徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

DVD-七人の侍

2012-03-14 00:01:26 | DVD・本
とある日本とドイツの交流機関がちょっとしたDVDの上映会を開催してくれた。上映された映画は『七人の侍』とアメリカでリメイクされた『The Magnificent Seven(荒野の七人)』。誰でも観に行けて、入場料は無料、最後にちょっとした寄付をすればOK、というもので、私たちも観に行った。

『七人の侍』は、もちろんタイトルは知っていたけれど、観たことはなかった。サムライ映画だしな、と思い、『観たい』とすら思っていなかった。

当日、会場で知り合いの日本人(ドイツ人の友達連れ)に会い、

映画って、字幕が出るのか知ってる?

と聞かれた。あ、そういえば私、考えたことなかった。ただ、日本映画だから、

日本語音声

だろう、と信じ切っていた。
が、会場を見て見ると、ドイツ人ばかりで、

日本人は3人のみ

だった。
上映会前にDVDを流していたけれど、それは日本語音声だったのに、上映会が始まったら

ドイツ語音声、字幕なし

だった…
あらら。人の心配をしているどころじゃなかった。

というわけで、ドイツ語音声だったので、ストーリーはあまり理解できなかったけれど、くすっと笑える場面もあったり(ドイツ人も笑っていた)、役者さんたちも演技が上手で、3時間弱と長丁場だったけれど、意外にも楽しめた。

今更ながら、『黒沢明監督って偉大なんだな』と思った。

上映時間が3時間弱、と長かったので、『The Magnificent Seven』は、観賞せずに会場を後にした。

ソクチくんも『七人の侍』を楽しんだようで、『今度は日本語音声・ドイツ語字幕で観たいね』と言っていた。ネットで調べたら、ドイツ語版は日本語版よりもいくらか映画が短くなっているようだった。ソクチくんに言わせると、『話は通じるけれど、どうしてここをもう少し説明しなかったんだろう、と思ったか所はいくつかあった』とのことだった。

なので、

日本でDVDを買おう

と話がまとまった。
早速アマゾンで調べてみたら、定価で

5,000円以上

する…
コメントにも『高い』とあったけれど、本当、ちょっと高いわ。

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失業保険について

2012-03-13 00:10:47 | Weblog
収入がなくなるかも、と思ったとき、

うまくいったら、失業保険をもらえるかも

と考えついた。私はかれこれ3年以上継続して失業保険の支払いをしている。
ということで、労働局に行って話を聞いてみることにした。私たちの街では、労働局は本局のほか、いくつかの支局があり、住んでいる地域の管轄の労働局に行かないといけない、とネットで知った。労働局は

朝7時半

からだったので、1番に到着するように行った。7時半少し前に到着したけれど、当然入口にはカギがかかっていた。中の様子が見え、ドアのすぐ近くにベンチがあり、受付に人が座っていて、私たちに気がついたけれど、もちろんドアは開けてくれない。ソクチくんは『開けて、そのベンチに座らせてくれてもいいのに』とぼやいていた。

時間になり、受付の人がドアを開けてくれ、私たちは受け付けの人に

私のビザを見せながら

私の状況を説明した。
彼女は、『

アカデミック関係は本局へ行ってね

その際、この書類に必要事項を記入して提出してね』
と言った。えっと、アカデミック関係が本局だなんてネットには一言も書かれていませんでしたけど。せっかく一番乗りできるように朝早く出てきたのに、何の役にも立たなかった…

住民登録証明が本局で必要、とのことだったので、本局に行く前に役所に立ち寄り、住民登録証明を発行してもらった。『失業保険のため』というと、

発行手数料が無料

だった。

労働局の本局で、受付の人に状況を説明したら、『ビザを見せて』とのことだったので見せたら。

学生ビザでは、失業保険は支給されません

とのことだった。私のビザには、『フルタイムで年間90日、ハーフタイムで年間180日まで働ける』と書かれていて、それが問題だと。

一応、『失業保険は支払ってますけど』と言ったら、

それは法律で支払うことになっているから

と。支払いは義務だけど、支給の資格はない、ということらしい。
そうだろうとは思っていたけれど、ビザを見て即解決なら、

支局でそう言ってほしかった

2時間近く無駄になった。
無駄ついでに、外人局で、『フルタイムで年間90日、ハーフタイムで年間180日まで働ける』の文章を削除できるかどうか聞いてみることした。

外人局、午前中休み

だった。週に1回、午後に窓口を開ける日があり、当日がちょうどその日だった。
本当についてない1日だった。

ちなみに、後日外人局に行って聞いてみたら、やっぱり『無理』だった。そうだろう。

後日、ソクチくんの友達の彼女(ドイツ人)と話す機会があり、失業保険の話題になった。彼女は最近、Ph.Dの論文を提出し、収入がなくなったので、労働局に行って話を聞いてきたらしい。やっぱり、

学生には支給されない

ということで、彼女は除籍した。

当初は、外国人差別?と思ったけれど、『学生には支給されない』ということで、一貫していた。
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ドイツ語講座へ行く

2012-03-12 00:44:12 | Weblog
11月末で研究室を辞めるつもりだったので、11月末から始まる

ドイツ語集中講座に申し込み

をした。大学は

11月末は有休消化

ということで。
結局忙しくて5週間のコースのうち、最初の2週間しか出られなくて、最終的にテキストなどが無駄になってしまった。
でも、ドイツ語講座の雰囲気などがわかって良かった。

私が取ったコースは、初級の2つ目のレベル(初級は4つのレベルにわかれている)で、

ドイツに来て1年未満の人

のみだった。自己紹介で『いつドイツに来たのか』を言う人が多かったけれど、私はとても言えなかった。やっぱりドイツ滞在8年目でドイツ語講座を取るというのは、かなりイレギュラーだと思う。

コースは全部で18人で、週4日。先生は2人だった。
そこそこ楽しかったように思う。ただ、コースの参加者のうち、半分程度は初級の1つ目のレベルのコースを前期に取っていたようで、それぞれ仲よさそうで、なかなか入っていけなかった。

コースの初日、私の隣にアフリカ人女性が座り、彼女とペアワークすることが多かった。彼女、2人に1枚配布されるプリントを、『私、ドイツ語勉強しないといけないから』と、全部持っていくんだけど、ノートは持ってこなくて、そのプリントの裏にメモを取り、

宿題は私のを丸写し

しかも、その宿題は大した量ではない。その気になれば15分もあれば終わってしまうようなもの。宿題くらい自分でしようよ。

ある時、ペアワークをスペイン人女性としたときは、とても楽しかった。配られたプリントに絵が描かれていて、それをドイツ語で相手に伝え、相手が絵を描く、というもので、絵を描くことが苦手な私は気乗りしなかったけれど、彼女がものすごく楽しい人で、私もとても楽しめた。

総括すると、ドイツ語講座は楽しかったと思う。新しい単語や表現を習うとソクチくんに試してみたりして、ソクチくんも協力してくれた。
が、コースの進みがちょっと遅かったことと、宿題がなかったことが気になる。ドイツ語講座のほかに何か用事があれば、ここの講座がちょうどいいと思うけれど、ドイツ語講座のみの日々だと、楽だけれどちょっと退屈かな、と思う。

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Ph.Dを続けるか続けないか

2012-03-11 00:24:04 | Weblog
去年の夏、教授からPh.Dを今すぐにでも終わらせるように言われ、給料も、『11月分は用意できているし、お金をかき集めれば12月までは何とかなるけれど、それ以降は無理』と言われたので、11月、ポスドクと教授に大学を辞めたいことを伝えた。

もともと成り行きで始めたPh.Dだったし、私は研究に向いていないな、ということがもうずいぶん前からわかっていたので、無給になってまで学位を取る熱意は全くなかった。教授とのミーティングの前にポスドクに話したら、

まぁ、辞めたいのなら辞めれば?

という感じだったので、『あ、よかった』と、教授とのミーティングに臨んだ。ミーティングで教授に『12月で終わると思えないので、12月分のお金を無駄にしないためにも11月で辞めたいんですけど』と言ったら、

教授が5秒ほど止まった

予想外だったんだろうな、と思う。
『いやいやいや、あお。僕はね、かれこれ4年以上も君に投資しているわけだよ。いまさら君に辞められることが一番の大損害なんだけど』
と、教授が言い出したら、ミーティングの前に話をしたポスドクもあっさりと

説得に回った

そういう人だと思っていたけれど、やっぱりそうだったか。

その後、ポスドク2人と話をし、結局続けることになった(辞めるなら少なくとも私が書いたプログラムのマニュアルを作り、今までの結果をまとめてねと言われたから。今までの結果をまとめるのなら、それって、論文の一部じゃないか)。
そして、教授たちは何を考えているのか、

ポスドクの4月の学会発表の共同研究者に私の名前を入れた

契約は1,2ヶ月毎になったけれど、ありがたいことに今のところ給料はもらっている。まぁ、だから共同研究者に名前を入れたんだろうな、と思う。

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本をいただく

2012-03-09 00:54:21 | DVD・本
日本語の本をいただく機会があり、大量にいただいた。その数

約60冊

私は文庫本が中心だったけれど、ソクチくんに至っては、

少年少女 日本の歴史(マンガ)

をセットでいただいた。私の小中学校にも置いてあったけれど、当時は、『弥生時代』を読んだだけだったと思うので、これをきっかけに、マンガでざっくりと日本の歴史をおさらいしてみようかと思う。高校時代は日本史を選択したけれど、どうも覚えられなくて赤点ぎりぎりで過ごしていたなぁ。

ドイツに来た時はこんなに何年もいるつもりではなかったし、荷物を減らすため、日本から娯楽の類は持ってこなかった。仕方がないから英語の本も読むけれど、やっぱり日本語の本のほうが楽しめる。
というわけで、今までは時間があるとネットだったけれど、今は

時間があれば読書

となった。本をいただいてからまだ3週間ほどしかたっていないけれど、既に半分以上読んでしまった。自分ではあまり気がつかなかったけれど、どうやら相当活字に飢えていたらしい。
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食い意地

2012-03-08 00:29:08 | ソクチくん
両親が荷物を送ってくれた。その中にソクチくんの両親あてのお菓子のほかに、和菓子も入っていたので、ソクチくんの両親と半分にすることにした。私たちの分は、箱から出してビニール袋に入れて保管した。

2週間ほどしてその和菓子を食べることにした。ソクチくんに和菓子の入ったビニール袋を渡したら、ソクチくんが、

あれ?1つ足りない

とつぶやいた。私はきき間違いかと思い、『は?』と聞きなおしたけれど、やっぱり『1つ足りない』という。いや、確かにちょっと前に

私、1つ食べた

けれど、まさか、いくつあったのか数えているのか?と思い、聞いてみたら、『お菓子に関してはねー。まぁ、

お父さんからの遺伝

だよ』と。
実際は、ちゃんとは数えていなく、和菓子がビニール袋の中でたまたま2列になっていて、『偶数』ということを覚えていたらしい。で、私が1つ食べて奇数になっていた、と。

まぁ、これで例えば、私が2つ食べたとしても、今度は

高さが違う

とか言って、やっぱり気づくんだと思う。
私も食い意地は張っているけれど、数えることはないなぁ。お菓子に関するソクチくんの記憶力はすごいと思った(そのほかのことはよく忘れるのに)。



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最後のバラ

2012-03-07 00:14:57 | バラ
以前、こんなに大量にバラが咲いたけれど、ハダニや白カビがついたりしたので、薬を使ったり、外に置いたりしたけれど、2月中旬、ソクチくんが、『もうね、ちゃんと退治しないとだめだと思うんだよね。しかも、バラは冬に短く切るんだよ』と、言い出し、

バラを3分の1ほど

に切った。『いや、それは短すぎでしょう。新芽は残そうよ』と言ったけれど聞いてもらえず、バッサリと切られた(ハダニや白カビが残るから)。
結果。

2株枯れた

1株は、もともともうダメかな、と思っていたけれど、もう1株はつぼみも付いていて順調に膨らんでいたのに、ある日突然

つぼみが下向きになった

かなりショックだった。一応、残った1株が今、つぼみをつけているけれど、新しい芽がどこからも出てきそうにない。最後の1株も枯れてしまったら、とても悲しい。

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あっという間に

2012-03-05 00:01:20 | Weblog
最後に更新してからあっという間に4カ月以上たってしまった。日本旅行記録も途中でほったらかしにしてしまったけれど、SLまで書けたので、また時間がある時にぼちぼちと足して行こうかな、と思う。

またいずれ詳しく記録に残していくけれど、去年の10月で契約が終了になり、日本旅行に出発する直前(8月上旬)に教授に『もう研究室にお金がないから、

10月末で終わらせて

』と宣告さた。『終わらせて』と言われて3カ月で終わらせるのは不可能なんですけど。

失業保険をここ3年以上支払っているので、支給されないかな、と、労働局や移民局に行ったりした。
が、案の定

学生なので支給はされない

ということだった。残念。

学業のほうはどうか、というと、

相変わらず終わっていないし、終わるめども立っていない

が、今のところ、途中、若干少なくなりながらも、生活していけるだけの給料はもらっている。
給料もらっている分、プレッシャーもストレスも大きい。早く解放されたい、と思いつつ、研究ははかどらず、時間だけ過ぎて行っている。


いい加減、もう終わりにしたい…

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