レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

エクスペンダブルズ ニューブラッド

2024年10月10日 18時57分38秒 | アクション

「エクスペンダブルズ ニューブラッド」
原題:EXPEND4BLES
2023年 アメリカ 103分
■監督:
 スコット・ウォー
■出演:
 ジェイソン・ステイサム
 カーティス・“50 Cent”・ジャクソン
 ミーガン・フォックス
 ドルフ・ラングレン
 トニー・ジャー
 イコ・ウワイス
 ランディ・クートゥア
 アンディ・ガルシア
 シルヴェスター・スタローン

●あらすじ
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサムら豪華キャストが集結した人気アクションシリーズの新章。
自らを“消耗品”と名乗る最強無敵の傭兵軍団・エクスペンダブルズを率いるバーニー・ロスに、
CIAから新たなミッションが下され…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
一度終わったシリーズを復活させたパート4。
制作前に一回スタローン自身がプロジェクトから降りた時は、今度作られるパート4は今までとは別物なんだろうなと思っていた。
だから本作が完成しても大して興味も無かったのだが、何とはなしに観てみたら
シリーズの中で一番面白いと感じた!
今までと言うか、このシリーズの特色はオールスター映画であり、過去に活躍したアクション・スターが大勢集まり
みんなでワイワイやるのを楽しむのがメインであった。
それに比べて本作はそんな事はなく、普通のアクション映画と言った趣きである。
だがこれが逆に脚本がシンプルになって観易くなっている。
さらにスターが沢山登場しないので話があっちこっち飛ぶような事もなく、話が分かりやすくて良い。
とは言え脚本はかなりデタラメだし、エログロ満載な演出は完全にR18なのかなこれ?
でも逆にこの怪しさこそが、1980年代に良くあったハリウッドB級アクション映画な雰囲気が感じられて大変好きだ。
まあそういった辺りの映画が好きな人なら。
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網走番外地

2024年10月08日 20時20分06秒 | アクション

「網走番外地」
1965年 日本 92分
■監督:
 石井輝男
■出演:
 高倉健
 南原宏治
 嵐寛寿郎
 待田京介
 田中邦衛
 丹波哲郎

●あらすじ
酷寒の地、北海道・網走刑務所で、一つの手錠で結ばれた二人の囚人。
貧農の家を飛び出し、やくざの世界に足を踏み入れて傷害事件で服役中の任侠やくざ・橘真一と、
強盗、強姦、殺人未遂、前科五犯のしたたか者・権田権三である。
雑居房でも二人はことある事に反発しあうが、そんな折、橘は権田らの脱獄計画に巻き込まれる。
追っ手の銃弾が炸裂する中、手錠という腐れ縁で繋がった橘と権田。
二人は、果てしなく続く大雪原を突き進んでゆく……。
雄大な北海道の大自然を背景に、アクション作品に定評のある石井輝男監督が、
好漢・高倉健を主演にむかえ長年温めてきた題材を遂にスクリーンに叩きつけた傑作である。
渋みのある演技陣が男たちのドラマを繰り広げ、スケールの大きなサスペンスドラマを盛り立てるなか、
高倉健が歌う哀愁に満ちた主題歌が切なく響くシリーズ第1弾。
(東映ビデオより)

★感想など
「網走番外地」と言うタイトルくらいは知っていたが、他についてはほとんど何も知らなかった事に気付いた。
監督が石井輝男なのも、主演が高倉健なのも。
内容やロケーション風景などを鑑みて白黒映画になったそうだが、
むしろ本作はモノクロ映画で良かったのではないかとさえ感じる出来栄えだった。
基本は囚人たちの話なので女性関係はほとんど登場せず、名優たちの丁々発止の演技合戦が見物。
その中でも特筆すべき役者は、やはり嵐寛寿郎だろう。
彼の中盤での演技は、物語にビシっと一本の芯を通したかのような迫力があり、流石の名演技であった。
高倉健も若々しくて恰好良く、キビキビとアクションをこなしてくれる。
脚本と言うか設定などは結構甘目な気はするが、制作年度を考えると当時はこんなもんだったのかも知れない。
さてストーリーに繋がりは全くなさそうだが、本作がシリーズ化されていたと言うのも、いかにも東映と言う感じだ。
とは言えシリーズは第18弾まで続いたらしいが、どこまで観るかは思案中である。
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タイガー・オン・ザ・ビート2

2024年09月30日 14時05分05秒 | アクション

「タイガー・オン・ザ・ビート2」
原題:老寅出更2/TIGER ON THE BEAT II
1990年 香港 94分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 李修賢(ダニー・リー)
 李元霸(コナン・リー)
 陳雅倫(エレン・チャン)
 張耀揚(ロイ・チョン)
 劉家輝(リュー・チャーフィー)
 徐少強(チョイ・シウキョン)
 高飛(フィリップ・コー)

●あらすじ
ダニー・リー、コナン・リー競演で贈る、ベテラン刑事とその甥の若手刑事が
悪の組織に挑む傑作アクションのシリーズ第2作。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
前作と話は繋がっていないんだろうな。
周潤發(チョウ・ユンファ)は出てないし、李元霸(コナン・リー)は続けて出演しているが
前作とは役柄が違うもんな。
で今回ユンファの代わりに主演を張るのが李修賢(ダニー・リー)。
しかしこのキャラクターが大変いけすかないやつで、常に誰彼構わずイバり散らしているし
刑事の悪いところも全開なので、どちらかと言うと悪徳刑事に見える。
そこに完全脳みそまで筋肉でちょっとアホなコナン・リーと
良いやつだか悪いやつだかさっぱり分からない娼婦の陳雅倫(エレン・チャン)が絡んでくる。
この前半部分は結構カッタルイんだが、ダニー・リーが仲間の女刑事と仲直りして性格がまともになった辺りから
展開が激しくなる。
当時の香港映画のスタントはどれもヤバイが、正直劉家良(ラウ・カーリョン)の考えるスタントは、マジでヤバイ。
スタントマンの命を一番安く使っていると思えるような、危険なスタントの数々を連発してくる。
それは主演女優のエレン・チャンにも容赦なく浴びせ、狭い螺旋階段から落ちる、ガラスを突き破って床に叩きつける
さらにはビルの4階辺りから下に落とすなど、女優にやらせるような事ではないスタントを沢山やらせる。
若干こちらが引くくらいだが、これも劉家良の狂気だと思って楽しもう。
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悪漢探偵V ~最後のミッション~

2024年06月05日 18時49分24秒 | アクション

「悪漢探偵V ~最後のミッション~」
原題:新最佳拍档/ACES GO PLACES V: THE TERRACOTTA HIT
1989年 香港 98分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 許冠傑(サミュエル・ホイ)
 麥嘉(カール・マッカ)
 張國榮(レスリー・チャン)
 利智(ニナ・リー)
 李元霸(コナン・リー)
 李修賢(ダニー・リー)
 莊泉利(ビリー・チョン)

●あらすじ
国宝である始皇帝の剣が何者かに盗まれた。
すでに引退していたキングコング(サミュエル・ホイ)はその犯人に仕立て上げられてしまうが、
真犯人は”新・黄金コンビ”の姉弟だった…。
(KunGFuTuBEより)

★感想など
「悪漢探偵」シリーズのパート5で、張國榮(レスリー・チャン)と共演している。
さらに監督が「タイガー・オン・ザ・ビート」に続き、劉家良(ラウ・カーリョン)なのも珍しい。
そのせいか、クライマックスは倉庫の中で功夫対決と言う、このシリーズらしくない展開に。
しかも「タイガー・オン・ザ・ビート」と共通しているのが、李元霸(コナン・リー)が功夫担当で
利智(ニナ・リー)が女優なのにヒドイ目にあるところも共通している。
しかし倉庫での乱闘と言うと、「五福星」とかでサモハンが良くやっていたイメージが強く
なんだかその頃の映画の亜流ぽく見えてしまうのが残念だなあ。
それ以外にも脚本とか展開が従来のシリーズと比べてハネてないと言うか勢いが無くて、
これ本当に「悪漢探偵」シリーズかと思ってしまうような出来栄えだった。
でもこれでも、1989年の年間興行収入で7位と言うんだから、驚きだ。
引退していたキングコングの事務所の壁に、映画「キングコング2」のポスターが貼ってあったりとか
偽名として周潤發(チョウ・ユンファ)と語ってた辺りがうけたのかな?
でもまあこれで「悪漢探偵」シリーズは全て制覇。
ただサモハンの福星シリーズと合体した「十福星」はまだ観てないんだよなあ。
当時は新五福星の五人って全く知らない人ばかりだったんだけど、今見ると全員知っているから
近いうちに観てみようかな。
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タイガー・オン・ザ・ビート

2024年06月02日 15時42分37秒 | アクション

「タイガー・オン・ザ・ビート」
原題:老寅出更/TIGER ON THE BEAT
1988年 香港 93分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 李元霸(コナン・リー)
 利智(ニナ・リー)
 黃霑(ジェームズ・ウォン)
 狄龍(ティ・ロン)
 劉家輝(リュー・チャーフィー)
 徐少強(チョイ・シウキョン)
 高飛(フィリップ・コー)
 成奎安(シン・フィオン)
 劉家榮(ラウ・カーウィン)
 姜大衛(デビッド・チャン)

●あらすじ
女たらしの刑事フランシスは、ある日マジメでマッチョな刑事マイケルとコンビを組まされ、
麻薬組織の捜査を命じられる。
2人は麻薬取引現場を押さえることに成功するが、逃亡した一味によって重要参考人が殺され、
フランシスの妹も誘拐されてしまう。
警察も動くに動けない状況下で、2人は組織へ決戦を挑む・・・。
(huluより)

★感想など
新藝城(シネマシティ)作品ながら、監督が劉家良(ラウ・カーリョン)な珍しい組合せ。
そのせいか姜大衛(デビッド・チャン)や劉家輝(リュー・チャーフィー)など
シネマシティには縁が無い役者たちが大挙出演しているのが、さらに珍しさを加速させている。
しかも作風すらシネマシティにしては珍しくなってしまっているのは、きっと大誤算だったろうな。
と言うのは、シネマシティは創立当初から功夫映画は作らないと言うコンセプトの基に映画製作をしている。
当時の香港映画界で功夫映画を作らないと言うのは大いなる賭けだったと思うが
シネマシティは見事そのコンセプトを貫いて傑作を量産し、香港映画界全体の流れを変えるほどの存在になった。
そんなシネマシティ作品として、要所要所で功夫バトルを繰り広げる本作は困っただろうな。
でもこの映画が年間興行収入で第5位となる大ヒットをしたんだから、わからんもんだ。
内容の方は周潤發(チョウ・ユンファ)と李元霸(コナン・リー)のバディ物なんだが、
全体的にユンファが浮いていると言うか、本作の世界観になじんでいない風になっている。
何故かと言うと、アクション部分が全体的にジャッキーの「ポリス・ストーリー/香港国際警察」っぽいのだ。
でそのアクション部分を担当しているのがコナン・リーで、ユンファは全く絡んでこない。
さらに強盗に襲われておしっこ漏らしたり、ナンパばっかりしているチャライところとか
ユンファが格好良く描かれてないんだよね。
なのでチョウ・ユンファが主演のシネマシティ作品だと思って観ると、割と期待を裏切られる。
反面これが仮にゴールデン・ハーベスト作品とでも思えば、楽しく鑑賞する事ができる。
まあほとんどの人はどっちでもいいだろうが、香港映画界黄金時代の一作として
普通にオススメできる作品である。
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