自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

鎖骨日記【86日目】

2007-05-20 | Weblog
 昨日の「若冲」展、意外と若者も多かった。図録を読んで見ると最近は、ちょっとしたブームのようである。若冲は学生の頃から個性ある画家として、北斎とともに好きな画家であった。私としては、西福寺の「仙人掌群鶏図」こそ一番の迫力で傑作と言う思いだ。(勿論今回は展示されていないが)
 2000年に開催された京都国立博物館での若冲展で展示があり、昨日ほどの混みではなかったので、ゆっくりため息と共に観ることができた。そのときは先日名古屋で見たジョンプライスコレクションの升目書き屏風や「動植綵絵」からも13幅出展されていて、これでもかというぐらいの展示だったが、一番は「仙人掌」で大いに満足したのを覚えている。この絵は寺では11月3日だけ公開されるもので、普段はなかなか見ることができない。鹿苑寺の障壁画も知識としてあっても現物を近くで見ることなどそうできるものではない。
 本物を見るとき、画家がどういう気持ちで書いていたのかを想像するのは楽しいものだ。しかし、背中を押されるように見るのではなく、ゆっくり見たかった。
 昨日の波山の作品は、映画「HAZAN」で榎木孝明(波山)と南果歩(妻)が大変な苦労した姿を描いていたので、山の神と「苦労したんだよね」などといいながら映画とダブらせてみていた(笑)。

 午後、椿神社クロスバイクで往復。西風がきつく、堪える。走行43km
 
コメント