レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

フォーン・ブース

2009年07月29日 22時57分32秒 | サスペンス

「フォーン・ブース」
原題:PHONE BOOTH
2002年 米 81分
■監督:
 ジョエル・シューマカー
■出演:
 コリン・ファレル
 キーファー・サザーランド
 フォレスト・ウィテカー

●あらすじ
マンハッタン、タイムズスクエア。
自称一流のパブリシスト、スチュは、今日もアシスタントを従え、携帯電話からクライアントや業界に口八丁でビジネスをまとめ上げている。
そんな彼はアシスタントと別れた後、1台の電話ボックスに立ち寄り、結婚指輪を外してクライアントの新進女優パメラに電話を掛けた。
スチュは彼女をモノにしようとしていたが、上手くいかずに受話器を置く。
その刹那、今使っていた公衆電話のベルが鳴り、思わず受話器を取ってしまうスチュ。
すると電話の主は、“電話を切ったら殺す”と脅迫してきたのだった。

★感想など
こいつはとんでもない傑作だ!
時間も短く、舞台も9割は一台の公衆電話で展開される。
ストーリーの大半は主人公と電話相手の絡みしかないのだが、これが絶妙に面白い!
これは脚本の大勝利だろう。
映画を観ていて、主人公にこうすればいいのにと思うような事は、全て先に展開される。
さらにこちらの思惑を超える展開の数々!
最初から最後までずっと内容に引き込まれっぱなしな超傑作。
「ラストキング・オブ・スコットランド」に主演していたフォレスト・ウィテカーも良かった。
キーファー・サザーランドがゲスト出演的に出ているが、結構嬉しかったぞ。
とにかく一度は観た方がいい、大傑作ですよこれは!
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続・荒野の七人

2009年07月25日 19時49分10秒 | 西部劇

「続・荒野の七人」
原題:RETURN OF THE SEVEN
1966年 米 95分
■監督:
 バート・ケネディ
■出演:
 ユル・ブリンナー
 ロバート・フラー
 ウォーレン・オーツ

●あらすじ
かつて6人の仲間と村人たちを助けるために戦ったチコは村娘と結ばれ、平和で幸せな農村生活を送っていた。
だがある時、その一帯を牛耳るロルカ一味に襲撃され、囚われの身となってしまう。
その報せを聞いたクリスは、ヴィンと共に新たな仲間探しを始め、それぞれ癖はあるが腕は保証できる4人の猛者を集める。
そして投獄された村人たちを引き連れ脱獄に成功したチコと合流し、一致団結して迎撃の準備に取り掛かるのだった。
やがて翌朝、いよいよクリスたちとロルカ一味の熾烈な攻防戦が開始される。

★感想など
ストーリー展開、音楽など、ほとんど前作と同じ。
キャストはユル・ブリンナー以外、全員違うので違和感は結構ある。
前作がスター集合な分、時間が長かったのに関し、本作は短めなのが嬉しい。
(ちなみに前作製作当時ユル・ブリンナー以外は、当時は無名でしたが)
ユル・ブリンナーのワンマン映画という印象はぬぐえず、それ以外は特に感じなかったなあ。
今の映画みたいに過剰な演出がある訳でもなく、むしろ淡々と進む感もあるが
逆にそこがゆったりとしていて画面に余裕があり、忙しくなくていいとも思える。
クラシックな映画にはそういった良さもあるよね。
所で主役が交代しまくっている、第三作・四作も観るべきだろうか?
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荒野の七人

2009年07月20日 23時27分11秒 | 西部劇

「荒野の七人」
原題:THE MAGNIFICENT SEVEN
1960年 米 128分
■監督:
 ジョン・スタージェス
■出演:
 ユル・ブリンナー
 スティーヴ・マックィーン
 チャールズ・ブロンソン
 ジェームズ・コバーン

●あらすじ
無法者の被害に嘆くメキシコの寂れた田舎町では、用心棒を雇うことになり、クリスをリーダーとして
ヴィンやブリットら7人のガンマンが集結した。
農民に自衛の策を教えるなどし、襲撃に備えるが……。

★感想など
西部劇を観るのは、これが初めてかも。
そのジャンルは興味はあったが、詳しい事を全く知らないので、どこから手を付ければいいのやらって感じだった。
と言っても本当に興味があるのは、実はマカロニ・ウエスタンなんだよねえ。
その為にも有名な本作辺りからスタートするのも、悪くなかろうて。
まず本作の主題歌。
これテレビとかで良く聞く曲で、馴染みはバッチリ。
昔の映画の主題歌がテレビで良く使われてるのは知っている。
有名な辺りでは、「ハロウィン」のテーマとかね。
ご都合主義的なストーリー展開も含めて、古典な名作だなあと実感する。
後のスター大集合とは言え、観ているとやっぱりユル・ブリンナーの存在感が突出している。
が、それ以外の人達はそこまで目立っていないように見えるがね。
ユル・ブリンナーの「ウエスト・ワールド」は前から観たいと思っていたが、本作を観るとさらに観たくなってきたよ。
正直ちょっと長いと思った本作だが、西部劇第一作としては別に悪くないかと。
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スネーク・フライト

2009年07月19日 13時26分06秒 | アクション

「スネーク・フライト」
原題:SNAKES ON A PLANE
2006年 米 107分
■監督:
 デヴィッド・R・エリス
■出演:
 サミュエル・L・ジャクソン
 ジュリアナ・マーグリーズ
 ネイサン・フィリップス

●あらすじ
ハワイのオフロードをバイクで走っていたショーンは、偶然、大物ギャングのキムが検事を殺している現場を目撃してしまった。
目撃者を消すため組織の魔の手が迫るが、ショーンはFBIエージェント・フリンの助けで危機を脱する。
そしてショーンはフリンの護衛のもとロスへと向かい、キムの悪事を証言することに。
2人は民間の航空機へと乗り込むが、それを察知したキムは、航空機に“暗殺者”――数千匹の毒ヘビを送り込むのだった。

★感想など
「アドレナリン」に続く、正調B級映画。
最近はこういった、わざと狙ったB級映画を真面目に作る作品が出てきて非常に楽しい。
ちなみに真面目に作ると言うのは、真面目にB級映画を作るという事。
本作は幾多のB級映画を馬鹿にせず、むしろそういった要素を狙って製作しており、好感が持てる。
機内のトイレでセックスしているカップルが最初に蛇に襲われるのもパターン通りだし
その際、女はおっぱい、男はチンコに蛇が噛み付いてくれるのも、B級映画的で最高だ!
主演のサミュエル・L・ジャクソンも楽しそうに演じているし
ストーリー面でも色々なパニック・シーンを盛り込んだり、主役の若造の成長もあり手堅い。
上映時間も短いし、非常に満足した一本だった!
(実はレレレ候補だった)
B級映画好きには絶対のオススメだ!
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ヴァイラス

2009年07月18日 12時18分56秒 | SF/ファンタジー

「ヴァイラス」
原題:VIRUS
1998年 米 100分
■監督:
 ジョン・ブルーノ
■出演:
 ジェイミー・リー・カーティス
 ウィリアム・ボールドウィン
 ジョアンナ・パクラ
 ドナルド・サザーランド

●あらすじ
南洋上で嵐に遭遇した輸送船が、偶然ロシアの衛星探査船を発見する。
何とそれは、ロシアの宇宙ステーション、ミールを介して宇宙から侵入した未知の電磁波生命体に乗っ取られていた。
コンピュータに入り込んだ未知の生命体は、人類を殲滅すべき対象と認識し、殺人アンドロイドを作り出していた。
このウイルスたちが、軍事衛星など重要な施設にアクセスを試みれば、まさに人類は絶滅。
それを阻止すべく、人類対未知の生命体の壮絶な戦いが始まるのだった…。

★感想など
見事なB級映画だね!
主演にジェイミー・リー・カーティス、脇にドナルド・サザーランドと、ちょっと豪華。
舞台が船上に固定されているのも、他に予算を使わなくてOKな感じ。
でも結構お金は掛かっていると思われる。
だがストーリーと言うか、話の展開の仕方が「エイリアン2」を意識しまくりなんだが!
未知の生命体が何故か人間の体を必要とし、メカ人間になるのは単にビジュアルを意識しただけで
最後にどでかい親玉が出てくるのは、もろに見た目重視であり、エイリアン・クイーンのぱくりなのは一目瞭然。
そう言ったら、ヒロインのジェイミー・リー・カーティスがリプリーなのもそうだしね。
設定が全然上手に活かされていないとか、エイリアンの行動原理が全く意味不明だったりとか
出演者たちの目的や行動も説明不足など、
突っ込み所には全く困らない作品だ!
とにかくB級映画好きなら、楽しい気持ちになれる作品だろう。
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