「悪魔が呼んでいる」
1970年 日本 76分
■監督:
山本迪夫
■出演:
酒井和歌子
新克利
今井健二
藤木孝
田村奈己
野村昭子
下条アトム
大滝秀治
●あらすじ
自分の意志・行動にかかわりなく、黒い影がつきまとう不安から生じるスリルとサスペンス。
江原ユリはある日突然、訳もなく会社を解雇された。
恋人からは理由なく絶交を言い渡され、管理人からはアパートを出るよう言われてしまう。
しかし災難はこれで終わりではなかった。
ユリを襲う不可解な出来事の実体とは?
(WEBザテレビジョンより)
★感想など
何故か急に周りの全ての人間が自分に敵対してきて、不幸な事ばかりが起きる不条理サスペンス。
それを当時は清純派アイドルとして人気があった酒井和歌子が主演。
そういった要素も含めて、全体的な雰囲気が何だか1970年代の少女漫画風だなあと思っていたら
監督の山本迪夫と言う人は、「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」などの”血を吸うシリーズ”を作った人。
その”血を吸うシリーズ”も1970年代の少女漫画風だなと感じていたので、きっとそういった雰囲気の映画作りが上手いのだろう。
本作も最初はヒロインがとことん不幸になっていくサスペンス展開だが、途中から話がミステリー風に変わっていき
最後は、別の意味で驚愕する終わり方をする。
まあこういった終わり方も、1970年制作ならアリかなと思いつつも、納得はいかない人多数でしょうが。