喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



今日は8時半にホテルを出発する予定でしたが、昨日の疲れからかやっぱり予定通りには起きられず9時半出発。天気は晴れ!今日は青森市街から八甲田方面に南下していきます。山に近づくにつれ雪が深くなっていくのが印象的です^^


⑦八甲田ロープウェイ(10:00着)


青森市街から車で30分。本日最初の観光地八甲田ロープウェイに到着しました。ここにきているほとんどの客がスキーやスノボ目的できている様子!青森では7月くらいまでスキーやってるって聞いたけど、この感じだと確かに夏くらいまでできそうです^^;



ロープウェイは臨時便も出ていて、いいタイミングで乗ることができました。ロープウェイに乗っている時間は約10分。見える景色はほとんどが銀世界で、もっと緑が見えるかなと思ってましたがだいぶ早かったみたいですねorz



予定では山頂でハイキングコースを歩くことにしていたんですが、山頂について唖然!雪に埋もれてまったく道が見えない。うわぁ、なんのためにロープウェイで登ってきたんだ…。



仕方ないので山頂からの景色を撮ることに徹する。見えるのは雪をかぶった山だけです^^;うーん、八甲田山のハイキングは夏になってからなんですねぇ。真冬には木が雪で覆われて樹氷が見れるけれど、この時期には特に見所がなく、ちょうど何もない時期に観光に来てしまったかな。ロープウェイの値段が往復1800円だったことを考えると結構なイタイ出費になってしまいました^^;まぁ、ハイキングできなかっただけ、1時間寝坊の遅れを多少取り戻せましたけどね。

八甲田山を後にして酸ケ湯温泉へ。



道中、標高が上がるにつれて道路の雪が高くなっていき、やがて車の車体より高くなりました。これが雪の回廊と呼ばれているものらしく、一番高いところでは、3mくらいあったのでは!?雪の重みで押し倒された木が雪の間から飛び出ていて、ちょっと道を外れそうになると、木にかすって車体が傷つきそうです^^;最初は除雪車によって飛ばされた雪が積もってできたものなのかと思ってましたが、すべて自然の積雪によってできあがったものらしいです。もう少し早い時期だと、雪のトンネルと言われるくらい高くまで積もっているのだとか!?




⑧酸ケ湯温泉(11:50着)


雪の回廊の途中にポツンと建つ酸ケ湯温泉の宿。降りるとすごい硫黄の臭いがしました。明らかに浅虫温泉とは異質です。今回は温泉に入らず、近くの散策と食事目的で立ち寄っていますが、こういう臭いがすると思わず入りたくなってしまいますね。



下の駐車場は満車だったので、上の駐車場に止めました。すごい雪の壁です(これは雪の回廊とは違って、駐車場の雪をかき集めて作った壁らしい)。とりあえず近くの地獄沼三十三観音を見学しようと思いましたが、どういったらいいかわからず、近くのインフォメーションセンターに行ってみると、三十三観音は雪で埋もれているので見つけられないだろうとのこと。周りの雪を見て納得ですね^^;地獄沼には駐車場がないというので、徒歩で地獄沼に行ってみる。道路には歩道もないので結構危険!しかも地獄沼についてみると、普通に車が路中できるじゃんorz



地獄沼(左上)は湯気が立っていましたが、お湯ではなく冷泉でした。「まんじゅうふかし」という柱も立っていましたが道が完全に雪に埋もれてどこだかわかりませんでした。ゴールデンウィークではこのあたりの散策はかなり厳しいか!?



昼時になってお腹もすいてきたので、お昼は酸ケ湯温泉の中の鬼面庵で食べました。てんぷらそばを注文しましたが、てんぷらうまい!そばも癖がなくさっぱりした感じです。水は八甲田山の水のようでさっぱりしていておいしかったですね。やっぱり水がうまいところの料理はいいですね。



食べたばかりですが、お土産店のところに「そばまんじゅう」があったので試しに食べてみました。ちょっと皮がかたかったかな^^;酸ケ湯温泉自体は入らなかったのですが、ネットでみると1000人風呂と言われる混浴で、酸性度が高い温泉として有名なようです。次来るときはぜひ入ってみたいと思います。


再び雪の回廊を出て、本日のメインである奥入瀬渓谷へ向かいます。途中で今日泊まる予定の「谷地温泉ホテル」を過ぎ、ずっと山道を下っていきながら、「うわぁ、帰りはこの坂を登って戻らなきゃいけないんだなぁ」と思いちょっと憂鬱に^^;もうちょっと下に降りたところに蔦温泉もあったので、奥入瀬渓谷を見るにはこっちの温泉を拠点にするのもいいかもしれませんね!



⑨奥入瀬渓谷(14:00着)


奥入瀬渓谷はまともに歩くと13km以上あるのでとんでもないことになります。ところどころの見所にバスが止まったり、路中できる場所があるので、あらかじめ見学したいポイントを絞って見ていかないと一日かかってしまいますね^^:レンタサイクルもあるのですが、歩いてみた方がたくさん発見もあると思い、今回は自転車は使わず歩くことにしました。
観光箇所はおそらく一番見所が凝縮されていると思われる、石ケ戸~銚子大滝の間の約7km、約2時間半のコースの予定です。最終のバスが銚子大滝を4時50分くらいに出てしまうのでそれに乗り遅れないようにゴールを目指します。14時18分に石ケ戸スタートなので、計算するとほぼちょうど2時間半なのであんまりゆっくり見ている余裕はありません^^;(まぁ最悪タクシーを捕まえればよいのですが)



早速石ケ戸からスタート。写真スポットでなくても、遊歩道を歩いているだけで、傍を流れる川や、岩山、木の景色を楽しめます。似た雰囲気の場所を日光でも見たことがあるような…この時期は雪解け水が一番多くなっていることもあり、山から流れる小川の水量が多くなっていました。石ケ戸からすぐの屏風岩(右写真)が写真スポットのようです。



有名な写真スポット阿修羅の流れ。川の流れがまるで絹のように見えます。水量や光量によって見え方も違ってくるでしょうね。このあたりから徐々に遊歩道が雪で埋もれていて歩けなくなってくる…。実際は歩けるんですが、雪の上を歩くと、実は下に川が流れててなんてことがあり、その箇所だけ雪が薄くなっているので埋もれる可能性があるんです^^;ちょっとそれは勘弁なので仕方なく歩道を歩きました。道路にも雪解け水があふれているため、車が通ると、水を跳ねる可能性があります。優良ドライバーは人がいる付近は速度を落として、水を跳ねないように運転してくれますが、意識をしていないいと結構水を跳ねるので注意が必要ですね。



飛金の流れ。雑誌で見たものよりだいぶ大人しめ!?



雲井の滝あたりから滝ラッシュが続きます。もうどれがどの滝だかわからなくなってきます^^;滝の前にはたいてい滝の名前が書かれている柱が立っているのでその場では認識できるのですが、あとから思い返してみるともうどれが何の滝だか…w



白布の滝あたりまで来ると完全に遊歩道が雪に埋もれている!奥入瀬渓谷の春はいずこへ…。白銀の流れはちょっと期待外れ。



岩にがっちりからみつく古木の根!まるでタコのようです。苔といい、岩にそんなに養分があるのかと^^;

そしてようやく銚子大滝(トップの画像)!これまでの滝の中では高さはもっとも低いけれど横幅が広い!この滝があった為、この川の源泉になっている十和田湖には魚が長年住みつかなかった(現在はヒメマスが放たれ繁殖しているようです)そうです。奥入瀬渓谷の中でもメインポイントだけあって、人がたくさんいました。はぁ~、ここまで長かったなぁ!遊歩道が雪で通れなかった箇所は道端を歩いていたため、少し歩行距離が短縮されて結果的には余裕の到着となりました。これでも観光ポイントがないところは早足で進んだんですけどね。

帰りバス停で待っているとタクシーのおじさんがバスと同じ料金で石ケ戸まで乗せて行ってくれるとのこと。ありがたく乗っていったけど、後で調べたらバス(1人460円)で行くよりタクシー(800円)の方が安いんじゃんよ^^;少し多めに払ったけど、まぁ現地の話とか聞けたし情報料ってことでいっか~。今年はなんでも2週間くらい雪解けが遅いようで、例年なら雪がようやくなくなるころだそうです。奥入瀬渓谷が新緑で見ごろになるのは例年は5月下旬ごろからだから、今年は6月の上旬くらいに見ごろになるだろうとのことでした。

無事石ケ戸バス停まで戻り、休憩所で牛乳ソフトクリームを買って谷地温泉ホテルへ向かいます。あぁ登り坂きつい…


★石ケ戸バス停~銚子大滝バス停間のおおよその通過時間を記録してみました。遊歩道を歩くともう少し時間がかかると思います。

石ケ戸バス停 14時18分
飛金の流れ  15時6分
雲井の滝 15時18分
白布の滝  15時22分
白銀の流れ 15時28分
雲井の流れバス停 15時45分
玉廉の滝 15時58分
白糸の滝16時5分
双白髪の滝16時8分
不老の滝/姉妹の16時13分
九段の滝16時19分
銚子大滝16時26分

約7キロを2時間ちょいで歩いたのかぁ、目の保養といい運動になりました。




⑩谷地温泉ホテル(17:30着)


谷地温泉は400年の歴史があり、日本3大秘湯と呼ばれているようでとても温泉に入るのを楽しみにしていました。外観はちょっと古いけれど独特の雰囲気というか山奥の温泉宿的な雰囲気が好きです。ただ部屋に入ってから驚愕の事実が!



なんとカメムシが大量発生している^^;うわぁ、、虫は苦手じゃないんですが、ゴキブリとカメムシだけはムリだorz嫁は当然怒り心頭…これはまずいと思い、カメムシキンチョールという聞きなれない殺虫剤をまいてガムテープで封印していく…つかむと臭い液出しますからね^^;捕っても捕ってもカーテンや電気をつけるために引っ張るヒモにいつの間にか付いている。。諦めて食事へ。



十和田湖名物のヒメマスを中心としたご当地の食事でした。宿泊客がみんなこの食堂で食事するようで、テーブルに相席のような距離でよくも悪くもアットホームな旅館だなと^^;隣の老夫婦は広島から来たそうで、恐山や下北半島を観光してきたとのことでした。まぁ、こういう話ができるからこの配置も悪くはないかな^^;



そして温泉!これはよかったです。いかにも温泉といった感じの臭い、温度でとても満足でした。2日目の時点で1時間×2回も入ってしまった♪伊東園ホテルだけあって馬油シャンプーリンスが用意されていたのはいいけど、シャワーがないのは残念だったなぁ。頭洗うにも体洗うにも、お湯と水を混ぜて流し湯を用意しなければならないのは面倒でした。髪の長い女性は大変かも!?



そして部屋に戻ってカメムシと格闘…。シャワーの件もあり、嫁的にはこのホテルの評価は最低だったようですが、自分は雰囲気好きだし、温泉が気に入ったのでそこまで嫌な気はしませんでした。カメムシが苦手な人にはちょっときついかもですが^^;

明日も朝は早いです。温泉の余韻と少しのカメムシ臭に包まれて眠りにつきました。

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