喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



初の夏油温泉に宿泊し、スマホもテレビも見ずいい感じで脱ITして過ごせました。明日は出社なので今日は早めに帰宅しておかないといけないということもあり、そんなにゆっくり観光する時間はありませんが、せっかくなので外湯は改めて入ってきたいと思います。



今日は午後からは雨の予報も出ていたが結果的には晴れでした。これで6月中旬というのに、まさかの4日連続晴れ!旅行的には大変恵まれた天気となりました。それにしても気温が高い。夏油温泉は山の中なので涼しいはずなのに部屋にいると暑く感じます(エアコンがないから扇風機で過ごすしかない!)


(朝食7:30-7:50)


まずは朝食から。和定食で見た目は質素ではあるが、ご飯は1杯おかわりでこれでちょうどよい量でした。





毎日食材を狭い道を通って山の中まで運搬しているのでしょうね。料理人だってそろえるのは難しいでしょうから、これだけの朝食が出てくるだけで十分と思います。



朝食の後は、無料コーヒーで一服。古き日本の宿という雰囲気で、癒されます。



玄関には既にチェックアウトをすませて出ていく客も。どうやら登山客が多いようですね。6人パーティもいれば、ソロ登山客も。この辺りは熊の目撃も多そうだし、個人的にはちょっと危ないんじゃないかと思います。



さて、出発が遅くなってもよくないので、早速温泉に行ってこようかな。昨日は暗くてあまり探索はできなかったけど、せっかくなので夏油温泉のマップに乗っているちょっとした立ち寄りスポットにも寄ってみます。それがこの薬師神社



大湯への道の反対方向に少し歩くくらいなので、さっと観光できますが、奥に生えていた杉がとても多きく迫力ありました。この杉は約900年前に夏油温泉が発見され、この薬師神社ができたと同時に植えられたそうで、かなり古い歴史があります。夏油温泉もそんな昔からあるんですね。

(温泉 8:10-8:45)


昨日は大湯が熱すぎて入れなかったが今日はどうか?うーん、熱い。熱すぎる!むしろ人があまり入っていないから余計に熱いのか。。。



隣を流れる川の水を混ぜて何とか温くできないものか。。。残念ながら水を汲むのは結構大変な上、1杯やそこらで入れる温度にはなりません。。



となるとやはり疝気の湯だな。この温泉はぬるめでちょうどいい。疝気の湯も大湯もこの直下から温泉が湧きだしており、明るいと泡がポコポコあがっているのがみえた。



ちなみに夏油温泉は冬場は2~3メートルもの雪で覆われてしまうため、11月10日までには大湯や疝気の湯の前に組み立てられた脱衣所は取り壊すようだ。ひと手間も二手間もかかっているんですね。

(チェックアウト 9:20)


ということで、温泉も十分堪能しチェックアウト。出発間際にオーナーと「大湯は熱過ぎますね~。川の水で埋められるといいんですけどね。」と、話していると、以前川の水を取り込んで調整したこともあるが、常連さんからクレームが入ったらしい。あと、夏は熱くて入れないが、春と秋は気温が下がるため他の温泉がぬるくなり、大湯がはいりやすくなるんだそうだ。なるほど、うまくバランスが取れているんだなと思った。また機会があったら、涼しい時期に大湯にチャレンジしに来たいと思います!



さて、今は入れないが洞窟蒸し風呂が近くにあるとマップに書いてあったので、夏油温泉を出る前にちょっと見てみようと思い山の中へ。



でも残念ながら見つけることができなかった。橋が崩れ落ちているようなものは発見したので、この先だったのだろうか。。手前には既に廃業となった夏油山荘があり、夏油温泉もなかなか経営が苦しい状況であることが伺えた。



夏油山荘に隣接する形で建っているこの夏油温泉観光ホテルも今シーズンからの営業を見合わせて、新しいオーナーを探している最中とのこと。1~2年で新しいオーナーが決まらなかったらボロボロになってしまうだろう。いい買い取り先が見つかると良いが。。日本の人口も減って、過疎化も進んでインドアの娯楽が浸透している今、多くの観光施設が同じような状態になっているのだろうな。



で、この後は中尊寺に行くことに。最初は歴史公園えさし藤原の郷に行こうと思ったが、帰り道に近い方が良いし、17年前に行ったときの記憶がかなり薄かったので、もう一度ちゃんと見てこようと思いまして。夏油温泉からは一時間もかかりませんでした。結構近いんだな。



㉘中尊寺・金色堂(10:40-12:15)


場所は去年の岩手旅行で来た毛越寺のすぐそば。毛越寺はちょっといまいちだったんだよな。天気が悪かったというのもあるけど。久しぶりの中尊寺に期待です。



最初はこんなに登ったっけ?というくらい登り坂ですね。母は大分疲れた様子。参拝路があって、その両側にお堂がたくさん建っている感じ。



弁慶堂、薬師堂など、両側のお堂を少しずつ見学していく。御朱印もあるが、全部もらっていたらきついから、本堂と金色堂だけ確実にゲットできればいいかな。



こちらが中尊寺の本堂。無料で中に入って参拝できる。にしても陽射しが強い。6月だけど真夏の陽気です。日陰に入りながら進まないとすごく日に焼けそうです。



本堂の御朱印はしっかりもらっていきます。しかし、本堂というわりには大分全体マップからすると手前にある気がします。やはり本丸は金色堂なのか!?



やがて大きな建物が左手に出てきた。これは讃衡蔵(さんこうぞう)といって中尊寺にかかわる資料館のようだ。この建物、前回来たときあったっけ??少なくとも金色堂は入った記憶があるが、この建物は覚えがなかった。今は金色堂とセットで入場料を払うので、前回は別々とかで讃衡蔵には入らなかったということかな。



蔵の内部は薄暗く、涼しく、外の猛暑を避けて一休みするという意味でも良かった。展示物も非常に多く、ビデオもあるし見ごたえありました。讃衡蔵を出るとお土産屋が。かりんとう饅頭がおいしそうと言っているが、さすがにここで買わなくてもよいだろうし、食べ物がジャンキー過ぎるぞ^^;





讃衡蔵を過ぎると、見えてきました「金色堂」。この金色堂は外観を守るために金色堂の周りにお堂を建てているわけでうが、さすがにきれいに保存されています。この金色堂の床等には藤原氏がそのまま安置されているそうでミイラがいるのか?と思うとちょっと怖いな。



そして金色堂の御朱印もゲット。中尊寺って思ったより参道が長く歩き疲れたなということと、やはり一番人気と印象に残るのは金色堂だなということを再認識したのであった。来た道を戻るのも一苦労でしたが、母が頑張ってついてきました。岩手から実家までは4~5時間かかるので、ここで昼食を食べて帰路につくのがよさそうかな。

(昼食 12:20-12:45)


お昼は駐車場に併設されている蕎麦屋でいただくことに。



すごく太い蕎麦だ!しかし、麺をゆですぎなのか食感がよくない。。店も混んでいるから一気に茹でて行かないと間に合わないんだろうけど、この太麺がデロデロしているのはちょっと残念だったかな。ごちそうさまでした。



ここからはガソリンを入れて、眠くならないように父と交代して運転するのみ。大和付近でこの旅行の総走行距離1000キロを達成したのだった。



仙台に入って、今回は常磐道の方から帰ります。ここまでくると、GWの旅行と同じルート。1年で3回仙台まで来ているんだよな、珍しい。

(南相馬鹿島SA 14:35-15:00)


セデッテ鹿島で休憩。コーヒーを買ってここで父と自分も運転交代です。



季節は七夕相馬野馬追は今年は5/26に開催だったようで、開催直後ですね。参加者の熱いメッセージが飾ってあったりして面白かった。



番外編:勿来ドライブ(16:05-16:35)


車の中では、昔勿来に泊まりに来たときの話などで盛り上がっていて、久しぶりに勿来に降りて、宿とか見ていくかということに。弟が高校に入るまで、ほぼ毎年勿来海岸の民宿に泊まっていたんですけどね、そのあたりの宿も今は閉まってしまい、大分新しい施設が立っていました。



特に自分が小学2~3年くらいまでは花車という宿に泊まっていて、この宿の裏手から砂浜に出て海水浴したものです。自分1人でも断片的な記憶がありますが、父母と話していると、そうだったかという気づきがあり、面白いです。あの頃の写真も実家のどこかに残っているのかもしれないけどなぁ。また今度探してみるか。父母も久しぶりに勿来や小名浜で泊まるのもいいかもなんて話していました。敢えて昔に行ったところを回るプランにして懐かしんでもらうというのもいいかもしれないですね。

(自宅着 17:45)


ということで、帰りは渋滞もなく予定通りに帰ってこれました。3月の紀伊半島一周の時と同じく、つくばに戻って、みんなで夕食を食べて解散という流れです。

(夕食 19:20-20:30)


最初はまた寿司がいいという話だったけれど、海鮮は結構食べたし、妻も自分が不在の間は妻の実家に帰省し寿司を食べてきたらしい。なら新しいところに行ってみようということで、あえて中華を選んでみた。近場にある「えん弥」というお店です。入ってメニューを見ると結構安いですね。1人それぞれ一品料理とチャーハンのセットを頼もうとすると、店員さんが「かなり量が多いので、6人なら3~4セットがちょうどいいです」と。たしかにりっくんはそんなに食べないし、妻も小食だから4セットと、追加で豆腐や小籠包などサイドをいくつか頼んでみたが。。。



想定より多く出てきました^^;これはぱっと見、食べきれる気がしない!とりあえず自分は1.5~2人前食べるかと思い、何とか食べていくが、、減らないですwちょっと時間はかかったがほぼほぼ食べたかな。特に陽菜が相当食べてた。このセットをだいたい1人前食べてたんじゃないか??間違いなく妻より食べていたと思います。頼りになるわ。



というわけで、旅行の終わりに中華で満腹という形で無事終わりました。今回の旅行は食も充実していたし、満足満足。父母とは、月末の弟の奥さんとの顔合わせで呼ばれているので、またそこで会う予定。大分この旅行の間も間食していたので、生活リズムを戻して健康に過ごしてほしいと思います。

まとめ
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投票制による、この旅で良かったところベスト5を決定!

■今回の旅行のベスト5
1.銀山温泉(⑥⑦⑧)
2.玉川温泉(⑰⑱⑲)
3.中尊寺金色堂(㉘)
4.蔵王・熊野岳(①②)
4.夏油温泉(㉗)

温泉旅行だけあって、ベスト5に今回の目玉温泉が3つランクインしたのは納得。銀山と玉川で票が分かれましたが、自分の中では初の銀山温泉ということもあって、やはり銀山温泉が上回りました。でも玉川温泉が初めてだったらインパクトの大きさからもっと拮抗したかもしれません。母は2回目とはいえ、なお銀山温泉を1位に持ってくるわけですからやはり一度は行くべきところだったなと。3位の中尊寺は最終日に決めたので驚きですが、17年振りに行って改めてよさが分かったというか、一度行ったところも時間を置いて行くのはいいものだなと思いました。蔵王とショート登山は、旅行の中に登山を組み込むという珍しい試みですが、景色も良くほどよい疲れで気持ち良かったですね。個人的には田沢湖遊覧船もすごくよかった。総じて言えるのは、6月中旬でいてすべて天候に恵まれたという気象条件もよかったこと。登山も田沢湖も、温泉散策も青空のもと実施できて全体的な満足感もあがったのだろうと思います。

【詳細】



■グルメ賞ベスト3
1.1日目夜 永澤平八の会席料理
2.2日目夜 玉川温泉のバイキング
3.1日目昼 ぐっと山形のさくらんぼと山形プリン

今回の旅行は、ご当地グルメが充実していてよかった。3位までにあげたもの以外でも、米沢牛ハンバーグ、横手やきそば、盛岡冷麺といろいろ食べられたし、3位にあげたさくらんぼは大袋でサービスしてもらえて、それこそ3日目まで食べ続けられとてもお得だった。


■残念だったで賞
・花火アム:上映の時間に間に合わなかったのと、時間がなかったので見学があっさりしすぎてしまったかな。
・田沢湖金色大観音:営業終了していたとは。。でも退廃的な雰囲気がとても印象にのこりました。今後の行方に注目です。


■旅の忘れ物
・秋田の湯沢、横手や大曲付近
・岩手の花巻付近

今回はかなり移動範囲が広かったのでポイントを絞ってしまった。もう少し時間があれば、じっくり観光してみたいところも多かったな(秋田の川原毛地獄など)。

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