レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ゴジラxコング 新たなる帝国

2024年10月31日 20時03分33秒 | 怪獣/モンスター

「ゴジラxコング 新たなる帝国」
原題:GODZILLA X KONG: THE NEW EMPIRE
2024年 アメリカ 115分
■監督:
 アダム・ウィンガード
■出演:
 レベッカ・ホール
 ダン・スティーヴンス
 ブライアン・タイリー・ヘンリー
 ケイリー・ホトル
 アレックス・ファーンズ

●あらすじ
『ゴジラvsコング』に続き、アダム・ウィンガード監督が手掛けた「モンスター・ヴァース」シリーズ第5弾。
遂に一線を越える地上世界の王・ゴジラと、地下空洞の王・コング。
その先には人類が知る由もなかった未知なる脅威が待ち構えていた。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
なんかイマイチだった。
と言うよりも、本作よりアサイラムの「ロード・オブ・モンスターズ 怪獣帝国」の方が面白かった!
まあ怪獣が最初から最後まで出ずっぱりなのは、怪獣映画好きなら一度は夢に見る展開ではあるが。
まずキングコングの描写がダメ。前作に引き続きでかいゴリラではなくて、最早猿人並みの知能を持っちゃってる。
そしてストーリーも最悪。
キングコングは地底に閉じ込められて生きていた。
するとそこに新たな怪獣が出現。これがまたデカイ猿で、知能は当然猿人レベル。
猿と猿が戦う絵では怪獣映画と言うよりか、ほとんど動物園のボス猿決定戦的な様相に見える。
さらに無数の大猿たちがきちんと役割を決めて集落のように生きているもんだから
まるで「猿の惑星」に見えてくる。
さらにタチが悪いのが、この敵猿にコングが一度負けて、リベンジには一人じゃ勝てないからって
地上に居たゴジラを連れてくる。
さらに古代からモスラまで復活して助太刀するもんだから、3怪獣が集まって一匹の敵に向かっていくこの構図は
まんま「三大怪獣 地球最大の決戦」ではないか!
でも本件の敵はキングギドラだから良かった。
ゴジラ、ラドン、モスラとそれぞれが単独主演を張った映画が存在するそれぞれのスター怪獣たちが
一堂に集まっても勝てないボス怪獣。それがキングギドラのデビューであり、納得のラスボス感だった。
だがそれに比して本作の痩せっぽちな猿怪獣ではねえ。
と言っても古い怪獣映画から観ているやつの戯言なので、新しい映画が好きな人には文句なく楽しめる娯楽作であろう。
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安藤組外伝 人斬り舎弟

2024年10月31日 20時03分05秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「安藤組外伝 人斬り舎弟」
1974年 日本 94分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 安藤昇
 菅原文太
 梅宮辰夫
 渡瀬恒彦
 片桐夕子
 室田日出男
 前田吟
 名和宏
 小松方正
 成田三樹夫
 安岡力也
 八名信夫
 初井言榮

●あらすじ
元ヤクザの安藤昇が企画・原作・主演を務めた任侠もの。
松田寛夫が脚本を書き、中島貞夫がメガホンをとった。
安藤組の幹部として活躍した実在の人物・花形敬をモデルとして製作された。
渋谷で勢力を伸ばしつつある安藤昇は、刑事に暴行を働いて逮捕された愚連隊の日向謙を、保釈金を積んで釈放させた。
日向は安藤のもとで働くようになるが、物資を強奪し腕を切られた仲間の仇を討ったため、
逮捕され四年の実刑を受けてしまう。
渋谷で愚連隊のボスとして君臨していた野田も安藤の舎弟となり、三百人の組員を擁する安藤組が結成された。
出所した日向は安藤組の幹部たちから金をせびって遊び歩いていたが、
かねてから折り合いの悪かった野田に命を狙われるようになる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
冒頭からいきなり登場するのが、菅原文太と梅宮辰夫。
しかも大学生役で!
これだけで掴みはOKだが、他にも室田日出男や前田吟が組の幹部として結構な数のシーンに出演していたり
安岡力也が重要な脇役として出ているかと思いきや、
何とあの成田三樹夫をヒットマンとしてちょい役で登場させる豪華さ!
だが個人的に嬉しいのは、こういった「仁義なき戦い」でお馴染みの面々が安藤昇と絡んでいるところ。
安藤昇の主演映画にこの辺のメンバーがあまり絡んでいる印象がないので、ここまで本格的だと嬉しいねえ。
内容の方は完全に狂犬でしかない菅原文太大活躍の巻で、これまた二重に大満足。
「仁義なき戦い」のファンなら必見と言えよう。
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テリファー0

2024年10月30日 19時45分07秒 | ホラー

「テリファー0」
原題:ALL HALLOWS' EVE
2013年 アメリカ 82分
■監督:
 デイミアン・レオーネ
■出演:
 ケイティ・マグワイア
 キャサリン・A・キャラハン
 マイク・ジャンネッリ
 コール・マシューソン
 シドニー・フライホアー

●あらすじ
そのビデオは、絶対に見てはならなかった ハロウィンの夜。
ベビーシッターのサラは2人の兄妹の子守りをしていたが
ハロウィンのお菓子の袋の中に見覚えのない古びたビデオテープを発見する。
ビデオテープを見たいという子供たちの好奇心に押され渋々再生するサラだったが、
その中にはあまりにも残虐な3つの物語が映し出されて――。
ビデオを見終わった頃、家の中では奇妙な出来事が起き始め、全てはもう手遅れだった……。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
昔は映画を観る前には、書籍などでどんな内容なのかとかを知ってから鑑賞していた。
と言うよりかは、書籍などで興味を持った映画を観ていたかな。
しかし最近はそういった書籍を買わなくなったのもあり、タイトルだけでとりあえず観始める事がほとんどになった。
なので本作もてっきりエピソード0を描いた第三作目なんだと思っていた。
そう思って観始めたんだけど、上映時間が80分強しかないのに、開始から50分くらい経っても一向に何も起きないから
つまらなくて寝落ちしそうになったので、一回観るの止めてしまった。
そのタイミングで本作について調べてみたら、制作年度が2013年と古い事を初めて知り
「テリファー」第一作よりも前に作られた映画だと言う事を知った。
3つある短編を繋げて一本にし、その3本目に「テリファー」のアート・ザ・クラウンと言う名前の
あの殺人ピエロが登場すると言う内容だった。
これを知らないから、2本目の内容が終わるくらいのタイミングで、つまらねーと思って観るのを止めてた。
そうしたらその3本目は、期待に違わぬ「テリファー0」だった。
映像がざらついていて古く感じるのと、残酷描写は実は最新作よりも上なところが侮れない。
ホラーに耐性無い人は、ハッキリ言って観ない方がいいと思う。
このグロさは、ヤバイと思ったパート1よりもヒドイから。
そう考えると、ホラー映画ファンやシリーズのファンにはオススメなのかな。
3本の短編には全てピエロのアート・ザ・クラウンが登場するが、1本目のピエロは別の役者だと思った。
だが2本目と3本目のピエロは、「テリファー」シリーズと同じ役者だと思うから
ここも安心して観ることが出来る。
全米ではすでにパート3も公開されている本シリーズ。
これからが楽しみなシリーズであろう。
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多羅尾伴内シリーズ 七つの顔の男だぜ

2024年10月30日 19時44分45秒 | ミステリー/犯罪

「多羅尾伴内シリーズ 七つの顔の男だぜ」
1960年 日本 87分
■監督:
 小沢茂弘
■出演:
 片岡千恵蔵
 中原ひとみ
 喜多川千鶴
 中山昭二
 山形勲
 東野英治郎
 山本麟一

●あらすじ
富豪令嬢・馬場きみ子誘拐事件で、張り込み中の刑事2人が射殺された。
早速、伴内は大沢警部に合流し、誘拐に使用された自動車が乗り捨てられた現場に急行する。
犯人は横浜に潜伏したものと推察されるが…。
戦慄の連続殺人と凶悪ギャング団に挑む御存じ七つの顔の名探偵・多羅尾伴内の二挺拳銃が正義の火を噴く!
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
前作に引き続きカラー昨品。
脚本・音楽・展開など前作をよりスケール・アップした感がある娯楽作品。
映画としての面白さが、シリーズで一番面白いと断言できるかも。
多羅尾伴内シリーズを初めて観ると言う方は、まず本作から入るのがオススメ。
タイトルもパート1みたいだしね。
このシリーズは制作され始めたのが随分昔と言うのもあるが、その時代の風景や風俗を知る事が出来たりして
ある意味歴史の勉強にもなるとも言える楽しさがあった。
さて次は小林旭によるリメイク版を観る事にするかな。
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多羅尾伴内シリーズ 十三の魔王

2024年10月30日 19時44分10秒 | ミステリー/犯罪

「多羅尾伴内シリーズ 十三の魔王」
1958年 日本 93分
■監督:
 松田定次
■出演:
 片岡千恵蔵
 進藤英太郎
 高峰三枝子
 高倉健
 志村喬

●あらすじ
衆人環視の中、一人のうら若き女性・雪江が競馬場の屋上から真っ逆さまに転落していった。
謎の殺人?
だがそれは飛び降り自殺と断定される。
疑念を持つ伴内は密かに調査に乗り出す。
その雪江の元恋人である譲吉、その譲吉との親族関係にある伊豆丸博士夫妻を巻き込み、
事件は第2、第3の謎の殺人事件へとつながっていく…。
その事件の謎を一つ一つ解きほぐしていく伴内。
なんとこの事件の背後には国際犯罪団の秘密と密接に結びついていたのだった。
すべては、大都会の裏で暗躍する十三の魔王の陰謀だった…。
遂に伴内の正義の二丁拳銃が国際秘密結社の野望を打ち砕くため、咆哮する!
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
多羅尾伴内シリーズもいよいよ第10弾。
ここでなんと初めてカラーになりました。
作品に初めて色が付いたからか作風も変化していて、音楽や展開など今までよりさらに娯楽色が高くなっている。
さらに映画の始まりに事件が起きるのが定番だが、本作は競馬場が舞台なので、過去作と比べて一番スケール感が大きい。
この時代の競馬を見る事が出来るのも嬉しいが、出演者に高倉健が居る事にビックリする。
1958年なのでまだデビューして2年目になるのかな。
脇役としてチンピラ役を演じているのが、凄く新鮮である。
脚本も何だか今までと比べてミステリー要素が強くなったと言うか、複雑化してきたのもより面白さに拍車を掛けている。
ここに来て娯楽作として円熟味が増してきた感がある本シリーズ。
楽しくなってきましたよ。
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