンサート当日、会場で先生からチケットを受け取った。

先生の楽器の前

の席だった。先生にチケットをお願いしてよかった、と心底思った。

会場は2,000人以上入れるホールだったけれど、ほぼ満席だった。放送局のオーケストラなので、ラジオでもライブ放送があったらしい。

指揮者はまだ30代くらいの日本人の方だったけれど、飛んだり跳ねたり全身で指揮をしていて面白かった。

舞台の端の方にオルガンのような楽器が置かれていて、音は鈴のような鐘のような、とてもきれいな音がしていた。後日、レッスンの時に先生に聞いたら、チェレスタだった。先生は、『チェレスタとフルートが一緒にメロディを弾いたんだけど、場所がちょっと離れていたからちゃんと合っていなかったのよね』と不満そうだったけれど、私にはまったく分からなかった。

ハープは2台あり、途中で高音の弦が切れたようだった。予備の弦を通そうとしていたけれど

弦とハープの穴の大きさが合わなかった

ようで、途中で弦を張るのをあきらめていた。

今まで「コンサートって退屈」と思っていたけれど、この日のコンサートは、指揮者や奏者のいろいろな動きも見ることができてとても面白く、あっという間の2時間だった。

コンサート終了後、まだ舞台に残っていた先生と少し会話をし、クロークでコートなどを受け取っていたら

チェリストが楽器を持って会場を後にする

のを見かけた。仕事が終わったら引き上げるのも早いな、と思った。
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