レンコンの部屋

日常の感じた事など

母の入院

2012-02-23 11:13:39 | 日記
私の母は、脊髄小脳変性症という病気で

遺伝性はないタイプということですが

70代で発症し、現在経口摂取が困難になってきて

体重が激減したため、

今回胃瘻造設のため、昨日入院しました。


私は、脳血管障害で食べられなくなった患者さんをたくさん見てきたので

食べられなくなったら、胃瘻もあり!という考えでいままできました。

実際、点滴から胃瘻に変えたら、表情が豊かになり笑ったり、

話をするようになったり・・という患者さんをたくさん見てきたのです。


もちろん、母の病気を知った時、

いつかはこうなる時が来ることはわかっていましたが、

いざとなるとやっぱりこれでいいのかと考えてしまいます。



16日に、胃瘻を作らないと生きていけなくなる

そのためには、本人を説得しなければならないということで

実家に行って、母は言葉がほとんど出ないけれど

意思はしっかり?持っているため

説明をし、母の本音を聞きました。


夏に父の法事をするまでには

このままでは体力が持たないこと

その時、私の家族(孫やひ孫たち)に元気で会いたいか

いつまでも笑っていたいよね・・・

胃瘻を作っても

寝たきりになっても

実際、その時だって、私が泊まっていた数日間は

笑っていたのだから

だから、栄養確保のためには

胃瘻という選択肢は決してやりすぎの医療行為ではないはずと信じて

聞いてみました。


母は、孫やひ孫に元気で会いたいとはっきり意思表示をしてくれました。

ただ、そのために、入院して胃瘻の手術を受けるということに対しては

覚悟して頑張るということにはならないようで・・・


実際、認知的なところで、子供のような感情になってきているのかもしれません。

妹とも相談し、胃瘻造設を決断し入院。


一週間後の手術前に

経鼻カテーテルで栄養を入れ

体力をつけ、胃腸の準備をするということなのでしょう・・・

また、その手術当日に横須賀に行きますが

もしかして、管を抜かれないために抑制されていたり

トイレも、失禁していなかったのが

きっと、「オムツにしていいですよ」とか言われて

また、泣きながらオムツ内排泄を強いられているんだろうな・・・

なんて考えると、切ないですが

これが。入院施設の看護の現状だと思うので

あまり悩まないようにしようかと思ってはいます。

生きていくのって大変です。