喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



湯布院温泉に来たんだから、少しゆっくりとしながら温泉に入ったり町を散策したい・・・という気持ちはあるんですが2泊3日の大分還暦旅行。見所もたくさんあるのでどうしても忙しくなってしまいますね(それでも温泉宿の時間は長めにとってくつろげるように配慮したつもりだけれど)。一昨日からの疲れがたまっていたのか6時に起きるつもりが6時40分!金鱗湖の朝霧は気温が低い晩秋~冬の「早朝」が見ごろなので急がないと!^^;例によって弟は起きられず置いていくことになりました。。



宿から金鱗湖へは徒歩で10分くらい。まだ活動していない湯布院の町を通り抜けて湖畔へ。湯布院の町はほとんどが売店になっていますが、昭和館的なものがあったり、どこかレトロな雰囲気も漂っています。昔はガソリン安かったんだな~




⑧金鱗湖 朝霧鑑賞(7:00-8:00)


金鱗湖につくとすでに数人の人が朝霧を見に来ていたようでした。レストランが水面に反射してきれい。そして朝霧も・・・うっすら出ています。この湖自体が温泉なのかな?と思いましたが、どうやら、川から流れてくる水が温泉で温かいので冬の寒い時期には湯気が立つようです。写真でぎりぎり写るくらいでしたがいい景色が見れました(top写真)。

金鱗湖の周りは一周できる遊歩道があるのかと思ってましたが、ところどころ道が途切れていて車道に出たりしながら一周しました。



公衆の無料風呂もありますが、地元の人専用らしい。。。それじゃ家に風呂いらんじゃん。むしろ観光客専用の風呂を作ってくれればいいのに!湯布院は温泉の湧出量が別府に次いで日本で第二位だけあってほとんどの家庭で温泉引いてるらしいですしね。うらやましいったらありゃしない!


8:00 朝食


宿に戻って朝食。メイン料理以外のご飯や味噌汁、デザートなどはバイキング形式でした。昨日に続き、ここでも卵かけご飯のバイキングがありましたがこの卵がまたまた最高!大分は卵がおいしいんですね^^



朝食の後は、再び家族風呂へ。この宿は夜と朝に一回ずつ貸切風呂が予約できます。せっかく湯布院に来たからには温泉に入らなきゃもったいない!今回は「五右衛門の湯」でした。昔の五右衛門の釜ゆでにちなんで、釜風呂が置いてあります。でも中の温度はほかと変わらないのでご安心をw


9:40 チェックアウト


結局朝からのんびりしすぎて予定よりチェックアウトが遅くなってしまいました。宿の方も親切で帰り際写真を撮っていただきました。ありがとうございます!さぁ、後のスケジュールが詰まっているので急ごう!



⑨湯布院散策(9:45-10:15)


チェックアウト後は宿に車を置かせてもらって、そのまま湯布院の町観光。早朝とは違って人も多く活気のある町はやはり人気のある温泉街という感じがしました。



湯の坪横丁が人気お土産スポットのようです。試食サービスもいろいろあるんですが、湯布院限定のお土産などがありここでも家族はお土産を大量購入していました。湯布院って山に囲まれた静かな温泉街というイメージでしたが、売店は創造的でおしゃれな店が多いなと印象が大きく変わりました。



お菓子もいろいろ売ってますが個人的にはプリンどらがおすすめ!

町の散策と買い物を終えて、いよいよ車で出発。今日の天気はあいにくの曇りのち雨。降水確率50%です。今日はこの旅行で唯一の熊本県の観光地「阿蘇山」を回って、日本最大の水中鍾乳洞である「稲積水中鍾乳洞」がメインスポットになります。まずは60kmの道のりを超えて阿蘇山へ!



阿蘇山へは昨日通った九重IC経由でいきました。朝起きるのが遅かった分、すでに時間がおしていたのですが、信号が本当に少なかったので少し挽回できたのが大きかった!途中の大観峰は枯れた草原が退廃的な雰囲気を醸し出していて見ごたえがありました。天気がよければもっと見晴らしもよかっただろうな。そして遠くには完全に雲をかぶった阿蘇山が見えました。てか最近向かう先の山って、男体山といい新潟といい雲かぶってる姿しか見てないのは気のせい!?




⑩阿蘇山(12:25-13:05)


時間がないのでコンビニで昼食を買って、阿蘇山の山道へ。途中乗馬があったり、が放し飼いにされていたりしました。遠くから見ると緑が少ないし、動物もいなそうな無生物的な山という感じがしますが、実際はたくさんの生き物や旅行者でにぎわっているんですね。



こちらは米塚。一応火山だそうです。歩いて近くまで行くこともできそうですが、雨少し降っているし、服が汚れそうなのでやめておきました。きれいな形をした山なので、写真撮るだけではもったいないですね。



そしてロープウェイ乗り場に到着。今回はロープウェイではなく、有料道路を使って直接火口まで行ってしまう予定でしたが、、、、なんと通行止めになっている!原因は火山ガスの風向き^^;もちろんロープウェイも運行中止。ここまできてなんてこったorz



話を聞くと、今日一日運行中止というわけではなくて、風向きが変われば途中で運行を開始する場合もあるようです。確かに外から見てみると、火口の方がガスで覆われています…買い物してちょっと待ってみましたが、運行開始する気配まったくなし・・・あとの観光もつっかえているしなぁ。ということで、今回は火口には行かない!ということにしました。自然現象には逆らえないっす。行く時は事前に連絡して確認したほうがいいかも。



とはいえ、ガス阿蘇山の火口にいけなかったため遅れがだいぶ挽回できました^^;ある意味風を味方につけたか。場合によっては観光を飛ばそうかと思っていた原尻の滝へ。




⑪原尻の滝(14:50-15:30)



原尻の滝は山の中にあるわけでなく、普通に町に近いところにありました。こんなところに滝があるとは!写真で見たものよりも迫力があります。河原に降りてみることもできるみたいです。



東洋のナイアガラと呼ばれています。確かにこんなに横幅の広い滝は見たことがありませんね~。でもナイアガラの滝と比較するのは失礼かな?w東洋まで範囲を広げるならば、もうちょっとナイアガラに近い滝はあるんじゃないかと^^;



滝を眺めることができる滝見橋というつり橋が特によかった!つり橋は昨日の夢大吊橋に続き2本目ですが、こっちの橋は木で作られており、しかも結構古くてぼろぼろだったので渡るのに結構ドキドキしてしまいました。ここは早めにメンテナンスしないと本当に落ちるのでは!?



橋を渡ってぐるっと回るとちょうど滝の周りを一周できるようになっているのですが、なんとまた父が鳥居があるとか行って、神社の方に行ってしまった^^;母の還暦旅行なのに暴走しすぎでしょうorz

鳥居が2つもあるところはすごいに違いないよ」って言い分ですが、こんなお寺ガイドブックにはなかったぞ。「お賽銭は小銭がなかったから100円入れてきたよ」とか、目的もなく訪れた神社で何でもかんでもお賽銭入れてくるんだからもはや賽銭マニアだな^^;



でも紅葉がきれいだったので、来た甲斐があったかな。あとから調べたら二の宮神社と言って、緒方三社と呼ばれる神社の一角だった模様。



帰りは整備されたアスファルトの遊歩道を通って駐車場へ。こう見ると広い公園(?)になっているなと感じます。予期せぬ観光のおかげで時間が押してしまったので急いで次に行きたかったが、今度は弟のトイレが長かった・・・



稲積鍾乳洞は原尻の滝と同じ市内でしたが、どんどん山奥に入って行きます。でもここは大分の観光ランキングトップ10に入っていて今日のメインスポットでもあります。風連鍾乳洞とどっち行くか迷いましたが、そこまで行ったら臼杵石仏も見たいし時間もかかるということで、日本最大の水中鍾乳洞である稲積鍾乳洞を選びました。




⑫稲積水中鍾乳洞(16:00-17:25)


入場料は1200円ですが、クーポン券を使って1000円で入れます。鍾乳洞以外にも見所が多く、白蛇や観音様など縁起物がたくさんありました。羅漢寺に続き、ここにもぼけ封じ観音が!父のぼけを治してくれ~。



そして洞窟へ。水の上に網がしかれその上を歩きます。こんな鍾乳洞初めてだ^^洞窟内のライトアップはよくありますが、水があるとライトアップが引き立ちますね!



鍾乳洞は新生洞と水中洞に分かれています。最初に新生洞から観光するのが一般的な順路のようです。閉店時間近かったけれど洞窟内にはたくさん人がいました。



新生洞は水がまったくないかといとそうでもなく、水溜りや池はいろいろあります。昔はここも水の中だったわけで、天井が通常の鍾乳洞のようにツララの形をした鍾乳洞ではなく、滑らかになっているのが特徴です。中にはうずまきをしたような形も。



最終地点の天井は高く、水中にあった時代にも水に浸かっていなかったため鍾乳洞らしい形をしていました。さらに洞窟を拡大しているようですでに100メートルも開発が進んでいるようです。新しい区域が公開されたらまた是非来たい!

そしていよいよ水中鍾乳洞へ。来た道を戻るのが一苦労です。



水中鍾乳洞は、水の上を歩く箇所がところどころあり、底なしの渕など水中鍾乳洞ならではのスポットがありました。ためしに近くにある小石を池に投げてみると・・・ゆっくり螺旋を描きながら見えなくなっていった。こわっ、どれだけの深さがあるんだろう。。



最終地点にはイルミネーションが飾られており、こっちも開発中の文字が。水中60メートルまで捜査が進んでいるようです。ちなみに確認されているなかで日本で一番水深あるのは岩手の龍泉洞らしいんですけど、捜査が進んでここが日本一になる…なんてこともあるかもしれませんね。



鍾乳洞を出ると昭和の雰囲気の館に通じており、懐かしい気分に。というか自分が生まれる前の昭和の雰囲気ですね、これは^^;他にも絵の展示場があったり、動物が飼われていたり見所たくさんでした。ちなみに父は水中洞から出てくる時に、既に見学済みの新生洞に「まだこっち行ってなかったな」っていってまた新生洞の方に行こうとしたそうです^^;ぼけ封じ観音の力を持ってしてもダメだったか…

時間があれば、この近くにととろのバス停という、となりのトトロの映画で出てきたシーンに似たバス停があるそうなのですが、このままだとホテルに1時間ほど遅れてしまうため、今回は断念することに。大分道を使って急いでホテルに向かいます。



今日のホテルは還暦旅行の2日目ということでシーサイドホテル美松亭を予約していました。会席料理と、屋上の露天から見える朝日が評判の人気宿です。別府温泉も初ですからね、日本一の人気温泉はいかなるものか期待が高まります。それにしても別府は湯布院と違ってずいぶん栄えた街中にあるんですね。一見温泉街に見えないなぁ。




⑬シーサイドホテル美松 大江亭(18:50着)


18時チェックインのところ、大幅に遅れてしまった^^;でも暖かく迎えてくれました。ロビーきれいですねぇ。そしていろんなところに月初の新潟旅行で何度も見かけた「つるし雛」が!こんなところでも見かけるとは。



早速食事。豪華な懐石料理でした。ここの料理長がフランス料理も勉強していたということもあり、真鯛のポワレなどフランス風なものまで出てきて、本当に幅広い料理が楽しめました。母に還暦を迎えたことについて一言いただき、乾杯



ここでも豊後牛が出ました。こっちのほうが柔らかくて断然おいしかった^^;同じブランド牛でもここまで差がつくとは。デザートの黒豆のムースも最高でした。また、母の還暦祝いということで日本酒をサービスしてくれてどうもありがとうございました!



腹いっぱいだし、部屋でくつろいでから温泉に行きたいところですが、別府は夜景スポットがいくつかあって、その中でも21世紀に残したい日本の夜景ランキングで2位になった「湯けむり展望台」が近くにあるという情報をゲットしていたので行ってみることに。夕食がとても量が多かったので一休みして出発…といきたいところですが、ここで弟がまたもや単独行動に!ユニクロに行きたいなんて、どこでも行けるだろ^^;

ということで弟を置いて3人で出発。住所を入力しても詳細までナビが対応していなくて、途中コンビニで聞いて何とかたどり着きました。




⑭湯けむり展望台(21:05着)


やっとついた…ら、警察が見回りに来て、下の駐車場は21:00までですとのこと。なるほど21:00までっていうのはそういうことか。でもちゃんと上の駐車場に停められるので大丈夫です。駐車場をおりて20歩もあるけば展望台にたどり着きますが、、、あれ、あまりよく湯気がわからないぞ?この展望台は温泉から立ち上る湯気がライトアップされ、夜景の中にたくさんの湯気が見えるという別府ならではの夜景が楽しめるのですが、ついた時はあまり湯気が出ていなかったので、どうしたものかと思いましたが、時間が経つといろんなところから湯気が出てきて、湯気のたちのぼる夜景になりました。夜景単体で見るとそこまですごいという印象は受けませんでしたが、湯気を合わせてみてみると、別府来たんだなぁと実感します^^

ぜひ別府市には湯気のライトアップをもっと推奨してほしいですね!まだまだ成長できる夜景だと思いました!



帰りにマンガ喫茶に寄って行きました。もちろん本を読みに来たのではなく、明日のジェットスターのWebチェックインをするためです!当日チェックインするより早めにやっておいたほうが時間が厳しいLCCでは安心ですからね(結果的にこの行動が功を奏することに)。ジェットスターはWeb2日前からチェックインが可能なので家でチェックインできないケースが多いのが残念なとこですね、エアアジアは1か月前からできるのに…



そして宿に戻ってきて、いよいよ温泉に。屋上に露天風呂があり、四国や大分市を見渡すことができるのもここを選んだ理由のひとつなんです^^夜だったので全然見えなかったけれど、運よく人がいなかったので撮影もできました。



近くの別府タワーもイルミネーションがきれい。ここは別府温泉の中でも特に無色透明で湯布院とあまり変わらない印象でしたが、実際は湯布院と別府は泉質は全然違うそうです。その違いがわかるくらい温泉もいろいろ知ってみたい。

これで還暦旅行も2日目がおしまい。今日は朝一から時間が押して相変わらずあたふたした旅行になりましたが、思い返せば阿蘇山の残念っぷりや鍾乳洞の感動が印象的でした。明日も忙しくなりそうですが、最後まで盛りあげていきたいと思います。


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