レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

女ドラゴン・コップ ~チャイナ・オブライアン2

2024年09月30日 14時05分43秒 | 功夫/空手/武侠片

「女ドラゴン・コップ ~チャイナ・オブライアン2」
原題:CHINA O'BRIEN II
1990年 香港/アメリカ 83分
■監督:
 ロバート・クローズ
■出演:
 シンシア・ラスロック
 リチャード・ノートン
 キース・クック

●あらすじ
前作に引き続き全米マーシャルアーツ空手チャンピオンのシンシア・ロスロックが、
凶悪暗殺団に立ち向かう女ドラゴン刑事となり驚異のアクションを披露。
町の保安官となったチャイナ・オブライアンが、暗殺団に誘拐された人々を救うために奮闘する。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
キャスト、スタッフ共に前作とほとんど同じの続編。
今回はストーリーが異常に単純で、脱獄した悪党が自分を刑務所に入れたやつらに復讐する話。
何人かに復讐を果たしたらあっさりチャイナ・オブライアンが居る街にやってきて
保安官であるチャイナ・オブライアンと対決すると言う話。
ここまで一本道だと流石に迷うことがないのか、ロバート・クローズ監督でもすんなり進行していく。
だがラストの戦い中に、急に街の人たちが暴れ出したりしだしたのは全くの謎。
突然の動きに対し、台詞による説明も無ければ、動きだけでそれを分からせる演技もないから
何かが唐突に始まったけど、意味がさっぱりわからんにしか見えないんだよね。
でも全体的には前作よりかは観やすいです。
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タイガー・オン・ザ・ビート2

2024年09月30日 14時05分05秒 | アクション

「タイガー・オン・ザ・ビート2」
原題:老寅出更2/TIGER ON THE BEAT II
1990年 香港 94分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 李修賢(ダニー・リー)
 李元霸(コナン・リー)
 陳雅倫(エレン・チャン)
 張耀揚(ロイ・チョン)
 劉家輝(リュー・チャーフィー)
 徐少強(チョイ・シウキョン)
 高飛(フィリップ・コー)

●あらすじ
ダニー・リー、コナン・リー競演で贈る、ベテラン刑事とその甥の若手刑事が
悪の組織に挑む傑作アクションのシリーズ第2作。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
前作と話は繋がっていないんだろうな。
周潤發(チョウ・ユンファ)は出てないし、李元霸(コナン・リー)は続けて出演しているが
前作とは役柄が違うもんな。
で今回ユンファの代わりに主演を張るのが李修賢(ダニー・リー)。
しかしこのキャラクターが大変いけすかないやつで、常に誰彼構わずイバり散らしているし
刑事の悪いところも全開なので、どちらかと言うと悪徳刑事に見える。
そこに完全脳みそまで筋肉でちょっとアホなコナン・リーと
良いやつだか悪いやつだかさっぱり分からない娼婦の陳雅倫(エレン・チャン)が絡んでくる。
この前半部分は結構カッタルイんだが、ダニー・リーが仲間の女刑事と仲直りして性格がまともになった辺りから
展開が激しくなる。
当時の香港映画のスタントはどれもヤバイが、正直劉家良(ラウ・カーリョン)の考えるスタントは、マジでヤバイ。
スタントマンの命を一番安く使っていると思えるような、危険なスタントの数々を連発してくる。
それは主演女優のエレン・チャンにも容赦なく浴びせ、狭い螺旋階段から落ちる、ガラスを突き破って床に叩きつける
さらにはビルの4階辺りから下に落とすなど、女優にやらせるような事ではないスタントを沢山やらせる。
若干こちらが引くくらいだが、これも劉家良の狂気だと思って楽しもう。
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ヴェンジェンス 報仇

2024年09月27日 12時45分25秒 | 功夫/空手/武侠片

「ヴェンジェンス 報仇」
原題:報仇/VENGEANCE
1970年 香港 98分
■監督:
 張徹(チャン・チェ)
■出演:
 姜大衛(デビッド・チャン)
 狄龍(ティ・ロン)
 汪萍(ワン・ピン)
 谷峰(クー・フェン)
 陳觀泰(チェン・カンタイ)
 陳星(チェン・シン)
 王鍾(ウォン・チャン)
 袁和平(ユエン・ウーピン)
 袁祥仁(ユエン・チョンヤン)
 馮克安(フォン・ハックオン)

●あらすじ
兄を殺された弟の壮絶な復讐劇を描いたアクション。
京劇の舞台上でだまし討ちに会い、非業の死を遂げた兄。
そんな兄の仇を討つために、小さな町にやってきた弟が壮絶な復讐劇を展開していく。
出演はデビッド・チャン、ティ・ロンほか。
監督はチャン・チェ。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
監督・張徹(チャン・チェ)、主演・姜大衛(デビッド・チャン)と狄龍(ティ・ロン)の黄金トリオによる作品。
制作年度が1970年と早いため、トリオにとっても初期作の頃の作品。
本作は李小龍(ブルース・リー)の名作「ドラゴン怒りの鉄拳」の原型とも称される作品らしい。
そう言われると、確かに時代背景も同じだし、主演のデビッド・チャンが着ている日本の学ランみたいな服も
「ドラゴン怒りの鉄拳」でブルース・リーが着ていた衣装と似ているね。
だが本作が後の作品と決定的に違うのは、武術指導。
ブルース・リー登場以前なせいか、功夫シーンのレベルが後のショウブラ作品と比べても明らかに低い。
しかし本作は当時の香港で大ヒットしたらしいから、当時はこれで良かったのだろう。
と言うより、いかにブルース・リーが革新的だったかが良く分かった。
他には陳觀泰(チェン・カンタイ)や馮克安(フォン・ハックオン)が悪党の手下と言うチョイ役で出ているのを
発見するのも楽しいね。
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キングコング2

2024年09月24日 19時00分39秒 | 怪獣/モンスター

「キングコング2」
原題:KING KONG LIVES
1986年 アメリカ 105分
■監督:
 ジョン・ギラーミン
■出演:
 リンダ・ハミルトン
 ブライアン・カーウィン
 ジョン・アシュトン
 ピーター・マイケル・ゴーツ
 フランク・マラデン
 ジミー・レイ・ウィークス
 マイケル・フォレスト

●あらすじ
キングコングはワールドトレードセンターから転落し
ジョージア州アトランティック大学研究所にて10年間昏睡状態となっていた。
エイミー博士率いるスタッフは人工心臓を作り心臓移植を計画するが、そのためには大量の輸血が必要だった。
ボルネオ島に住むミッチェルという男からジャングルで捕らえた雌のコング、
レディコングを売ってもらうことにより輸血が可能となり心臓移植は成功するが、
レディコングの悲鳴を聞いたキングコングは暴れ出し、レディコングとともに山へと姿を消す。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
「キングコング」系の中では、随分ヒドイ馬鹿映画だな、こりゃ!
まず脚本がサイテー。
冒頭前作のラストから始まる。いわゆるコングがビルから落ちるシーン。
そしてあっと言う間に10年経ち、コングには輸血が必要だ!
しかしコングに輸血可能な動物なんて、この世にいるわけない!
ところがボルネオ島と言う島で、雌のコングが見付かった!
そりゃあいい、早速持ってこい。
ここまでが開始5分の話!
あとは、キングコングがレディコングといちゃいちゃしているだけの話。
人間側も、レディコングを見つけた男とキングコングを治療していた女が、いちゃいちゃする話。
ハッキリ言えばこれだけ。
しかも舞台がほぼ山の中限定なので、その特撮シーンも何だかウルトラマンが最後怪獣と戦うシーンを想起させる。
さらにコングの造形がまるでダメ。
不細工。
さらにさらにキングコングと軍隊が戦うシーンも、何故か無駄に多いのだが、本作のコングは割と弱い。
まあジョン・ギラーミンも反省したのか、前作よりはいくらかマシになったとは言え、それでもコングが弱い。
思うにジョン・ギラーミンはキングコングを怪獣の王ではなく、只のでかいゴリラとしてしか思ってなさそうな辺りがダメなんだよな。
それじゃダメなんだよ!
とか言いつつ私は好き勝手な感想を垂れ流していますが
オレはいいんだよ!
などとのたまわってみたりして(笑)
とまあオリジナルの「キング・コング」ファンからすると、到底許容できないジョン・ギラーミン版のリメイク版ですが
本作は軍隊と戦うシーンがちょっと嬉しくて、全てを憎むことができないヤツなんだよなあ(笑)
でもついついこう思っちゃうよね。
ファミコン版の「キングコング2 怒りのメガトンパンチ」は名作だったのになあ。
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多羅尾伴内シリーズ 戦慄の七仮面

2024年09月22日 15時48分15秒 | ミステリー/犯罪

「多羅尾伴内シリーズ 戦慄の七仮面」
1956年 日本 86分
■監督:
 松田定次
 小林恒夫
■出演:
 片岡千恵蔵
 花柳小菊
 南原伸二
 宇佐美諄
 コロムビア・ローズ
 山形勲

●あらすじ
七つの顔の名探偵が、国際麻薬団を向こうに廻して、得意の二丁拳銃を操るおなじみ千恵蔵のお家芸、
多羅尾伴内シリーズ初の色彩ワイド版。
多羅尾伴内は警察に追われた拳銃銀行強盗犯三人組を見事捕縛する。
その一味が所持していた拳銃は未登録のものであり、
その出所先を探る伴内はこの一帯に巣くう拳銃の大密輸団の動静を察知するが…。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
話の冒頭が良く分からなかった。
たまたまクラブでヤクザ同士の射殺事件が発生し、加害者のヤクザがクラブを出たところに
何故か登場する片目の運転手。
そして加害者ヤクザを自分のタクシーに乗せて、自分の隠れ家に連れて行き匿うことにする。
これとは別に密輸拳銃による事件が発生し、匿った男が持っていた拳銃が密輸拳銃と同じ出所なのが判明するが
それってたまたまであり、そもそも何故多羅尾伴内は犯人を匿ったのか。
この辺が明かされないまま、密輸団との決闘になって密輸団を壊滅。めでたしめでたしみたいな話なので、
最後まで観ても、何か釈然としないのだ。
だが代わりと言ってはなんだが、今回の片岡千恵蔵の変装は中々の出来で、
今までと違いパっと見ですぐ片岡千恵蔵と分からないくらいではあった。
とは言っても、相変わらず喋るとすぐ片岡千恵蔵と分かるんだけどね(笑)
そしてコロムビア・ローズは前にも本シリーズに登場したね。
しかしクラブとかの雰囲気って、何だか昭和30年代ぽくていいよね。
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