レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

大魔神怒る

2022年10月30日 10時49分46秒 | 特撮

「大魔神怒る」
1966年 日本 79分
■監督:
 三隅研次
■出演:
 本郷功次郎
 藤村志保
 丸井太郎
 内田朝雄
 橋本力

●あらすじ
戦国時代、名越一族と千草一族は、八雲の湖をはさんで平和に暮らしていた。
ところが彼らは思わぬ侵略にさらされることになる。
隣国の領主御子柴弾正は、まず千草一族、続いて名越一族を倒し、その領地を手に入れる。
さらに両家を守り続けてきた武神像を破壊し、湖に捨ててしまう。
そして邪魔になった十郎と早百合を処刑しようとする。
絶体絶命と思ったその時、湖がまっぷたつに割れ、巨大な魔神が現れた……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いやあ、前作より格段に面白くなってた!
まず話のテンポが抜群に良くなっている。
人の動きも多く話が良く転がっていくので、単純に面白い。
重厚な音楽も丁度良い塩梅になっている。前作はちょっとずっと重たい感じだったから。
あと大魔神も神様らしさが強調されていて良かった。
サイコキネシスのような能力とか、自然の操る力とか、神様っぽくて良かったよ。
最後いつまでも暴れ続けないところも、良い神様になった感じだね。
前作は巨大な石造が善悪無視してとにかく大暴れしている感もあったからね。
まあとにかく一般的な「大魔神」のイメージは本作の方が強いかなと感じた。
さて最終作となる次回は、一体どうなっているのかな?
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クリミナル・サスペクツ

2022年10月28日 12時01分08秒 | ミステリー/犯罪

「クリミナル・サスペクツ」
原題:SCENES OF THE CRIME
2001年 アメリカ/ドイツ 91分
■監督:
 ドミニク・フォルマ
■出演:
 ジェフ・ブリッジス
 ジョン・エイブラハムズ
 メッチェン・エイミック
 ノア・ワイリー
 モリス・チェスナット

●あらすじ
『ビッグ・リボウスキ』のJ・ブリッジス主演、実際に起きた事件を基に制作されたクライムアクション。
しがない自動車修理工のレニーが、ひょんなことからギャングと深いかかわりを持つ
裕福なビジネスマン・ジミーを誘拐する仕事に巻き込まれていく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この映画について全く知らなかったんだけど、レビューが凄い高評価だったんですよ。
「1分たりとも目の離せない90分」とか「”フォーン・ブース”っぽいおもしろさ」とか。
「フォーン・ブース」は以前観て、大変面白い作品だったので、本作にも大いに期待したのだが
全然こちらの期待通りの作品では無かった。
まず話が動き出すまでが長くて、開始から1時間くらいはとくに動きが無かったような気がする。
実際はそんな事ないんだけど、そう感じさせるくらい、出来に無駄が多かった。
他にも素人なのにその場の勢いでギャングの親玉を人質にしてしまう主人公のバカさ加減も、話にのれない一因。
1対1で人質にしているのに、人質の手錠外さないだろ普通。
他にも素人相手にギャング、その手下と言う状況が揃うことも何度もありながら何もしない等、脚本もどうかと思うし。
最後のオチも”はぁ?”って言いたくなるくらい納得がいかなかったし。
このオチは「ドント・ブリーズ」と同じかなあ。あれも理不尽の極みみたいなオチで納得しなかったけど。
まあ私は観て納得しなかったけど、こういった類の作品が好きな人なら、楽しめるかもなので、興味のある方は是非。
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シャークネード ラスト・チェーンソー

2022年10月27日 13時47分53秒 | 怪獣/モンスター

「シャークネード ラスト・チェーンソー」
原題:THE LAST SHARKNADO: IT'S ABOUT TIME
2018年 アメリカ 86分
■監督:
 アンソニー・C・フェランテ
■出演:
 アイアン・ジーリング
 タラ・リード
 カサンドラ・スケルボ

●あらすじ
巨大な竜巻が大量のサメとともに人間に襲いかかるアサイラム製作の大人気パニック・アクション・シリーズの第6弾。
シリーズ初となる劇場公開に際しては、4DXでの上映が実現。
主演はアイアン・ジーリング、共演にタラ・リード。監督はアンソニー・C・フェランテ。
これまに幾度となくシャークネードと戦い、アメリカと世界を救ってきた英雄フィン。
そんな彼の前にある日、息子のギルが未来からやって来る。
そこでフィンはシャークネードとの戦いに決着をつけるべく、
ギルとともに最初のシャークネードが出現した太古の地球へと旅立つのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ドルフ・ラングレン出てこないんだけど!
と言った訳で、完全に前作を観ていないと話が通じない脚本になっている。
それなのに劇場公開するとは、何も考えてないなこいつら。
映画を作るとなると、途端にゲージツ性とか考え始めて、箸にも棒にも掛からぬようなものを作る日本人とは大違いだな。
これは思うに日本人の生真面目さが悪い方向に出ちゃってるんだろうな。
香港映画とかもそうだけど、もっと気楽に楽しめばいいんだよな。
映画は娯楽なんだから、作る方も楽しめばいんじゃない?
その点この映画なんて、次から次へとタイムスリップしてシャークネードと戦うだけの話。
生身でタイムスリップしたり、数字間違えて2万年後に行っちゃったりとか、もうしっちゃかめっちゃかだぜ。
だがエンドロールを超速で流したのは、彼らは映画を良く観てる証拠だね。
あんなもん長くて時間の無駄だとか、いつも思ってるんだろうなあ。
特にマーベルの映画なんて、エンドロールだけで15分くらいあったりするからね!
まあそれはさておき、これでシャークネード・シリーズも終わり。
思うに1作目と2作目までは超絶面白かった。
3~4作目辺りでシリーズがちょっと有名になったのもあり、ゲスト俳優とか呼ぶようになって、ちょっと大作感を出してきた。
他の映画のパロディとかもやり出したのはこの辺か?
で最後の5~6作目はあきらかにガス欠状態。
まあでも中々楽しめたよ。
次は同じアサイラム制の「〇〇ヘッド・ジョーズ」シリーズかな。
これは「ダブルヘッド・ジョーズ」だけ観たかな。
頭が二つあるサメが人を襲う映画だったけど、続編では頭が3つになる「トリプルヘッド・ジョーズ」になるらしい!
さらにシリーズは進んで「ファイブヘッド・ジョーズ」「シックスヘッド・ジョーズ」まで進化!
まあ一言で言えばバカだなあなんだけど、それがアサイラムの良い所だよね。
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シャークネード ワールド・タイフーン

2022年10月26日 13時08分04秒 | 怪獣/モンスター

「シャークネード ワールド・タイフーン」
原題:SHARKNADO 5: GLOBAL SWARMING
2017年 アメリカ 89分
■監督:
 アンソニー・C・フェランテ
■出演:
 アイアン・ジーリング
 タラ・リード
 カサンドラ・スケルボ
 ドルフ・ラングレン

●あらすじ
サメによる未曽有の天変地異を描いたパニックシリーズ第5弾。
一連のシャークネード撃退の功績によりNATOの戦略会議に招集されたフィンは息子を連れてロンドンを訪れる。
だが、突如発生した巨大なシャークネードに息子が呑み込まれてしまい…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
なんか色々とやり過ぎているが、少々ネタ切れ感による超ヤケっぱち作品て印象。
気のせいか主演のフィン役の彼も疲れている表情に見える。
さて何故か毎回理由もなく現れるシャークネードは、前回宇宙までいったかと思うと
今回は時空や瞬間移動する核を持つようになり、ちょっと意味不明な展開に。
話の軸は冒頭でシャークネードに飲み込まれた小学生の息子を助けるのが目的なのだが
お約束のようにいつまでたっても助けることはできず、代わりにシャークネードが世界中に増殖。
挙句東京に進出したため東京タワーをバックにしたロケまで慣行しているのは、ひとえに本作を制作した
アサイラムから日本への恩返しだろうな。
そして最後は地球がほぼ滅亡し、そこにドルフ・ラングレンになった息子が現れて
シャークネードの中でタイムマシン作ってたと言い放ち、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のエンディングまんまで終わりになる。
まあそれ以外にも「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」とか
「Pokémon GO」のパクリとかを、まんまのパクリでまぶして作っていくこの制作方法は好きなんだけど
シリーズとしてはちょっとガス欠している感が否めないなあって印象でした。
そう言えばフィン役の彼は「ラバランチュラ」にまんまの役でゲスト出演していたけど
逆に本家「シャークネード」側に「ラバランチュラ」の主演俳優であるスティーブ・グッテンバーグが
ゲスト出演しないかなあと思ってたんだけど、本作には出てないみたいだね。
次回作がいよいよ「シャークネード」もラストになるんだけど、そこには出るかな?
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必殺女拳士

2022年10月25日 12時02分15秒 | 功夫/空手/武侠片

「必殺女拳士」
1976年 日本 81分
■監督:
 小平裕
■出演:
 志穂美悦子
 倉田保昭
 天津敏
 千葉治郎
 石橋雅史
 佐藤蛾次郎
 千葉真一

●あらすじ
「女必殺拳」シリーズでアクション女優の地位を築いた志穂美悦子主演による空手アクション。
ニューヨーク市警の空手師範の座を巡る争いに巻き込まれて片腕を失った父の復讐を果たすため、
檜垣流空手の極意を悟った由美が仇のいる東京へと乗り込む。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
志穂美悦子主演のカラテ映画。
同時上映が「実録外伝 大阪電撃作戦」と言うのが、また渋い。
共演者が千葉真一・倉田保昭・千葉治郎・天津敏・石橋雅史と、初期東映カラテシリーズを彩った面々が勢ぞろいなので
安心感はハンパないんだが、ここに佐藤蛾次郎が出ているのがちょっと珍しい。
役柄も「男はつらいよ」の時とほとんど同じで、そこに東映ならではの不良要素を大いにまぶしたみたいな格好になっている。
もちろん住職も出てくるのが、より、らしい感じだ。
話の方は珍しく冒頭で千葉真一が負ける事になり、その復讐のために幼い娘を空手一筋に鍛えて復讐を誓わせる。
だが立派に成長して志穂美悦子となった娘は、日記帳に”空手が憎い”と書くような、YAWARAみたいな展開に。
しかし本気を出せと言われて自らの飛び蹴りが原因で、父である千葉真一を死に追いやってしまった志穂美悦子は
単身東京に向かって父の復讐を果たすのであった。
まあ観れば分かる面白さですよ。
最終決戦の場所が、何故かススキが原なところとか、堪らんセンスですよ!
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