「夜の上海」
原題:夜。上海/THE LONGEST NIGHT IN SHANGHAI
2007年 日本/中国 110分
■監督:
張一白(チャン・イーバイ)
■出演:
本木雅弘
趙薇(ヴィッキー・チャオ)
西田尚美
塚本高史
郭品超(ディラン・クォ)
竹中直人
●あらすじ
夜の上海を舞台に、「アバウト・ラブ/関於愛」のチャン・イーバイ監督が、
美男美女たちの一夜の恋模様を綴るロマンティック・ストーリー。
主演は本木雅弘とヴィッキー・チャオ。
音楽祭の仕事のため、上海にやって来たトップヘアメイクアーティストの水島は、
公私ともにパートナーの美帆との関係に行き詰まりを感じていた。
ひとり夜の街を彷徨っていた彼は、突然背後からタクシーに追突され気を失ってしまう。
キュートな運転手のリンシーは水島にもとに駆け寄り、無事だと分かると彼を強引にタクシーに乗せ走り始める。
言葉の通じない2人の会話は、案の定まるで噛み合わないままだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
ヴィッキー・チャオ目当てに観たが、まあって感じかな。
ラブ・ストーリーっちゃあ、ラブ・ストーリーなんだろうが
本木雅弘とヴィッキー・チャオが、恋愛するわけではない展開には軽くビックリした。
てっきりそういう話だとばかり思ってたから。
二人のキャラは、完全にヴィッキーの方が上と言うか、見ていて楽しい。
本木雅弘は没個性に近く、面白みがない。
いや、向こうから見た日本人像がこんな感じなのかな?
中国人なんてオーバーな演技に見える向きもあるからねえ。
香港映画に観慣れた側からすると、それが当たり前になっているんだが。
まあ完全にヴィッキー・チャオ好きじゃないと、ちと辛いかな。
それと竹中直人が持ち芸のブルース・リー物まねをふんだんに披露しているので
そこも見所だが。
ラスト、ヴィッキーが華麗に変身するんだが、別にその前もキュートなので
あまり美しく変貌しました感がないのが、映画的に弱いところ。
ストーリー的には、最後水島と美帆はより戻してよかったと思うけど。
まあそんな感じで。