喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



コロナがまた増え始めていよいよ第8波かとも言われている今日この頃ですが、もういいかげん旅行の自粛はいいかなと思い、今年3回目の旅行へ。紅葉の時期に加えて、全国旅行支援も走っているので、紅葉を楽しめるルートかつ、割引もしっかり活用して2022年11月らしい旅行となりましたw3連休もなく、今回は土日でしか行けないので、近場×紅葉×旅行割引対象旅館でアンドを取って、静岡に行くこととしました。この時期は空気も澄んでるし、きれいな富士山も見られるといいなと。


プロローグ(6:40発)


紅葉シーズンでもあるので、混雑回避のために首都高は使わず、圏央道から向かう。圏央道は車線拡大工事をやっていて、もう少しすれば対面通行も解消されそうだ。



しかし八王子のあたりで渋滞に巻き込まれる。やはり紅葉シーズンにおける山梨方面への渋滞は回避できないか。。。7km渋滞の他にもちょこちょこ詰まって、すでに予定時刻をオーバー。この先に東名高速道の工事渋滞もあるからマズイなぁ。



こちらは想定通りだが、東名道路でも渋滞が発生。右ルートと左ルートのうち、左ルートが工事中なのだ。ここは想定通りだが結果的に1時間以上は押しそうなので、当初予定していたエスパルスドリームプラザはパスかな~とリプランニングを開始。天気がいいから富士山を見られる観光ポイントは残そうと思い、最初の観光ポイントは薩田峠に変更し、新清水ICで下車。
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6:56 常総ICイン ※8:10 八王子付近で渋滞発生
9:00 海老名JCT ※左ルート閉鎖による渋滞発生
10:12  新東名イン
10:37 新清水IC下車
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ただ渋滞は長かったが、富士山もきれいに見えた。富士山に気を取られて事故なんて起こしたら洒落にならないですが。



薩埵峠への道はちょっとわかりにくく、最初高速道路に付随している場所に案内され、道を戻ることになったが(ただでさえ時間がないのに!)、ナビで薩田峠のトイレを検索して、そこに向かって何とかたどり着けたのだった^^;周辺はミカン畑だらけです。


①薩埵峠からの富士山(11:15-11:25)


ここでの見どころは、やはり駐車場から臨める富士山。駿河湾と国道1号もセットで見られるということで、東海道五十三次の1つにもなっている名所です。駐車場から早速1枚。海もきれいだしいい景色です。この時期はまだ富士山の雪はあまり目立たないですね。



駐車場にはトイレと、無人ミカン販売所があるのみ。何人か先客がいて、駐車場は1台しか空きがなかった!



せっかくだからミカンを買っていきますか。みかんと言ったら和歌山と愛媛というイメージがありますが、夏に行った愛知の蒲郡もそうだし、東海地方にはみかんの産地がたくさんあるのですね。200円で7個も入ってました。ちなみに遊歩道がありますが、通行止めになっていた。調べると展望台もあるようです。さて、まだお昼前ですが、海鮮市場は混みそうなので早めに行くことにします。エスパルスドリームプラザをパスすれば、ちょうど時間通りくらいになりそうです。(そう、元のプランからするとすでに1時間半くらい遅れているんです。。)

②清水魚市場 河岸の市「ととすけ」 (11:55-13:20)


お昼はやはり海に来たからには海鮮ランチにしようと思い、店がたくさん入っている河岸の市へ。狙いはマグロのカマを揚げて甘く味付けた一品(ととすけ揚げ)が美味しいらしい「ととすけ」です。たくさん店があるから駐車場に入るところからすでに渋滞。みなさん、どの店を狙っているんでしょうか?



1Fと2Fに分かれてますが、ととすけは2F。結構混んでます。さすがに分散しているのか、ととすけは6~7組待ち。まぁ30分くらいなら待つか。2Fには近隣の小学生の作品やマグロのオブジェなどいろいろ飾られていて見ていても楽しかった。清水港はかつては「冷凍刺身まぐろ水揚日本一」だったそう。小学生の書いた、まぐろのアピールが印象的。



ようやく入店。陽菜はあまりお腹が空いていないとか言ってるので、海鮮丼+ととすけ揚げセットを3つ注文。りっくんが相変わらず「ブリが食べたい」というので、ブリそのものはなかったがカンパチの刺身があったので、それを多めにしてもらった。ととすけ揚げおいしいです!世界の山ちゃんの手羽先に似た味付けで、ただでさえおいしいカマが香ばしく甘じょっぱく、最高のごちそうになってました。お酒にも合いそうです。ビニール手袋を使って食べます。「これめちゃくちゃおいしい」と陽菜も喜んでました。結局1人で食べてましたね。



メインの海鮮丼は、駿河湾産のさくらえびと生シラスに、まぐろと本日の刺身4種くらい入っていた。まさに清水港の海鮮丼という感じでしたね。これで1500円くらいだったか?他だったらこの値段で絶対食べられないでしょう。安いだけじゃない、って河岸の市のどこかに書いてあったけど、味ももちろんおいしいし、コスパとしては最高だと思いました。



食べ終わった後、少し散策。まぐろのぬいぐるみやご当地の缶詰などいろいろ売ってました。この後は三保の松原へ。この天気の良さなら富士山もきれいに見えそうです。


③三保の松原(13:45-14:20)


こちらに来るのは8年振り2回目。陽菜の初旅行で来た時以来です。その時はちょうど世界文化遺産に登録(2013年)された直後だったのでとても混雑していましたが、それから8年経ってもたくさんの人が観光していました。



階段を上がり、木漏れ日をくぐりぬけて「天女に会える、そんな気がする」海岸へ。さすがは世界遺産、とてもきれいに整備されています。



海岸へ降りる。くつに砂が入りやすいのでりっくんは20歩歩くと靴の中の砂を取り払ってましたねw平べったい石が多いので、みんな海に向けて水切りしたり、写真撮ったりしてました。自分も水切りしたが、波が邪魔で3飛びくらいが限界!



富士山をバックにした海岸での1枚。前回来たときは雲がかかってあまり見えていなかったが、今回ははっきり見えました。



羽車神社。ここにぽつんと建っているのは不思議な感じ。この後行く神の道の先にある御穂神社の離宮になります。



こちらは羽衣の松。天女が衣をかけたとされる松で、3代目らしい。天女が衣をかけたのなら、何代目とか代替できるものなのかというツッコミはあるが、樹齢は300歳。江戸時代からここに立っていたのならば、衣なり、なんなり掛けられた経験をお持ちなのではないかと思わせてくれる。


④神の道~御穂神社(14:20-14:50)


続いて、三保の松原から続いている神の道の散歩。想いで深いのが陽菜がここでベビーカーを一生懸命押して歩いていた姿。今や小学4年生だからなぁ。ご本人はまったく記憶にないようですが、親としては大きくなって歩いている姿を見ると感慨深いものがあります。



神の道の両サイドには意外と古くて切られてしまった松が多いことに気づく。一方で、植林されたのか小さな松も。松も生き物ですし、文化遺産なので次の世代の松をしっかりと残していかないといけないですからね。しっかり管理されているなと。すべて見学無料なのが改めてすごいです。



神の道の終着点に御穂神社があります。結構歩いて疲れてきたが、軽く見ていこう。



前に来たときはあまり気にしていなかったけど、この神馬は子供の守り神なんだな。8年ぶりのご対面。子育という言葉の通り、この時期は七五三参りしている家族も見られた。

気が付けば結構時間が経っていた。実は今日の宿は、チェックインが17:00までとなっていて、遅れる場合は必ず連絡をくださいとのことでそれに間に合うようにプランを立てていたがちょっと厳しいか!?神の道を戻って、ちょっとお土産を買いたいという話も出たが、明日もこの辺り通るしその時に買おうということで次へ急げ!


⑤日本平ロープウェイ(15:15-15:35)


ここでは、日本平ロープウェイからの紅葉と久能山東照宮への参拝が目的だが、、道中感じたのはあまり紅葉はしていない?とりあえず駐車場到着。。も、車が満車で停められない!3周くらい回ってようやく駐車できたのだった。。Webで割引クーポンを取って、往復券購入!



ロープウェイは10分刻みで出ていると聞いていたが、今日は混んでいるのかずっと往復ピストン発車していた。ツアー客とかもいたので一回待ちになったが、あまり遅れないで乗れた。



ロープウェイからの景色。このロープウェイ、地上に対してかなり高いところを通っていて、高度感あったなぁ。こう見るとやっぱりあまり紅葉している感じはないな。


⑥久能山東照宮(15:40-16:25)


ここはロープウェイ往復だけではもったいない。徳川家康の墓がある久能山東照宮もセットでみていきましょう。入場券を買って、御朱印の記帳をお願いして、お寺へ。これは徳川家康の手形でしょうか?ちょうど自分と同じくらいの大きさ。昔の人にしては大柄な人だったんでしょうか。



お清めの水はコロナ対策仕様。陽菜が「飲んでいいの?」と言っていたが、これが新しいお清めの形。飲んじゃイカン!それにしても立派なお寺。こんなに大きなお寺だとは思っていなかった。この先はどうなっているんだろう…?と期待が高まる。



社殿へ。最近子供に何をお祈りしたの?とよく突っ込まれる。自分はまず旅行の安全。そして家内安全を祈るのが基本だが、陽菜は「コロナが世界からなくなりますように」と祈っているらしい。神かよ!俺より数段目線が上とは。りっくんは飛び石でケンケンしないでください。


さらに階段を登っていくと、家康のお墓登場。天下を取った人間が眠る場所と考えるとすごい場所だなと思う。「あの建物、日光東照宮でも見た」なんて声が近くから聞こえてくる。



家康の墓の周りには、「金の成る木」や「愛馬の墓」などがあった。金の成る木なんて、家康の墓にはぴったりですね。時間もないのでそろそろ戻るか。



帰り際に、行きに見逃していたスポットに軽く立ち寄る。ここでも神馬が出てきた。御穂神社の神馬よりもリアルでかっこいいな。子育祈願なのは共通しています。



帰り際に、久しぶりに御朱印をゲット。御朱印自体はコロナ禍でももらっているが、直接御朱印帳に書いてもらうのはこれが数年ぶり。事前に紙に書いた御朱印を配るのが多かったですからね。御朱印集めも大分空いてしまいましたが、また持ち歩いて集めたいな。帰りのロープウェイもピストン運用だったので、割とすぐに乗れました。久能山東照宮、想像以上の名スポットでした。



帰りのロープウェイからは、日本平側がよく見えたが、こちらの方が少し紅葉している様子が見えるかも。



売店ではみかんジュースが売っていて、飲んでいくかなと思ったがかなり小さめの紙コップで1杯200円!これは3杯くらいお替りしないと足りん…夕食前ということで我慢だな。というか峠でみかん買ったやつ食べないと。旅館でいただくとします。

さて、今回の旅行プランとしては観光箇所は静岡市清水区で固めているから明日も海洋研究所など行くのだけど、宿泊場所だけはちょっと離れて1時間強くらい北上します。近場の宿でもよかったのだけど、せっかく全国旅行割引使うなら、行ったことのない温泉地がいいかなと思い、「梅ヶ島温泉」を選びました。結論としては梅ヶ島温泉の温泉が非常によくて遠い場所を選んだけど良かったと思います。とりあえず17時には間に合わないので18時頃着くと連絡を入れて、急ぐことに。途中静岡市内で渋滞もあり、18時ちょい過ぎの到着となりました。道中は道が狭くなったり、街灯も少なく、そういう危険を回避するためにも確かに早めに到着するのがよいかなと思います。


⑦梅ヶ島温泉 いにしえの宿 いずみや旅館(18:10チェックイン)


このご時世のためか少ない人数で回されているようで、最初受付に人がいなかった。夕食の対応で忙しいのかな。受付で全国旅行割引の適用を済ませて、早速チェックイン。全国旅行割引については、コロナワクチン接種3回目が完了している確証として、証明書(3回目のワクチンを打った時に発行してもらったもの)を大人分だせば、子供にも割引が適用された。クーポンについても土日は1人1000円ということで、紙で印刷されたものを受け取って、電子決済でするならアプリを落としてQRコードを読み込めば、チャージされるという仕組み。クーポンは4人で4000円もらえるので、観光費などに充てればかなりお得だなと思った。



部屋は広く、昔ながらの和室。この旅館自体かなり昔からあるようだが、きれいに掃除されているという口コミは多く、実際その通りだったかなと思う。廊下やトイレも部分的にメンテナンスもされていてとてもきれいでした。


夕食(18:40-19:30)

到着も遅かったからかすぐに食事が用意され、個室へ案内いただく。今回のプランはジビエ料理ということで、普段食べられないような食材が楽しめるプランです。



左側がシカ肉のたたき鴨ロースト、右側がぼたん鍋(猪肉)。シカを食べたのは初めてだと思うけど生肉でいけるのか!脂身が少ないたんぱくな味だった。猪肉は豚肉のコクを強くした感じで普通においしい。シカも猪も山でたまに見かけるが普通においしいんだなと改めて思ったのだった。まぁ免許も許可も得ていない人がやると鳥獣保護法に違反するのでしょうが。



山の幸が中心ではあるが、刺身もあります。ここではりっくんの念願のブリの刺身が2切れ登場。陽菜からかき集めて海鮮丼を作ってました。それお昼も食べたでしょ?料理全般おいしくて、一方で子供の分も量が多かったので残したものも自分が詰め込んだのでいつもの通りお腹いっぱいです。


風呂(19:55-20:55)


この旅館の楽しみの1つが温泉。口コミではめちゃくちゃ評価が高かったですからね。山に囲まれた静かな環境なのでぜひ露天風呂でくつろぎたいところですが、残念ながら露天風呂(洞窟風呂)は故障中でやっていないようです(コロナ禍があけて繫盛しないうちはなかなか修理の機会もないか…!?)。りっくんは「ママと入る!」と言ってきかないので、仕方なく女湯へ。小学1年生ですからね、そろそろ犯罪ですよ。次から男湯に入ってね。



しかし、内湯だけとはいえ、その泉質は確かに最高。硫黄の香りと、入ったらすぐにわかるヌルっとした感覚で特徴的な温泉でした。近いところだと伊豆の堂ヶ島温泉の泉質と似ているが、ここまで硫黄の香りはなかったか。でも臭いもきつすぎず、泉質を楽しめるという点で印象深い温泉だった。一応露天風呂への扉は鍵もかかっておらず、暗いですが洞窟風呂を見ることはできます(お湯がたまっていない)



風呂から出たら寝るだけ、山の旅館はそんなところもいいですね。旅館の近くに川が流れていて、小さな滝があるようで川の流れの音を感じながら寝られるというのも個人的には好みです。昼間買ったみかんを食べる人は食べて、寝ましょう!…と思ったら陽菜はお笑い番組を見ていて22時半くらいまで起きてました。

自分は40歳になる前に残りの期間で何をしようか考えてましたが、結局そんなにまとまらず諦めました。日々後悔なく生きていけばそれでいいかとも。旅行に行っているこの時間は間違いなく貴重で、やっぱり心の癒しは頻度あげていくことでQoLも上がると思うので、30代最後まで楽しくやっていきたいです。

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