「燃えよカンフーガール」
2008年 日本 75分
■監督:
石川二郎
■出演:
若菜ひかる
千葉尚之
青柳加代子
田村耕一
稲葉凌一
今野梨乃
高山謙二
●あらすじ
人気セクシー女優・若菜ひかる主演でおくる迫力の“女ドラゴン”アクション。
人里離れた山奥で日々修行に励む龍子。
龍子は小さい頃に生き別れた母を一目見たいと山を下りる。
龍子は、イタリアンレストランで働きながら母を探すが、
カンフーの裏組織・道明寺拳武会は大規模な都市開発を進める上で邪魔なレストランを潰しにかかり、
次々と刺客を送り込んでくる。
龍子は教えを破り、店を守る為に立ち上がるのだった……。
(東映チャンネルより)
★感想など
出だしから香港映画と同じ名称を使ってくる辺り、テンションがかなり上がった。
これは監督を導演と向こうでは言うが、その導演を使うってことね。
しかしテンションが上がったのはここまで!
後は下がる一方だった。
まず主演の若菜ひかるは元AV女優らしいが、冒頭の功夫アクションは期待が持てる感じだったが
その後はさっぱり駄目だった。
ラストバトルに至っては、ダブルなのがばればれだし(しかもほとんどダブル)
途中、お風呂からおっぱいを見せちゃってぺろっと笑うシーンは可愛かったが。
敵のボスにくっ付いているチャイナドレスの女も、元AV女優なんだろうか?
普通の喋りのシーンは破壊的なくらい駄目だったが、SEXシーンのあえぎ声は非常に上手だったので
この女もAV出身かなと思ったんだけどね。
ストーリーは破綻しかしておらず、途中途中に香港映画のオマージュを捧げている。
そういった点は非常に嬉しいし、例えVシネとは言え、こういった作品を作ろうとするこの監督も好きになれるのだが
本作の感想は、残念ながら香港映画マニアの同人映画といった趣きだ。
予算が少ないのと、格闘経験のない女優が主演だから致し方ないのだが。
こういった作品を作りたいと言った時に、AV出身の子を使って無理矢理エロいシーンを入れろ
とか言われて、こうなったのかね?
もっとちゃんとした予算と、もっと動ける役者を使った時、この監督がどういった作品を作るのかは非常に楽しみ。
将来へのお楽しみとしておきましょう。