レンコンの部屋

日常の感じた事など

初めてのエンゼルケア

2020-05-23 16:03:32 | 日記

訪問看護の世界に入って、もう少しで2カ月

今週に入って、終末期の方が、家に帰りたいということで、サポートをお願いしたいと連絡があり、小規模の事業所ならではのフットワークの軽さで

連絡のあった翌日に退院、退院前のカンファレンスに参加し、その夕方には、契約と初回訪問

翌日からは午前と午後2回の訪問をしました

高カロリーの輸液を行っているため、その交換と腹水ドレナージをしているため、その管理

緩和ケア病棟で得た経験と知識を存分に生かしてと思っても

何せ、場が違うためできることと、できないこともあり

それでも、在宅は、家にある物を使って工夫するということで、友人とその利用者の奥さんと色々話をしながら

不安なことはないか、痛みに関して、レスキューの使い方、一日ごとに状態が変化していくため、少し前に情報をできるだけ伝えるようにしてきました

それでも、退院して一週間もしないで、お亡くなりになってしまったのです

病棟では何回も行ってきたエンゼルケア

奥さんに着せる服を選んでいただき、洗髪や清拭など保清して、着替えをしました

メイクは、HOTパックのあと、保湿クリームをつけて、友人が持ってきたBBクリームが少量しかなかったため、

保湿クリームで延ばして、キレイにメイクしました

笑ってるようなとても穏やかな表情になり、奥さんもお友達の人も泣きながら、喜んでいました

しっかり、冷却も説明して、今まで行ったようにできたことに、我ながら感心していました

病棟では、3交代だから、スタッフそれぞれが気持ちを分け合あっていられるけれど

訪問は家族と私たちだけだから、なんか、重くてね・・・

まるで、家族の一員になった気分で寄り添ったりして・・・

こういうことは、頻回にあると、気持ちが持たないかも知れませんね

何回経験しても、あー終わったって気分になれないですからね

とりあえず、髪を切って、気分を変えました