レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン

2025年01月10日 21時22分44秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン」
原題:REVENGE OF THE GREEN DRAGONS
2014年 アメリカ/香港 93分
■監督:
 劉偉強(アンドリュー・ラウ)
 アンドリュー・ロー
■出演:
 ジャスティン・チョン
 ケヴィン・ウー
 ハリー・シャム・Jr
 シューヤ・チャン
 レイ・リオッタ

●あらすじ
「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウ監督が、
マーティン・スコセッシの製作総指揮の下、
ニューヨークの中華系ギャング団を巡る実話を基に描くクライム・アクション。
主演は「トワイライト」シリーズのジャスティン・チョン、
共演にシューヤ・チャン、レイ・リオッタ。
共同監督に「パティシエの恋」のアンドリュー・ロー。
1983年、ニューヨークのクイーンズ。
中国から密航船でやって来た不法移民の少年サニー。
移民を仕切る組織の差配で、同い年の少年スティーブンとその母親のもとに身を置くことに。
やがて成長したサニーとスティーブンは、地元の有力ギャング“グリーン・ドラゴン”に引き抜かれる。
そしてボスのポールから、移民の彼らがアメリカで生き抜く術を学んでいく2人だったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
監督が劉偉強(アンドリュー・ラウ)なのと、予告編とかからアメリカのチャイニーズ・マフィアを
生々しく描いた超バイオレンス映画だと思っていた。
イメージは「シティ・オブ・ゴッド」のような感じ。
だが実際は全然そんな事なくて、悪になり切れない主人公が、ずっとどっちつかずみたいな態度で
ニューヨークをふらふらしているような内容だった。
まあ主人公のバイオレンス度がちょっと期待外れだっただけだが、他のメンバーの暴力描写は結構頑張っている。
敵対組織の幹部をさらってきて拷問するシーンなんて、ちょっとゾっとするようなヤバさだった。
上映時間が短い割にはちょと長く感じる部分もあるが、別に駄作と言うわけではないので観てみてもいいかも。
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修羅の伝説

2024年11月21日 20時46分07秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「修羅の伝説」
1992年 日本 110分
■監督:
 和泉聖治
■出演:
 小林旭
 陣内孝則
 ルビー・モレノ
 平幹二朗
 三木のり平
 秋野暢子
 室田日出男
 内田朝雄
 岩尾正隆
 坂上忍
 白竜
 内藤剛志
 清水健太郎
 殺陣剛太
 ジョニー大倉
 奈美悦子
 夏八木勲
 西岡徳馬
 ビートたけし

●あらすじ
勝目梓の小説『掟の伝説』を原作として、企業や政治家、暴力団らの巨大組織が絡む中で、
仁義を貫くヤクザの壮絶な生き様を描く任侠ロマン作品。
とある地方都市の暴力団組織・笠部組の若頭、大滝は、昔気質のやくざで仁義に厚く、
小さな組を守るため死力を尽くしていた。
そんなとき、正体不明の人物に組長が襲われる。
襲撃犯である関西系小田一家の情報を教えてくれたのは、妙に気の合うマル暴の刑事・桐野だった。
大滝は、事件の裏に政界がらみの巨大な陰謀が隠されていることを知るのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
小林旭がひたすらに格好良いヤクザ浪漫活劇。
一言で言うとそんな感じ。
だがこの映画はやくざ映画と言うよりも、任侠映画風やくざ映画なのかなあ?
任侠映画のフォーマットを知らないからなんだが、抗争とはいえ30人近くいるやくざの組事務所に乗り込んで
30人近くを全員殺すなどと言う描写は、実録やくざ映画ではなかったよね。
敵側もマシンガンで殺しにくるなんて、やくざ映画と言うよりかは、
ほとんどハリウッドの「ランボー」みたいなアクション映画のノリだし。
それを受けて、クライマックスは雪の降る中、傘もささずにコートを肩に羽織って街を歩く小林旭。
バックには自身が歌う主題歌が流れる。
そして敵の親玉に向かって、長ドスを持って切り掛かりに行くとなれば、もうほぼ任侠映画ではないかと。
まあこういった内容を現代でやると、完全にファンタジーになってしまうが
派手なドンパチも多いし、これはこれで楽しむ事もできる。
俳優陣も新旧東映やくざ映画俳優の共演と言った趣があって良い。
そう考えると本作にも出演している陣内孝則は、一時期東映でやくざ映画に出ていたね。
「極道渡世の素敵な面々」とか「疵 スカーフェイス」や「さらば愛しのやくざ」辺りか。
この辺全然興味を持ってなかったけど、これを機に観てみようかなと思っている。
案外面白いと思えるかも知れないしね。
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博徒外人部隊

2024年11月19日 18時42分45秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「博徒外人部隊」
1971年 日本 93分
■監督:
 深作欣二
■出演:
 鶴田浩二
 安藤昇
 若山富三郎
 渡瀬恒彦
 工藤明子
 小池朝雄
 室田日出男
 曽根晴美
 由利徹
 山本麟一

●あらすじ
鶴田浩二、若山富三郎、安藤昇、渡瀬恒彦ら、豪華キャストが共演した実録任侠アクション。
本土復帰前の沖縄を舞台に、縄張りをめぐって地元VS本土、
本土同士の暴力組織の面々が凄まじい血の抗争を繰り広げる。
監督は『仁義なき戦い』の深作欣二。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
最近は安藤昇の作品を追いかけているのだが、そこに監督が深作欣二と言う最強監督との組み合わせ。
そこに声が渋くて格好良い鶴田浩二に、さらに若山富三郎まで出ているとなると、大いに期待できる作品だ。
そうしたら本作は鶴田浩二主演の”博徒シリーズ”の第9作目だったらしい。
道理でラストの戦いにドスが出てくるハズだ。
内容の方は後の東映やくざ映画と言うより、鶴田浩二とかが主演していた任侠物の方に近いんだろうね。
やくざ映画と言うよりか、やくざアクション映画と言った方が近いかもと感じた。
と言っても、この時代に沖縄を舞台にして、沖縄ロケもしているのかな?
この頃では外国を見ているかのような異国感がったのではないだろうか。
そういった意味で、非常にわくわくしてくる映像が、沖縄の街を映したシーンの数々で
飛行機が頭上近くてビックリするシーンなんてのも新鮮に映る。
あとはこの頃の映画を見ていて感じるのが、1970年代初頭の空気感みたいなものが画面から感じられる気がする。
これが何だか無性に好きでね。
しかし何故か最近は古い映画の方ばかり惹かれていき、新しい映画の興味がどんどん失われていくな。
まあ今はそういった時期なんだろうから、そういう時は流れに身を任してどんどん見たい物を見ていこう。
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安藤組外伝 人斬り舎弟

2024年10月31日 20時03分05秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「安藤組外伝 人斬り舎弟」
1974年 日本 94分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 安藤昇
 菅原文太
 梅宮辰夫
 渡瀬恒彦
 片桐夕子
 室田日出男
 前田吟
 名和宏
 小松方正
 成田三樹夫
 安岡力也
 八名信夫
 初井言榮

●あらすじ
元ヤクザの安藤昇が企画・原作・主演を務めた任侠もの。
松田寛夫が脚本を書き、中島貞夫がメガホンをとった。
安藤組の幹部として活躍した実在の人物・花形敬をモデルとして製作された。
渋谷で勢力を伸ばしつつある安藤昇は、刑事に暴行を働いて逮捕された愚連隊の日向謙を、保釈金を積んで釈放させた。
日向は安藤のもとで働くようになるが、物資を強奪し腕を切られた仲間の仇を討ったため、
逮捕され四年の実刑を受けてしまう。
渋谷で愚連隊のボスとして君臨していた野田も安藤の舎弟となり、三百人の組員を擁する安藤組が結成された。
出所した日向は安藤組の幹部たちから金をせびって遊び歩いていたが、
かねてから折り合いの悪かった野田に命を狙われるようになる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
冒頭からいきなり登場するのが、菅原文太と梅宮辰夫。
しかも大学生役で!
これだけで掴みはOKだが、他にも室田日出男や前田吟が組の幹部として結構な数のシーンに出演していたり
安岡力也が重要な脇役として出ているかと思いきや、
何とあの成田三樹夫をヒットマンとしてちょい役で登場させる豪華さ!
だが個人的に嬉しいのは、こういった「仁義なき戦い」でお馴染みの面々が安藤昇と絡んでいるところ。
安藤昇の主演映画にこの辺のメンバーがあまり絡んでいる印象がないので、ここまで本格的だと嬉しいねえ。
内容の方は完全に狂犬でしかない菅原文太大活躍の巻で、これまた二重に大満足。
「仁義なき戦い」のファンなら必見と言えよう。
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カリートの道 暗黒街の抗争

2024年10月22日 18時35分49秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「カリートの道 暗黒街の抗争」
原題:CARLITO'S WAY: RISE TO POWER
2005年 アメリカ 94分
■監督:
 マイケル・スコット・ブレグマン
■出演:
 ジェイ・ヘルナンデス
 マリオ・ヴァン・ピーブルズ
 ショーン・コムズ
 ルイス・ガスマン
 ジャクリン・デサンティス
 バート・ヤング

●あらすじ
野心的な青年がマフィア同士の抗争に揺れる闇社会で様々な掟を学びながら若き麻薬王となって台頭していく、
「カリートの道」の前日譚を描いたクライム・アクション。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
前に観た「カリートの道」の続編と言うよりか、前日譚。
なんか評判が悪いとのことだったが、観てみたら全然そんな事はなく、結構面白かった。
前作はマフィアが足を洗いたい話だったので、ギャング物としてはノリがイマイチな感じだったけど
本作は若きカリートが刑務所の中でギャング人生をスタートさせるところから始まるのでノリはいい。
だがそのギャング同士の話が抗争ドンパチではなくて、話し合いベースの平和的解決で進む。
一人だけ仲間うちの弟がイケイケのキャラでストーリーをひっかきまわすが
あまりにも常識が無さすぎて浮いてしまっている。
とまあ面白いんだかそうじゃないんだか不明な感じなので、その辺が観る人によって評価が分かれる要因かも知れない。
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