そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

クロマグロ禁輸?

2010-03-13 21:57:10 | Economics
クロマグロ禁輸が焦点、ワシントン条約会議開始(読売新聞) - goo ニュース

シー・シェパードの件や、「ザ・コーヴ」のアカデミー賞受賞などが耳目を集めている状況だと、このクロマグロ禁輸の件もついつい同じ文脈で考えたくなってしまいますが、さすがに動物愛護の観点でクロマグロを保護しようという主張はないと思うので、別モノとして考えるべきでしょうね。
これは純粋に水産資源保護という観点で論じられている話かと。

禁輸などと聞くと、未来永劫マグロが食べられなくなってしまうのではないかと心配になってきますが、つい最近読んだ「魚の経済学」に書かれていたことを受け売りすれば、魚が自然に再生する資源であることを考慮に入れなければなりません。
禁輸や漁獲制限で、漁獲量が減れば一時的にマグロを食べにくくなるけど、時間が経つにつれて個体数が増えてまた食べられる量の復活が期待できる。
実際クロマグロが禁輸しなければならないほどの危機にあるのか、科学的根拠があるのかは知りませんが。

ちなみに、リンク先の記事によれば、日本はクロマグロ漁獲量の世界全体の約8割を消費しているそうですが、「魚の経済学」によれば、広くマグロ類(含カツオ)ということになると欧米でもツナ缶として消費はけっこう多いそうです。

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