レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

キャプテンアメリカ 卍帝国の野望

2025年02月08日 15時42分17秒 | SF/ファンタジー

「キャプテンアメリカ 卍帝国の野望」
原題:CAPTAIN AMERICA
1990年 アメリカ 98分
■監督:
 アルバート・ピュン
■出演:
 マット・サリンジャー
 キム・ギリンガム
 ロニー・コックス
 ネッド・ビーティ

●あらすじ
その昔スティーブ・ロジャースは第二次世界大戦中、
科学者が作り出した悪と戦うための勇敢なアメリカンヒーローであったが
レッドスカルとの勝負に敗れ、氷の墓に葬られた。
数十年が経ち、彼は氷の墓から救い出され再度レッドクロスに立ち向かう。
アメリカ大統領を救うために!!!
(videomarketより)

★感想など
駄作製造機として有名な、アルバート・ピュン監督作によるマーベル映画。
この頃は日本ではマーベルヒーローなんて全然有名じゃなかったから、只のSF映画枠だったね。
結構長い間気になっていた本作の感想は、やっぱり面白くないね。アルバート・ピュン監督作は。
何が面白くないのかと考えたら、彼の監督作は一言で言うと『退屈』なんだよね。
盛り上がりがなく、脚本にも演出にもドラマチックさが無い。
それでいて音楽はちぐはぐだった。
全く明るくないダークな雰囲気の演出なのに、BGMは何故か陽気なポップ系だし。
ストーリーも良く分からなくて、これマーベル版の「キャプテンアメリカ」を先に観ていたから
キャプテンアメリカについて分かっていたから付いていけたものの、最初に本作を観ていたら
きっとストーリーが良く分からないまま終わったと思う。
それくらい何か不親切だった。
おまけにほとんどキャプテンアメリカの恰好はしないし
したらしたで顔のアップは、ほとんどメキシコのプロレスラーの覆面にしか見えないし。
だけど映画として破綻はしていないので、ツッコミ所も弱く、それはそれで逆にダメかも。
ダメ映画愛好家みたいな人達からするとね。
まあでも昔のマーベル映画はこうだったと言うのを知るために、観てもいいかもね。
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十福星

2025年02月08日 15時39分15秒 | アクション

「十福星」
原題:最佳福星/LUCKY STARS GO PLACES
1986年 香港 96分
■監督:
 曾志偉(エリック・ツァン)
■出演:
 洪金寶(サモハン・キンポー)
 麥嘉(カール・マック)
 張艾嘉(シルヴィア・チャン)
 譚詠麟(アラン・タム)
 鄭則仕(ケント・チェン)
 陳友(アンソニー・チェン)
 劉德華(アンディ・ラウ)
 樓南光(ビリー・ラウ)
 吳耀漢(リチャード・ン)
 王小鳳(ポーリン・ウォン)
 松井哲也
 徐少強(チョイ・シウキョン)
 王青(ワン・チン)
 田俊(ジェームズ・ティエン)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)
 楊斯(ヤン・スエ)
 馮克安(フォン・ハックオン)
 馮淬帆(フォン・ツイフェン)
 苗僑偉(ミウ・キウワイ)
 曾志偉(エリック・ツァン)

●あらすじ
日本人テロ組織による武器密輸を阻止するため、
香港警察はキッドとその仲間たちに取引の金を強奪させようと考える。
ところが、キッドの仲間たちがドジを踏んで指名手配されてしまい、
困ったキッドは警察の中から新たなメンバーを選ぶことに。
こうして、一癖も二癖もある新しい五人が集まった。
美人教官による特訓の末、彼らとテロ組織との壮絶な闘いが幕を開ける……!
(Amazonより)

★感想など
「福星」シリーズの第四弾。
原題からも分かる通り、本作は「福星」シリーズと「悪漢探偵」シリーズとの合体作。
ゆえに「悪漢探偵」シリーズを観てから観ようと思っていたのもあって、今まで観ていなかった。
これ公開当時に観ていたら、知らない人だらけでつまんねーとか思ってたかも知れないけど
今観ると、新五福星のメンバーも全員知っているし、他にも徐少強(チョイ・シウキョン)とかが
ちらっと出ていたりなど、どこを観ても面白い!
と思っちゃうね。
と言ってもストーリーの方は完全に「大福星」の焼き直しで、中盤のセクハラネタにはもううんざり。
だが地元香港ではそこがウケて大ヒットしているのだから、本当に人の好みとは千差万別だ。
しかし本当に香港の人の娯楽への追及と言うかバイタリティと言うのは凄い。
本作に至っては、ライバル会社同士のコラボだからね。
日本で言えば「踊る大捜査線」の映画に、「あぶない刑事」のタカとユージがその役のまま出演しているようなもの。
そう考えると正にありえないな。
まあ大ヒットした自分の役を、違う映画で自分でパロディで演じたりするくらいだからな。
そういった辺りのサービス精神が、香港映画の楽しさの神髄だったんだろうな。
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アイアンマンと不思議な仏像

2025年02月07日 23時20分43秒 | 功夫/空手/武侠片

「アイアンマンと不思議な仏像」
原題:BAMBOO GODS & IRON MAN
1973年 アメリカ/フィリピン 95分
■監督:
 チェザール・ガラルド
■出演:
 ジェームズ・イングルハート
 シャーリー・ワシントン
 チキート
 マリッサ・デルガド
 ボニー・ケイ・エディ

●あらすじ
アメリカのボクシング世界チャンピオンであるキャル・ジェファーソンは
新婚旅行先の香港のお土産屋で、木彫りの仏像を購入する。
しかしその仏像には世界を制覇できるほどの不思議な秘密が隠されていると言われ
二人は仏像を狙ったマフィア一味に追いかけられる事になる。

★感想など
この映画、大昔からタイトルとジャケット写真だけは知っていた。
いつか観てみようかなリストにはあったので、内容を良くしらないまま鑑賞スタート。
そうしたら黒人とユルイ功夫が混ざった、ブラックスプロイテーション映画だったよ。
まあ制作年度が1973年なら、そりゃそうか。
だが本作はフィリピンのプロデューサーであるシリオ・H・サンチャゴが
アメリカからの依頼で制作されたらしい。
だからか舞台は最初は香港で、すぐにフィリピンに移動するし
フィリピン映画界のスターであるチキートも出演して、どちらが主役が分からないくらいの活躍を見せる。
と言っても本作の功夫シーンのレベルは本当にヒドクて、
ほぼ素人と言っても過言ではないくらいの出来だったよ。
おまけにストーリー展開の進みも遅く、全体的にかなりのユルい映画であった。
だが駄作と言うわけでもなく、どこか不思議な魅力があって気づいたら最後まで観ていた感じ。
まず冒頭に香港の街並みを映しているのだが、これが「燃えよドラゴン」に良く似ている。
だが当時の香港映画ではそういった街並みの映像は見た事がないから、
あの香港の風景って、外人から見た香港のイメージなのかなあと思って見ていると、とても楽しい。
あと、ブラックスプロイテーション映画って、エロ描写が結構多いね。
過去に観たいくつかのブラックスプロイテーション映画も同じだったので、
功夫・音楽・エロで構成されているブラックスプロイテーション映画って、正に映画は娯楽だね!
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激殺! 邪道拳

2025年02月07日 23時20分21秒 | 功夫/空手/武侠片

「激殺! 邪道拳」
1977年 日本/香港/タイ 94分
■監督:
 野田幸男
■出演:
 千葉真一
 志穂美悦子
 春田三三夫
 山下タダシ
 鹿村泰祥
 楊斯(ヤン・スエ)

●あらすじ
空手道場の師を殺した同僚サムソンと対決し瀕死の重傷を負った主人公が、
不思議なタイ娘の神秘的な笛の音と奇妙な電気メカ治療で奇跡的に体力を回復する。
主人公が再び復讐を誓ったとき、この電気マシーンが
筋肉と反射神経を刺激して彼を異常な肉体に作り上げた。
狂気と化した腕や脚で、麻薬シンジケートのボスにおさまったサムソンと
その一味に超人的な闘技を仕掛けて対決していく…。
(一般社団法人日本映画製作者連盟より)

★感想など
楊斯(ヤン・スエ)が原案と言っているけど、本当かなあ?
まあそれはさておき、キャスト陣の豪華さは物凄いものがある。
千葉真一に志穂美悦子、さらに山下タダシと鹿村泰祥とくれば、
当時の東映カラテ映画の主力メンバーがほぼ揃っていると言っても過言ではない。
そこに香港の楊斯も加わるのだから、正に東映カラテ・オールスター映画。
まあ本当はここに倉田さんがいれば完璧と言えるのだが。
だがそんな観る前の大きな期待感は、無残にも打ち砕かれた。
まずストーリーが面白くない。
続いて千葉真一のキャラクターが終始ブスっとしていて、全く魅力がない。
そしてアクション面が全くイケてない。
これはかなり大きく致命的な事だ。
当時のJACと香港映画が合体したら、一体どれ程のアクションが見られるのかと思ってしまうが
本作はその真逆で、かなり平凡で期待外れだし、何より千葉真一の動きが全然シャープじゃない。
これは一体どうしたものなのだろうか。
さらに期待していた、千葉真一VS楊斯の戦いも、二人は一度も手を合わせないまま映画は終了してしうのだ。
なんでだよ!
思えば楊斯って「燃えよドラゴン」でもブルース・リーとは結局戦わなかったし、
いつもそうやってこちらの期待をスカしてくれるよな。
後に「大福星」に出演した時も、結局BIG3の誰とも戦いはしなかったしな。
まあ何故かDVD化されていない本作だが、この内容だからスルーされたのかな?
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ザ・ロスト・ワールド/失われた世界

2025年02月04日 22時35分12秒 | 特撮

「ザ・ロスト・ワールド/失われた世界」
原題:THE LOST WORLD
1960年 アメリカ 110分
■監督:
 アーウィン・アレン
■出演:
 クロード・レインズ
 マイケル・レニー
 ジル・セント・ジョン
 デヴィッド・ヘディソン
 フェルナンド・ラマス
 リチャード・ヘイドン

●あらすじ
探検旅行から帰った動物学者のチャレンジャー教授は、
動物学会でアマゾン川上流付近に生きた恐竜が生息している“失われた世界”が存在すると発表。
その存在を確かめるために集まった冒険家や記者らと共に教授は“失われた世界”へと旅立つ。
現地に到着した彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する世界だった。
そこでは、絶滅したはずの恐竜が生息していたのだ――。
ある日、彼らは行方不明になっている探険家ホワイトの日記を草むらで発見。
日記には彼を襲った災難について書かれていて・・・。
(20th Century Studios JPより)

★感想など
1925年にウィリス・H・オブライエンの特撮によって映画化された、
コナン・ドイルの原作二度目の映画化。
こちらはオブライエンのストップモーション特撮と違って、かの有名なトカゲ特撮映画である。
さてトカゲ特撮映画は、以下の四本を観ておけばほぼ網羅できるようなので、これでコンプリートである。

「紀元前百万年」(1940)
「大蜥蜴の怪」(1959)
「地底探検」(1959)
「ザ・ロスト・ワールド/失われた世界」(1960)

やはり一番最後に作られたトカゲ特撮の大物であるため、トカゲさんたちも中々の恐竜っぷりであった。
トカゲもワニも恐竜みたいな背びれとか角を付けられると、割とそれっぽくなる。
その二匹の戦いは凄まじかったなあ。
「紀元前百万年」よりもトカゲの方が好戦的で、ワニに首とか胴体とか咬まれていてもお構いなしに咬み付き返すのだ。
この対決は今まで見てきた中で最高峰のバトルであったが、本作自体は別にトカゲ特撮を売りにしているわけではない。
それよりもむしろ秘境冒険物としての映画化と言った方が、より趣が近いだろう。
そしてその試みは間違っていなくて、実際冒険映画として結構面白く作られている。
この頃の時代に作られた映画って、まだ映画が娯楽の王様と言った感じなので、観ていてワクワクするような気持ちになる映画が多い。
なのでこういった冒険物は、この時代の空気にジャンルとしてピッタリはまる印象がある。
だが同時にのんびりとした吞気さも併せ持っていて、恐竜がいるかも知れない秘境で野営しているのに
現地のガイドがギターを弾いて歌ったりするのには、緊張感が無さ過ぎだろと突っ込んでしまったね。
この秘境の危険さを一番知っている枠柄なのにねえ。
でもまあそんな点も含めて、この映画の娯楽性を楽しむのが一番である。
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