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レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

狙撃者

2025年03月21日 20時43分37秒 | サスペンス

「狙撃者」
原題:THE SNIPER
1952年 アメリカ 88分
■監督:
 エドワード・ドミトリク
■出演:
 アドルフ・マンジュー
 アーサー・フランツ
 ジェラルド・モーア
 マリー・ウィンザー

●あらすじ
女性を憎悪する男が些細なことを理由に
ライフル銃で連続殺人事件を起こして人々を恐怖に陥れていた。
一方、彼には忌まわしい過去があり、
本人も殺人への衝動を抑えられないことに苦悩しているのだった。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
時代を先取りしたテーマの映画。
根本的に女性嫌いですぐにカッとなり、衝動的に女性を殺してしまうが
後からそんな自分を嫌悪し反省して、警察に自分を捕まえて凶行を止めてほしいとお願いする。
そんな犯人像は、今見ても結構新鮮である。
まあ今みると、女性嫌いと言うよりかは、童貞を拗らせて女性との付き合い方が分からない男に見えるが。
内容はかなりハードなはずなのだが、制作された時代背景なのか、
犯罪を行うのも捜査をする警察官のどちらの描写も、何かのどかな感じ。
犯人がライフルで狙撃をする場所も、被害者に非常に近い場所に陣取ったり
人から目撃されやすい場所だったりと、あまり深く考えていなさそうな辺りが最高だ。
まあその辺の緊張感はいささかユルイが、カメラワークだったり町の風景とかは最高に美しい。
特にラスト付近の、犯人とそれを目撃するトンネルに登っている男とのカメラワークは、
非常に斬新でかつスタイリッシュだった。
ラストのオチも、こういった作品としては非常に珍しいと言えるが
だがこの犯人像からすると、ちゃんとしっくりするようになっている辺りも脚本が素晴らしいと言える。
決して観た方がいいとは言えないが、観ても損はしないだろうとも言える作品である。
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殺しのベストセラー

2025年03月13日 19時43分08秒 | サスペンス

「殺しのベストセラー」
原題:BEST SELLER
1987年 アメリカ 95分
■監督:
 ジョン・フリン
■出演:
 ジェームズ・ウッズ
 ブライアン・デネヒー
 ヴィクトリア・テナント
 アリソン・バルソン

●あらすじ
警官であり作家でもある男の下に殺し屋が現れ、自分の半生を書いて欲しいと依頼する。
そこにはもう一つ重大な秘密があった。
B級映画の鬼才ラリー・コーエンが脚本、J・ウッズを主演に迎えた、
ハードなシーンたっぷりのサスペンスアクション。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
珍しいストーリーの映画で、大人の渋みをきかせた中々面白い映画であった。
まず冒頭で銀行強盗に襲われて負傷した警察官が、その事件を題材にした小説を書き
ベストセラーになったが、そのまま警察官と作家の二足の草鞋を履いていると言う設定がまず斬新。
そこに謎に絡んでくる怪しい男が出てくるが、この男が殺し屋で
しかも昔の銀行強盗事件にも関わっていたと判明した辺りから、この映画の目的が描かれるようになり
以後は不思議な二人のバディ・ムービーになっていくのだが、
これが不思議な距離感を保ったまま、いつの間にかバディになっていくと言う展開も面白い。
全体的に派手なシーンは少なく、落ち着いた雰囲気で話は進んでいくが、
これが主演二人が中年なのもあわせて、渋い大人の映画といった感じで良い。
隠れた傑作として、結構オススメの一本と言える作品です。
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夜空の大空港

2025年01月12日 17時28分17秒 | サスペンス

「夜空の大空港」
原題:THE DOOMSDAY FLIGHT
1966年 アメリカ 100分
■監督:
 ウィリアム・グレアム
■出演:
 ジャック・ロード
 エドモンド・オブライエン
 ヴァン・ジョンソン
 キャサリン・クロフォード
 ジョン・サクソン
 マイケル・サラザン

●あらすじ
ロサンゼルス発ニューヨーク行きの旅客機が離陸した。
その直後、航空会社に1本の脅迫電話がかかってきた。
「10,000フィート以下のある高度まで降下すると爆発する爆弾を旅客機に仕掛けた。
隠し場所が知りたければ10万ドルを用意しろ」。
すぐさまFBI特別捜査官フランク・トンプソン(ジャック・ロード)が指揮を取り、捜査を開始。
管制塔から、機長のアンダーソン(ヴァン・ジョンソン)に、
無線の周波数を変えて伝えられ、操縦室は緊迫感に包まれた。
操縦士と客室乗務員は、乗客に悟られないように機内のどこかに仕掛けられた爆弾の捜索を始めるが、
なかなか見つからない。燃料は刻々と減ってゆく。
乗員乗客たちのタイムリミットは近づきつつあった――。
数々の名作を生み出したロッド・サーリングのオリジナル脚本をドラマ化した傑作航空サスペンス。
とてもテレフューチャーとは思えない、濃密なサスペンスの連続が観る者を圧倒する!
(Amazonより)

★感想など
1970年代にヒットした「大空港」を始めとする”エアポート”シリーズ。
本楽はそれに先んじて制作されていた傑作である。
と言っても劇場用映画ではなくテレビ作品。
だがこの時代のテレビ作品は、劇場用と比べても遜色無い作品が多く、
映画と言われても間違える程の出来の作品も多い。
本作もその辺の映画よりかは遥かに面白い傑作だった。
ストーリーとしては映画版の「大空港」にちょっと似ていたけど、スケール感は当然全然違う。
だがそんな事は気にならないくらい、脚本も演出も良かった。
犯人役エドモンド・オブライエンの中々の怪演っぷりが良かった。
しょっちゅう脅迫電話を掛けたり、長々と喋ったりするとことかはちょっと笑ってしまったけど。
他にも音楽がラロ・シフリンだったり、ジョン・サクソンが出ていたりと
後の「燃えよ!ドラゴン」繋がりの二人が関わっているのもポイント高かった。
まあ「大空港」から始まる”エアポート”シリーズが好きな人には、文句なくオススメである。
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恐怖の報酬(1953)

2024年12月16日 15時55分39秒 | サスペンス

「恐怖の報酬(1953)」
原題:LE SALAIRE DE LA PEUR
1953年 フランス/イタリア 148分
■監督:
 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
■出演:
 イヴ・モンタン
 シャルル・ヴァネル
 ペーター・ヴァン・アイク
 フォルコ・ルリ

●あらすじ
南米の油田で発生した大火災を消火するため、
ニトログリセリンをトラックで運ぶ四人の男を描いた傑作サスペンス。
中盤からクライマックス、次々と襲いかかるトラブルをとてつもないサスペンスで描き出した
クルーゾーの演出はそれだけでなく、男たちの人物描写にも最大限の効果を発揮し、
吹きだまりに生きる男たちが一獲千金を夢見て危険な仕事に挑むという図式を克明に映し出している。
(allcinemaより)

★感想など
前に観たウィリアム・フリードキン監督の作品はリメイク版。
そしてこちらがオリジナル版になるんだが、個人的にはリメイク版の方が圧倒的に面白かった。
オリジナル版の方を評価している人も多いけど、まず冒頭のドラマ部分が冗長でかったるかった。
そりゃマリオとジョーの二人の関係が、トラックに乗ってから逆転するので、そこを生かすためだというのは分かるが
それでも何も起こらない日常を50分近く続くのは、ちょっと苦痛だ。
そしてようやくトラックに乗る事になってからは、今まで散々イバっていたジョーがどんどん落ちぶれていく。
正直そこまでじゃなくてもと言うくらい、相棒のマリオからひどい扱いを受ける。
道中のニトロが爆発するかものサスペンス性も、リメイク版の方が遥かに上。
と言うよりリメイク版はオカルト映画風の要素も入れている風だしな。
とまあウィリアム・フリードキン監督のリメイク版と比べると大人しい感じは受けるが
1953年の映画だけあって、冒頭の村の貧しさの描写とか、人間ドラマのドロドロさなどは完全にオリジナル版の方が上。
そこに加えてさらに各運転手たちの結末についても、こちらのオリジナル版の方がヒドイ事になっているので
リメイク版とあわせて、是非両方とも観てみる事もオススメしよう。
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カイジ 人生逆転ゲーム

2024年10月29日 20時06分16秒 | サスペンス

「カイジ 人生逆転ゲーム」
2009年 日本 130分
■監督:
 佐藤東弥
■出演:
 藤原竜也
 天海祐希
 山本太郎
 光石研
 吉高由里子
 鈴木亮平
 福本伸行
 もたいまさこ
 松山ケンイチ
 佐藤慶
 香川照之

●あらすじ
福本伸行の大ヒットコミックを藤原竜也主演で映画化。
その日暮らしの自堕落な生活を送るフリーターのカイジ。
ある日多額の借金を抱えた彼は、遠藤と名乗る悪徳金融会社の社長に誘われるまま、
あるゲームに参加するため謎の船に乗り込むことに。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
カ、カイジの実写版を、とうとう観てしまった。
ざわ・・・  ざわ・・・
でも別に悪く無かったよ。
原作と比較してしまうとそりゃアレだが、一本の映画として見れば十分に面白い作品になっている。
と言っても、カイジがやたら状況を説明する台詞が多かったなとは感じたが。
しかし主演の藤原竜也は才能に溢れた実力者なので、必死に叫ぶカイジ像も藤原竜也版カイジって感じで全然良かった。
原作とは性別が変わった遠藤役の天海祐希も、これは原作の遠藤とは全然違うなと思うくらい
立場も性格も全然違っているのだが、映画版は独自の魅力に溢れるキャラクターになっていて
これも一重に天海祐希の実力であろう。
ストーリーの方は130分もあるのに異様なくらいの駆け足で物語が進んでいく。
恐らく脚本家の方が原作好きで、あれもこれも入れたい。
でもこれだけは絶対に外せない!(キンキンに冷えてやがる。とか)とか、
原作愛に溢れまっている気がして、何だか嬉しくなってきてしまう。
その中でも個人的に一番気にいったのは、ブレイブ・メン・ロードの映像だねえ。
高所恐怖症の私からすると、上から下を映す映像は本当に恐怖映像でしかない。
あのインパクトは本当に凄いね。
そしてEカードのシーンは、藤原竜也と香川照之の名演技対決による白熱の名シーンであった。
全体的に原作好きからすると、映画化するにあたってマイルドにせざるを得ないところなどを加味して
非常に良く出来た映画化だと思う。
それ以外にも、黒服役で鈴木亮平が出演していたり、友情出演で松山ケンイチも出ているなど
脇役陣も色々な発見があって楽しい。
本作には総じて満足できました。
映画版はこの後も続き、パート3まであるらしいから、その内楽しみにして観る事にしよう。
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