レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

守護神

2009年01月30日 23時30分38秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「守護神」
原題:THE GUARDIAN
2006年 米 139分
■監督:
 アンドリュー・デイヴィス
■出演:
 ケビン・コスナー
 アシュトン・カッチャー

●あらすじ
アメリカ沿岸救助隊に所属するレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。
数々の命を救った伝説的なスイマーだった彼だが、ある任務で相棒を目の前で失い、心に深い傷を負ってしまう。
妻にも別れを告げられ、失意に沈むベン。
そんな重い気持ちの彼は一時現場を離れ、レスキュー隊員を養成する学校・Aスクールに教官として赴任する事になった。
そしてそこで元高校水泳チャンプの訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会い

★感想など
これ、かなり面白いよ!
ハリウッド版「海猿」だと思ってる人が多いかも知れんが、多分それよりは面白い。
「海猿」の2は観た事あるけど、それはそれで結構面白かった。
だが、こっちの方が断然良かった。
まずストーリーの密度が凄く濃い!
次々と話が展開していき、全く飽きる事がない。
下手な監督だったら、簡単に上映時間3~4時間いくような内容。
これを次々とテンポ良く見せてくれるもんだから、長いと感じさせなかった。
ケビン・コスナーのキャラクターも抜群に良かった。
若手で生意気なアシュトン・カッチャーも最初は好ましくないんだが
後半になるにつれて、立派に育っていく展開も良かった。
関係ないんだけど、本作ってジャッキー好きだろうなあ。
なんせ悪人が一人も出てこないからね!
そこまで期待していなかったが、期待を大きく上回る面白さだった。
これだから映画は止められない!
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ディパーテッド

2009年01月29日 23時30分58秒 | サスペンス

「ディパーテッド」
原題:The Departed
2006年 米 150分
■監督:
 マーティン・スコセッシ
■出演:
 レオナルド・ディカプリオ
 マット・デイモン
 ジャック・ニコルソン
 マーク・ウォルバーグ
 マーティン・シーン

●あらすじ
犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、
優秀な成績で警察学校を卒業。
しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。
一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、
内通者となるためコステロの指示で警察官になる。

★感想など
香港映画の名作「インファナル・アフェア」のハリウッド・リメイク。
感想としては
アメリカ人って大雑把だなあ!
オリジナルの繊細さは欠片もなく、ひたすら雑になっている感じ。
と言うか、オリジナルのストーリーはアメリカ人には理解出来てないんじゃないの? って感じ。
各キャラクターもみなヒドイ。
ディカプリオが元々そういう家庭で育ったから、潜入捜査官にピッタリって何だよ!
マット・デイモンは自分の事しか考えてなく、アンディ・ラウには見られた忠誠心が見えない嫌なヤツだし。
ジャック・ニコルソンは下ネタ大好きな、下品極まりないオヤジで
一番最悪なのがケリー・チャンのハリウッド版である、精神科医マドリン。
何で二股掛けるキャラになってんだよ!
ストーリー展開も良くないし、ディカプリオが事件に向う途中で警部に情報を流すシーンとか最悪!
オリジナルではばれないようにモールス信号を使っていたのに対し
堂々とメールかよ!
駄目だこれ。
オリジナルを観た人の感想だがね。
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火垂るの墓

2009年01月27日 23時35分34秒 | アニメ

「火垂るの墓」
1988年 日本 88分
■監督:
 高畑勲
■出演:
 辰巳努
 白石綾乃

●あらすじ
昭和20年の神戸。
急な空襲で母が入院した、14歳の清太と4歳の節子兄妹は、叔母のもとを頼りに訪れる。
だがふたりの母が亡くなったのを機に叔母は彼らを邪険にしはじめ、清太は節子を連れて誰もいない防空壕へ。
ふたりだけの自炊生活をはじめるが。

★感想など
人からこれだけは観ておけと言われたアニメ・シリーズ第二弾。
実は先ほどまでちゃんと書いていたのですが
更新と同時に全て消えたので、やる気ねえ!
なので最後の感想だけ書く!

これこそ子供に観せるべき作品だろう!
ラピュタは小学校低学年向けだけだが、これは中学年向けだね。
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天空の城ラピュタ

2009年01月25日 12時17分21秒 | アニメ

「天空の城ラピュタ」
1986年 日本 124分
■監督:
 宮崎駿
■出演:
 田中真弓
 横沢啓子
 初井言榮
 寺田農

●あらすじ
スラッグ峡谷に住む見習い機械工のパズーはある日、空から降りてきた不思議な少女を助ける。
その少女・シータは、浮力を持つ謎の鉱石“飛行石”を身につけていた。
やがてパズーは、飛行石を狙う政府機関や海賊たちの陰謀に巻き込まれ、
かつて地上を支配したという伝説の天空島「ラピュタ帝国」に誘われてゆく。

★感想など
私は基本的にアニメは観ません。
理由は興味が全く無いからなんだが、今年は思う所あってアニメも観てみようかなと。
そこで第一弾に選ばれたのがこれ。
複数の人から面白いから観た方がいいと勧められたので、何人もが同じ事を言うという事は真実だと。
しかしCSでは全然放送してくれないので、DVDレンタルしてきました。
全部でアニメだけ3本レンタルしてきました。
ちなみにラピュタを観るのは初めてです。
だからストーリーもキャラクターもほとんど知らない状態で観たんだが、かなり面白かったね。
特に音楽が良かった!
シーンにあった音楽が流れ、かなりのバッチリ具合で良い音楽でした。
ハラハラ・ドキドキの冒険活劇は、子供時代に読んだポプラ社の江戸川乱歩シリーズを思い出した。
勿論子供向けに作られたアニメなんだからそうなんだろうが、今観ても
自分の子供時代を思い出させる事が出来ると言う事は、作品として傑作て事だよな。
子供の時に観たら、かなり熱中したんだろうなと思えて少し残念。
今観ちゃうと、パズーのアクションとかはかなり有り得ない動きが多く
それを観て興奮するどころか、「アニメだしな」と冷めてしまうのは致し方ない所ですな。
そう言えば全然関係無いんだが、パズーと音で聞くとその度にどうしても頭の中で
「バズー 魔法世界」のあの喋りがリフレインしてしょうがないんだが!
と、まあ解る人限定のネタを書いてみたり。
あれはホットBだっけか? 東海ソフトだっけか?
どっちでもいいんだがね。
シータもそうだが、パズーは男の子ながらしっかり男してるキャラクターだね。
ある意味理想の男像に近いのか?
ラピュタって女性ファンが多いんじゃないかなあ?
昔から割りと結構な女性が本作について言った事があった気がするし。
飲んでる席とかでね。
他のキャラクターとしては、ぶっちぎりでドーラと海賊一家が良かったなあ。
まず基本的に初井言榮は好きなんだが、声優としても抜群の演技力を発揮していて正直ビックリした。
すげえな初井言榮!
最初悪役かと思わせておいて、次第に二人に協力していく展開とか
大きく強く優しいドーラのキャラクターに、おとぼけ風味な息子達とか、楽しかった。
他にも親方夫婦とか、閣下と呼ばれる将軍とかも好みだねえ。
特に将軍の人って
「教師生活25年!」の声の人だろ!
さてムスカだが、ファンの人には申し訳ないが、俺は正直魅力的なキャラクターには見えんかった。
悪役としてはステレオタイプで、他の個性豊かなキャラクターの中ではすっかり埋もれてしまっている。
特に強烈なカリスマ性を感じなかったので。
まあ主役はパズーとシータ、及び海賊一家だろうから、悪役としてはそれでいいんだろうけど。

全体的に子供の夢が一杯詰まった傑作である事に間違いはないね。
将来子供が産まれて、小学校低学年くらいになったら是非観せようと思った作品でしたね。
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ロッキー・ザ・ファイナル

2009年01月24日 02時04分12秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「ロッキー・ザ・ファイナル」
原題:Rocky Balboa
2006年 米 103分
■監督:
 シルヴェスター・スタローン
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 バート・ヤング

●あらすじ
ボクシング界から引退したロッキーは、かつての栄光の面影はなく、
小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てていた。
他界した愛妻エイドリアンとの思い出にすがって生きているロッキーは、己の心の喪失感を埋めるかのように、
再びプロボクサーのライセンスを取得するために立ち上がるのだが。

★感想など
傑作である!
最初にスタローンが「ロッキー」と「ランボー」の続編を作ると聞いた時は
正直「マジかよ?」と思った人がほとんどでしょう。
特に「ロッキー」の続編なんて、どうするんだ? と思っていた。
と同時に、スタローンもいよいよそこまでいってしまったかとも思った。
と言うのは、近年のスタローンは活躍出来ていなかったからだ。
本作が完成するまでの間、ほとんどの人は冷ややかな目で本作を見つめていただろう。
だが本作が完成し、公開されるや大ヒット! 大絶賛の嵐!
凄く興味を持って、去年DVDが出てすぐレンタルで観てみた。
そしたら凄い感動作であった!
初めて観た時は、正直前半が退屈だった。
マリーとかスパイダーなんて知らないし、息子はセイジじゃないし。
だが再び特訓を始める辺りくらいから面白くなってきて、ラストに至っては感動してしまった。
そして今回初めて1から観始め、本作を観なおした。
本作が1のオマージュをこめて作ったとの事だけに
最初から全てが面白かった!
前記のマリーもスパイダーも、1にちょっと登場しただけのキャラクターだぜ。
それが本作で重要な役所で登場。
さらに有名な生卵の飲むとか精肉工場で肉をサンドバック代わりにするとか、セルフ・パロディー満載!
ちなみに今言った事は全て1でしかやっていなかった!
なんか毎回やってるようなイメージがあったけどね。
脚本も実に良かった。
今回はちゃんと1に戻っている。
前作のパート5は、マイク・タイソンとそのトレーナーだったカス・ダマトと
ドン・キングとのエピソードを、ほぼそのまま使用した脚本だった。
カス・ダマトがタイソンに言ったセリフは、ほぼそのままミッキーの言葉として引用し
タイソンが現実に歩んだ人生を、トミーにやらせていた。
まあ確かにその辺りのエピソードって面白いよね。
「修羅の門」のボクシング編で、アリオス・キルレインの設定もほぼそのままだったし。
(一度カス・ダマト辺りで調べてみればすぐ解るよ)
それに比べ、今回はロッキーの原点であったどん底からの脱出だけでなく
失ってしまった現実から希望を持つ事の素晴らしさ・素敵さを描き
しかもそれが現実のスタローンの姿、及び年齢とリンクしている!
そう考えると、ロッキー・シリーズと言うのは、その時々のスタローンという人間を
反映させていたシリーズだったのかもしれない。
ロッキーの頑張る姿、息子に向けた厳しい説教。
どれも胸を打つものばかりであり、感動し、考えさせられる良い言葉だ。
これから何度でも観て、勇気付けられたくなる作品だ!
年を重ねれば重ねる程、本作の重みは増してゆく。
そんな気がする感動作。
1回目より好きになってしまったな。DVD買おうかな。。。
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