レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

燃えよカンフーガール

2010年11月25日 22時16分23秒 | セクシー

「燃えよカンフーガール」
2008年 日本 75分
■監督:
 石川二郎
■出演:
 若菜ひかる
 千葉尚之
 青柳加代子
 田村耕一
 稲葉凌一
 今野梨乃
 高山謙二

●あらすじ
人気セクシー女優・若菜ひかる主演でおくる迫力の“女ドラゴン”アクション。
人里離れた山奥で日々修行に励む龍子。
龍子は小さい頃に生き別れた母を一目見たいと山を下りる。
龍子は、イタリアンレストランで働きながら母を探すが、
カンフーの裏組織・道明寺拳武会は大規模な都市開発を進める上で邪魔なレストランを潰しにかかり、
次々と刺客を送り込んでくる。
龍子は教えを破り、店を守る為に立ち上がるのだった……。
(東映チャンネルより)

★感想など
出だしから香港映画と同じ名称を使ってくる辺り、テンションがかなり上がった。
これは監督を導演と向こうでは言うが、その導演を使うってことね。
しかしテンションが上がったのはここまで!
後は下がる一方だった。
まず主演の若菜ひかるは元AV女優らしいが、冒頭の功夫アクションは期待が持てる感じだったが
その後はさっぱり駄目だった。
ラストバトルに至っては、ダブルなのがばればれだし(しかもほとんどダブル)
途中、お風呂からおっぱいを見せちゃってぺろっと笑うシーンは可愛かったが。
敵のボスにくっ付いているチャイナドレスの女も、元AV女優なんだろうか?
普通の喋りのシーンは破壊的なくらい駄目だったが、SEXシーンのあえぎ声は非常に上手だったので
この女もAV出身かなと思ったんだけどね。
ストーリーは破綻しかしておらず、途中途中に香港映画のオマージュを捧げている。
そういった点は非常に嬉しいし、例えVシネとは言え、こういった作品を作ろうとするこの監督も好きになれるのだが
本作の感想は、残念ながら香港映画マニアの同人映画といった趣きだ。
予算が少ないのと、格闘経験のない女優が主演だから致し方ないのだが。
こういった作品を作りたいと言った時に、AV出身の子を使って無理矢理エロいシーンを入れろ
とか言われて、こうなったのかね?
もっとちゃんとした予算と、もっと動ける役者を使った時、この監督がどういった作品を作るのかは非常に楽しみ。
将来へのお楽しみとしておきましょう。
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神戸国際ギャング

2010年11月24日 21時25分13秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「神戸国際ギャング」
1975年 日本 99分
■監督:
 田中登
■出演:
 高倉健
 菅原文太
 真木洋子
 和田浩治
 田中邦衛
 夏八木勲
 丹波哲郎

●あらすじ
明日なき男たちの凄絶な生き様をダイナミックなアクションの中に描いた、高倉健と菅原文太の顔合わせによるギャング映画。
昭和22年、終戦後の神戸を舞台に、当時横暴を極めていた進駐軍、新興暴力団に対し、
団正人(高倉健)と大滝健三(菅原文太)は無法者を集めてギャング団を結成。
その日限りの命とばかりに激しいパッションを叩き付け、悪辣な暴力団相手に暴れまわる。
(東映チャンネルより)

★感想など
健さん主演の、仁義なき風ヤクザ映画。
健演じる団正人にはモデルとなる人物がおり、モデル人物のエピソードもまじえたフィクションとなっている。
健さんもイカスが、出色物なのが菅原文太。
超イケイケのやばいヤクザを演じており、
まるで文太版・大友勝利である!
新も含めて、仁義なきシリーズの文太からは想像出来ないその暴れっぷりは必見である。
アクション・シーンも手榴弾からマシンガンまで登場する派手さで
ヤクザ映画のみならず、アクション映画としても楽しめる一品。
70年代東映ヤクザ映画ファンには、文句なくオススメである。
だぼー!
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レスラー

2010年11月22日 11時30分41秒 | ドラマ

「レスラー」
原題:THE WRESTLER
2008年 米 109分
■監督:
 ダーレン・アロノフスキー
■出演:
 ミッキー・ローク
 マリサ・トメイ
 エヴァン・レイチェル・ウッド

●あらすじ
ミッキー・ロークが、かつて栄光のスポットライトを浴びた人気プロレスラーの孤独な後半生を、
自らの波瀾万丈の俳優人生と重ね合わせて哀愁いっぱいに熱演し賞賛された感動の人生ドラマ。
共演にマリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド。監督は「レクイエム・フォー・ドリーム」のダーレン・アロノフスキー。
元人気レスラーのランディ・ロビンソンは、今でも老体に鞭打ちながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。
しかし、心臓発作で倒れたランディは、ついに引退を余儀なくされる。
不安に襲われたランディは、馴染みのストリッパーに安らぎを求め、長らく疎遠となっていた娘とも修復を図ろうとするのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
まずこの映画には感動もしたし、マニアックな楽しみ方も随分させてもらった。
「ビヨンド・ザ・マット」から結構時間が経っているのもあるが、本作を観て思ったのは
すでにアメリカにはケッフェイは無いんだなあと言う事。
日本ではミスター高橋の著書にしか書かれていないようなことが、
ハリウッドでは普通の映画の脚本として、当たり前のように登場している。
その辺の描写の細かさも含めて、本作はまるでドキュメンタリー風にも作られている。
監督はミッキー・ロークの主演に随分こだわり、彼の主演を実現させたようである。
ミッキー・ロークもその要望に応え、渾身の演技で観る物の感動を誘った。
企画段階では「ロッキー・ザ・ファイナル」の後追いのようなものだろうが
根本部分は全然違う。
栄光の過去を持つ点ではどちらも同じだが、ロッキーは第二の人生も成功している。
一方こちらは現在も同じ路線を継続中であり、過去に比べて今は落ちぶれているが、他の生き方が出来ないだけだ。
ただどちらも共通して言える事は、一生懸命生きた男の話であり、その生き様に我々は感動するのだ。
本作の主人公はミッキー・ローク自身の人生と重なり、と言うか重なるように脚本が作られているのかも知れん。
そして役者自身が己の全てを掛けて全身全霊を込めて演じた時、単なる映画という枠を超えて輝く時がある。
本作は正にそれであり、だからこそこの低予算映画でも世界中で54個も賞が取れる程の傑作となったのだ。
これ自身もミッキー・ロークの一生懸命の表れである。
前に観た「クレヨンしんちゃん」の映画もそうだったけど、やはり人生のテーマは
一生懸命生きて当たり前だ!
真面目に毎日頑張って生き、且つ今もプロレスが好きな人には文句なくオススメである!
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地発狂

2010年11月20日 19時13分48秒 | 功夫/空手/武侠片

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地発狂」
原題:黄飛鴻之男兒當報國/FIST FROM SHAOLIN
1993年 香港 94分
■監督:
 劉國偉(マーティン・ラウ)
■出演:
 王羣(ウォン・クアン)
 郭秀雲(シャロン・クォク)
 計春華(チー・チェンホア)

●あらすじ
黄飛鴻が都で「寶芝林」を開設し、中国人を奴隷として売り飛ばす悪漢と戦う話。
ほとんど本家の「天地黎明」のパクリであるとも言える。

★感想など
まさに本家ワン・チャイのパクリ映画。
元々あちらで黄飛鴻がどういう風に伝えられているのか知らないが
黄飛鴻が傘を使って戦うシーンに、十三姨のカメラ使用っぷり等は、もろに本家のパクリにしか見えん。
林世榮が登場したり、「寶芝林」を開設などは、別に本家とは関係なく史実だから良いだろうが。
本家の劣化コピーのような内容だが、作りとしては悪くない作品である。
黄飛鴻の役者も師父としては悪くない貫禄を持っている。
だが功夫シーンが少ないのが難点だ。
ちなみに功夫シーンはほとんど弟子が担当している。
彼のアクションも悪くない。
ほとんど知らないキャストの中、悪役で登場している計春華は別。
彼は「少林寺」などの悪役として有名な人。
見事なまでの悪役顔は一度見たら忘れられないインパクトを誇るが
本作では以外と弱いのが残念だ。
ちなみにこの作品、ジェット・リーが特別出演と書かれているが
冒頭に「少林寺」の映像が勝手に使われているだけで、特に出演とかはしていない。
だまされなきよう。
なんで「少林寺」を勝手に使ってるかのは不明。
まさか計春華が出てるからとかじゃないよね?
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沈黙の要塞

2010年11月17日 21時46分58秒 | スティーヴン・セガール

「沈黙の要塞」
原題:ON DEADLY GROUND
1994年 米 102分
■監督:
 スティーヴン・セガール
■出演:
 スティーヴン・セガール
 マイケル・ケイン
 ジョアン・チェン

●あらすじ
巨大石油会社の消火技師フォレスト(セガール)は、会社とイヌイット族との、採掘を巡る争いに巻き込まれ重傷を負う。
イヌイットの女性マースー(チェン)に助けられた彼は、巨大石油採掘プラットホームを舞台に、
地球環境お構いなしの冷徹な社長(ケイン)に戦いを挑んでいく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
セガール初の監督作にして、唯一となってしまった作品。
ちなみにヴァンダムも一本しか監督していない。
この辺、何かあるのか?
セガールの監督作として見てみると、可もなく不可もなくと言った感じ。
ただ内容はかなりひづみが生じている。
本作のテーマとして、環境問題があるのかも知れないが
まず主役のセガールがとにかく
爆発させまくりで環境に良くないし!
イヌイットとの絡みも変な感じに終始し、途中の精神世界みたいな映像はカルト宗教っぽく
ヒロインの娘も別に最後までいなくて良い役だしな。
セガール自体が全然善人ではなく、素性も不明なんだが
自分の命を狙われたから復讐に燃えているだけというのもポイントが高い。
ようは悪役同士が戦っているだけ、とも言える。
ちなみに本作は最近のセガール作品とは違い、金は掛かってるねえ。
まあセガール全盛の頃だしな。
最近のケーブルTV物だって、そこら辺の邦画よりかは金が掛かってるんだろうが
それにしても桁が違うだろうし。
とにかく、やっぱりセガール物なら昔の映画会社が作っていたやつを観ろって事で。
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