「ネバーサレンダー 肉弾凶器」
原題:THE MARINE
2006年 米 92分
■監督:
ジョン・ボニート
■出演:
ジョン・シナ
ロバート・パトリック
ケリー・カールソン
●あらすじ
海兵隊員のジョン(ジョン・シナ)は、イラクでの決死の救出作戦の成功で英雄となる。
しかし、その行動が軍法に触れて除隊処分となり、故郷で愛する妻と静かな生活を始める。
そんな中、逃走中のダイヤモンド強奪団が妻を誘拐してしまう。
怒りに打ち振るえたジョンは妻を無事に取り戻すため、命がけで追跡を始めるのだが。
★感想など
主演のジョン・シナは、WWEのプロレスラーらしい。
WWEのレスラーは全然知らんので、私は初めて見たが。
そのせいで、ジョン・シナが若い頃のドルフ・ラングレンにしか見えんかった。
映画の内容もまんまそんな感じで、80年代に良くあったアクション映画な感じだった。
いわゆるスタローンやシュワルツェネッガーらの主演作品たち。
そういった意味では非常に懐かしく感じ、そこに関しては楽しく鑑賞出来た。
冒頭のイラクでのシーンなんてまさにそれで、主人公には絶対に銃弾が当らず
逆に主人公はトリガーさえ弾いていれば、相手が勝手に死んでいってくれる
「ランボー」以来の都合の良さとか!
(まあこの点に関しては「地獄のヒーロー」の方が凄いのだが)
後はこの映画、とにかく爆破シーンが多かった。
やたらに爆破シーンが盛り込まれ、しかも火薬の量も半端ないと来たもんだから、
爆破シーンだけはテンションが上がる。
だがこの映画はそんなに面白くはない!
まずストーリーが一本道どころか、30分で終わる話を無理矢理3倍にしてる感じなので、
展開の仕方も最悪だし、話の必然性なんてあったもんじゃない。
伏線になりそうな話も全く無視して進む所など、もうちょっとどうにかならんかったのかと突っ込みたい。
→悪役が強盗した現場に奥さんが居たような気がする。その後奥さんがさらわれるシーンで、その事を理由にさらえばいいのにとか。
悪役たちのキャラクターも全員足元が定まっていないような変な奴らばかりで
魅力を感じない辺りが問題だ。
だが、ロバート・パトリックを久々に見れたのは嬉しかったな。
もっと彼が出てる映画みたい。
後、奥さん役のケリー・カールソンがエロ可愛くて気にいった。
アクション等も結構こなしてたし、この人も他のが観て見たいな。
総じてレレレな映画であったが、これを作ったWWEフィルムには今後も期待したい。
自分とこのレスラーを主演にして、昔ながらの懐かしいアクション映画を作る。
このスタイルは非常に良いね!
是非もっと連発してもらいたいんもんだ。