訪問看護の世界に入って、もう少しで2カ月
今週に入って、終末期の方が、家に帰りたいということで、サポートをお願いしたいと連絡があり、小規模の事業所ならではのフットワークの軽さで
連絡のあった翌日に退院、退院前のカンファレンスに参加し、その夕方には、契約と初回訪問
翌日からは午前と午後2回の訪問をしました
高カロリーの輸液を行っているため、その交換と腹水ドレナージをしているため、その管理
緩和ケア病棟で得た経験と知識を存分に生かしてと思っても
何せ、場が違うためできることと、できないこともあり
それでも、在宅は、家にある物を使って工夫するということで、友人とその利用者の奥さんと色々話をしながら
不安なことはないか、痛みに関して、レスキューの使い方、一日ごとに状態が変化していくため、少し前に情報をできるだけ伝えるようにしてきました
それでも、退院して一週間もしないで、お亡くなりになってしまったのです
病棟では何回も行ってきたエンゼルケア
奥さんに着せる服を選んでいただき、洗髪や清拭など保清して、着替えをしました
メイクは、HOTパックのあと、保湿クリームをつけて、友人が持ってきたBBクリームが少量しかなかったため、
保湿クリームで延ばして、キレイにメイクしました
笑ってるようなとても穏やかな表情になり、奥さんもお友達の人も泣きながら、喜んでいました
しっかり、冷却も説明して、今まで行ったようにできたことに、我ながら感心していました
病棟では、3交代だから、スタッフそれぞれが気持ちを分け合あっていられるけれど
訪問は家族と私たちだけだから、なんか、重くてね・・・
まるで、家族の一員になった気分で寄り添ったりして・・・
こういうことは、頻回にあると、気持ちが持たないかも知れませんね
何回経験しても、あー終わったって気分になれないですからね
とりあえず、髪を切って、気分を変えました