レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

炎の少女チャーリー

2025年01月17日 20時23分08秒 | ホラー

「炎の少女チャーリー」
原題:FIRESTARTER
1984年 アメリカ 115分
■監督:
 マーク・L・レスター
■出演:
 ドリュー・バリモア
 デヴィッド・キース
 ジョージ・C・スコット
 マーティン・シーン

●あらすじ
チャーリーは念じるだけで発火現象を起こすことができる超能力を持った少女。
チャーリーの父と母は貧乏な学生だった頃に、ある新薬の実験の被験者になったのだったが、
その実験とは人間の潜在能力を覚醒させる秘密の実験だった。
結果、2人の子どもであるチャーリーは望まずして強い超能力を持って生まれた。
実験を行った組織は彼女の力を知ると、
チャーリーを手に入れるべく手段を問わずに親子を執拗に追いかける…。
(ザ・シネマより)

★感想など
「キャリー」を観たら本作を観ようと、ずっと思っていた。
どちらも超能力を持った少女の話だから似たようなもんだと思っていたけど、結構違っていた。
超能力自体はキャリーよりも、本作のチャーリーの方が遥かに上。
ストーリーの方も、ワンエピソードだけで一本映画にしちゃっている点では両作とも同じだが
こちらの方はなんだか随分退屈で冗長に感じた。
なんか間延びしているシーンが多くて話が進まないので、早く話を進めてよって気になる。
しかも中盤から出てくるロリコン親父が気持ち悪くて、話の停滞っぷりにより拍車を掛けていた。
脚本に盛り上げるための、山や谷の起伏が欲しかったところだね。
だがラストの火球が飛び交って大爆発を連発させるシーンだけは、ちょっと見応えがあったけど。
ドラクエのメラミってこんな感じなんだろうなと思わせてね。
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フランケンフッカー

2025年01月15日 20時06分57秒 | ホラー

「フランケンフッカー」
原題:FRANKENHOOKER
1990年 アメリカ 85分
■監督:
 フランク・ヘネンロッター
■出演:
 ジェームズ・ロリンズ
 パティ・ミューレン
 シャーリー・ストーラー
 シャーロット・ヘルムカンプ

●あらすじ
電動芝刈り機に巻き込まれ死んでしまった恋人、エリザベス(パティ・マレン)を蘇らせようと
若き医学生ジェフリー・フランケン(ジェームズ・ロリンズ)はある計画を思いつく。
それは足りない人体部分を売春婦=フッカーで補い、エリザベスの頭部を縫合し再生させるというものだった。
しかし手術台から起き上がったのは怪物=フランケンフッカーだった・・・。
(Amazonより)

★感想など
これは面白い映画だった。
フランク・ヘネンロッターがこの頃作りたかった内容だったのか、最初から最後まで面白かった。
と言うか画面から、作り手がこの映画を作りたかったと言うか、楽しんで作っているかのような雰囲気が感じられる。
何かそういったものって、雰囲気で感じられる。何故か。
制作陣や役者側の熱意と言うか、想いと言うか。
これは同時期に作られた「バスケット・ケース2」と比べると、その差はかなり明らかだ。
本作を作るために嫌々「バスケット・ケース2」を作ったと監督が公言しているくらいだから
両作品の熱量の違いは、誰が見ても明らかなくらいだ。
まあ本作のテーマと言うか内容に関しては、あなり手垢が付きまくったものだが
主役の役名にフランケンと付けているくらいだから、その辺はヘネンロッターも承知の上で作っているのであろう。
だがそんな事はジェフリー・フランケン役のジェームズ・ロリンズによる怪演によって、全く気にならなくなる。
この役は死体蘇生に関して「ZOMBIO/死霊のしたたり」のハーバート・ウェストとはまた違ったヤバさを持っていて
こちらはこちらで中々面白いやつであった。
とにかくフランク・ヘネンロッターが油に乗っているのを十二分に感じる事ができる傑作。
ヘネさんが好きな人には、必見と言っておこう!
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子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎

2025年01月14日 20時26分20秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎」
1974年 日本 84分
■監督:
 黒田義之
■出演:
 若山富三郎
 富川晶宏
 大木実
 木村功
 瞳順子
 吉田晴一

●あらすじ
幼子の大五郎を乳母車に乗せて流浪の旅を続ける元公儀介錯人の拝一刀。
3人の息子たちを一刀にことごとく殺された柳生烈堂は、
最後の切り札として、ひとり娘の香織に一刀打倒の望みを託す。
彼女は必殺技の“お手玉の剣”で一刀に勝負を挑むが、
彼が盾代わりに利用した大五郎につい温情を注いで殺気をそがれ、これまた命を落とすはめに。
娘の死を知った烈堂は、黒鍬、そして土蜘蛛一族の総力を結集して、一刀に最後の戦いを挑む。
(WOWOWより)

★感想など
シリーズ第六弾にして最終作。
ストーリーはシンプルで分かりやすいのに、アクション面がのっぴきならない事になっている!
まず本作で敵を倒す方法のメインは、
大五郎の乳母車に装備されたマシンガン!
銃弾を何十発と連射して、大量の忍者とかを惨殺する。
そして次に多い方法が
バズーカによる爆殺!
そしてクライマックスでは、敵も味方も雪山をスキーで滑走しながら爆発させまくる戦いを演じると言う
ほとんど007みたいな内容になっていて凄まじい。
ここまで書いていてアレですが
この映画、時代劇ですからね!
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遊星よりの物体X

2025年01月13日 16時09分26秒 | SF/ファンタジー

「遊星よりの物体X」
原題:THE THING
1951年 アメリカ 87分
■監督:
 クリスチャン・ネイビー
■出演:
 ケネス・トビー
 マーガレット・シェリダン
 ロバート・コーンスウェイト
 ダグラス・スペンサー
 ジェームズ・アーネス
 ジェームズ・R・ヤング

●あらすじ
北極に謎の飛行物体が墜落!!
短編小説「影が行く」を巨匠ハワード・ホークスが製作に携わり映画化されて古典SFホラー映画の代表作。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
ジョン・カーペンターのリメイク版が有名だけど、こちらはそのオリジナル版。
監督はクリスチャン・ネイビーとなっているが、実質は制作のハワード・ホークスがほとんど演出したらしい。
あらすじとはほとんど知らなかったんだけど、勝手に本作に出てくるモンスターは有効的なのかと思っていた。
ところが本作に出てくるモンスターは結構攻撃的で、しかも知的ときたもんだ。
モンスターは生物と言うより植物の性質でできているが、姿形は人間と同じ二足歩行だ。
このモンスターが容赦なく人間たちを襲うが、人間たちの方もそれぞれの理由により対立しているのが面白い。
単純に戦って殺そうとする軍人に、研究して生かしておきたい研究者が対立。
そこに自分の会社で報道したい新聞記者の三つ巴ですったもんだする。
古い映画だし、特撮技術や予算もそこまでではないんだろうけど
脚本と演出がしっかりしているので、退屈することなく最後まで一気に進む。
シンプルゆえに純粋に面白い。
そういった作品だが、リメイク版の方は色々と足されているようだし、そちらの方も楽しみ。
何せ監督がジョン・カーペンターだしね。
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夜空の大空港

2025年01月12日 17時28分17秒 | サスペンス

「夜空の大空港」
原題:THE DOOMSDAY FLIGHT
1966年 アメリカ 100分
■監督:
 ウィリアム・グレアム
■出演:
 ジャック・ロード
 エドモンド・オブライエン
 ヴァン・ジョンソン
 キャサリン・クロフォード
 ジョン・サクソン
 マイケル・サラザン

●あらすじ
ロサンゼルス発ニューヨーク行きの旅客機が離陸した。
その直後、航空会社に1本の脅迫電話がかかってきた。
「10,000フィート以下のある高度まで降下すると爆発する爆弾を旅客機に仕掛けた。
隠し場所が知りたければ10万ドルを用意しろ」。
すぐさまFBI特別捜査官フランク・トンプソン(ジャック・ロード)が指揮を取り、捜査を開始。
管制塔から、機長のアンダーソン(ヴァン・ジョンソン)に、
無線の周波数を変えて伝えられ、操縦室は緊迫感に包まれた。
操縦士と客室乗務員は、乗客に悟られないように機内のどこかに仕掛けられた爆弾の捜索を始めるが、
なかなか見つからない。燃料は刻々と減ってゆく。
乗員乗客たちのタイムリミットは近づきつつあった――。
数々の名作を生み出したロッド・サーリングのオリジナル脚本をドラマ化した傑作航空サスペンス。
とてもテレフューチャーとは思えない、濃密なサスペンスの連続が観る者を圧倒する!
(Amazonより)

★感想など
1970年代にヒットした「大空港」を始めとする”エアポート”シリーズ。
本楽はそれに先んじて制作されていた傑作である。
と言っても劇場用映画ではなくテレビ作品。
だがこの時代のテレビ作品は、劇場用と比べても遜色無い作品が多く、
映画と言われても間違える程の出来の作品も多い。
本作もその辺の映画よりかは遥かに面白い傑作だった。
ストーリーとしては映画版の「大空港」にちょっと似ていたけど、スケール感は当然全然違う。
だがそんな事は気にならないくらい、脚本も演出も良かった。
犯人役エドモンド・オブライエンの中々の怪演っぷりが良かった。
しょっちゅう脅迫電話を掛けたり、長々と喋ったりするとことかはちょっと笑ってしまったけど。
他にも音楽がラロ・シフリンだったり、ジョン・サクソンが出ていたりと
後の「燃えよ!ドラゴン」繋がりの二人が関わっているのもポイント高かった。
まあ「大空港」から始まる”エアポート”シリーズが好きな人には、文句なくオススメである。
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