レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

スーパーマリオ 魔界帝国の女神

2023年04月28日 12時52分07秒 | SF/ファンタジー

「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」
原題:SUPER MARIO BROS.
1993年 香港 105分
■監督:
 ロッキー・モートン
 アナベル・ヤンケル
■出演:
 ボブ・ホスキンス
 ジョン・レグイザモ
 デニス・ホッパー
 サマンサ・マシス
 ランス・ヘンリクセン

●あらすじ
人気ファミコン・ゲーム、“スーパーマリオ・ブラザース”のキャラクターを使った映画化。
主演のスーパーマリオにはB・ホスキンスが扮して熱演。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
何か今スーパーマリオの映画が大ヒットしてるみたいんだね。
そこで久しぶりに観てみましたよ、これを。
この翌年に作られたジャン・クロード・ヴァン・ダム主演の「ストリート・ファイター」と並び
ダメ実写化ゲーム映画の2台巨頭と称された本作を!
いやあ、久しぶりに観てもつまらないね。
これはこの映画をスーパーマリオとして観ようとするからダメなんだね。
主人公たちの名前が”マリオ・マリオ”と“ルイージ・マリオ”な、意味不明な苗字とか
ヒロインの名前がピーチではなくデイジーとか、クッパがただのおっさんだとか
そもそも話自体がマリオらしさの欠片も無いほど、明るくも楽しくもないところとか。
でも良いところも一つあるよ!
それは映画が始まってすぐに、ファミコン版スーパーマリオ1-1の音楽が
アレンジなしにほぼ原曲で流れるところ!
そこだけは良かったよ!
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80デイズ

2023年04月27日 18時29分51秒 | アクション

「80デイズ」
原題:AROUND THE WORLD IN 80 DAYS
2004年 アメリカ 121分
■監督:
 フランク・コラチ
■出演:
 成龍(ジャッキー・チェン)
 スティーヴ・クーガン
 セシル・ドゥ・フランス
 ジム・ブロードベント
 莫文蔚(カレン・モク)
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 キャシー・ベイツ
 アーノルド・シュワルツェネッガー
 オーウェン・ウィルソン
 呉彦祖(ダニエル・ウー)

●あらすじ
19世紀末の英国ロンドン。
その突飛な発想でいつも王立科学アカデミー会員たちの物笑いの種になっていた発明家のフォッグ氏。
彼はある日、「80日間で世界一周できる」と口走ったことから、
意地悪なアカデミー長官、ケルヴィン卿とその成否を巡って大きな賭けをするハメに。
いまだ飛行機すら発明されていないこの時代に、とんでもない冒険の旅に出ることになったフォッグ氏のお供をするのは、
ひょんなことから彼の使用人となったパスパルトゥーこと中国人のラウ・シン。
ところが彼にはフォッグ氏には内緒のある目的を持ってこの旅に同行していたのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
なんだか巷の評判はすこぶる悪いみたいね、この作品。
元は1956年の「80日間世界一周」のリメイクだが、
第25回ゴールデンラズベリー賞で最低リメイク賞にノミネートされたり、
主演したジャッキー自身も「もうリメイクはコリゴリ」とボヤいたとか。
でも2000年代のジャッキー映画でこの内容なら、むしろ面白い方だと思うけどなあ。
オリジナルを見ていないので比較は出来ないのだが、
ジャッキーが関わったからなのか、全体的に小さな子供でも楽しめるような作りになってる。
絵本のような街になるよう描いたCGとか、コメディとギャグ満載な演出の数々。
でもジャッキーは元々そういった映画作りを心掛けてるから、同じ思いでハリウッドで作ると
ディズニー映画みたいになるのかな?
だがこれが悪くない。
しかし全体的にコメディ・ギャグ映画の様相だし、最初の頃にパリで敵と功夫するシーンも
絵画と絡めたお笑い要素強めだったから、真面目な功夫は出てこないのかなと思っていたら
中国編になった瞬間にテイストが変わる!
村のセットは懐かしの「ドランクモンキー/酔拳」に似ていて、ここでジャッキーが着ている服も
当時の功夫映画時代の服に似ている。
そしてここで見せる功夫シーンも昔っぽいのだが、ここで使う武器に注目!
4つ脚だけ付いてる長い木の椅子。ジャッキーは「ヤング・マスター/師弟出馬」で。
サモハンは「妖術秘伝/鬼打鬼」とかで使っていた、あの木の椅子を使って功夫するんだよねえ!
超懐かしい。
他にも広東十虎を登場させたりとか、サモハンが演じているのは黄飛鴻で、ちゃんと将軍令が流れるとか
ちゃんといつものお約束をきちんと守るところは、まるで香港映画のようで嬉しかった。
でも広東十虎なのは黄飛鴻ではなくて、お父さんの黄麒英の方だったと思うけどね。
まあその辺はファンタジーの一言だろう。
とにかくジャッキー映画として見れば十分に楽しい映画。
いつかオリジナルを観るとしても、これはこれで面白かったよ。
お子様にもオススメです。
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十二人の怒れる男

2023年04月27日 18時29分21秒 | ドラマ

「十二人の怒れる男」
原題:12 ANGRY MEN
1957年 アメリカ 96分
■監督:
 シドニー・ルメット
■出演:
 ヘンリー・フォンダ
 リー・J・コッブ
 エド・ベグリー
 マーティン・バルサム
 E・G・マーシャル
 ジャック・クラグマン
 ジョン・フィードラー
 ジョージ・ヴォスコヴェック
 ロバート・ウェッバー
 エドワード・ビンズ
 ジョセフ・スウィーニー
 ジャック・ウォーデン

●あらすじ
既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。
元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、
そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。
17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、
誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この作品、メチャクチャ面白かった!
狭い会議室にこもった12人の名優たちによる密室劇で、基本会話だけで進んでいくのだが
これが想像力を働かせて(と言ってもそこまでではないが)観ていくのだが
有罪か無罪かの結果は12人全員の意見が揃う。つまり12対0にならなくてはいけないルールで
始まりは11体1。
しかし人一人の命を軽く決めていいのか。疑問があったらとことん考えるべきではないのか。
最初は独りの戦いから始まるが、疑問点を次々と洗い出していくうちに形勢は変わっていき。
みたいな感じの話しだが、これを演じている12人がみな素晴らしい演技なので
観ているこちらもどんどん惹き込まれていき、あっと言う間にラストを迎える。
また本作の結末。及びラストシーンがこれまた多くの余韻を引く素晴らしい出来栄えなんだよねえ。
これは是非味わってほしい。
決して今の映画では、こうは作れないだろうなと思わせる格好良い終わり方だ。
さて本作は名作の誉高く、何度もリメイクされているらしい。
1997年には、あのウィリアム・フリードキンによるTVドラマ版。
そして2007年には、あのロシアでリメイクされている。
個人的にはウィリアム・フリードキン版とか気になるね。
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ドライビング Miss デイジー

2023年04月26日 18時55分22秒 | ドラマ

「ドライビング Miss デイジー」
原題:DRIVING MISS DAISY
1989年 アメリカ 98分
■監督:
 ブルース・ベレスフォード
■出演:
 ジェシカ・タンディ
 モーガン・フリーマン
 ダン・エイクロイド

●あらすじ
老女デイジーと、初老のベテラン黒人運転手ホークとの友情を描いたヒューマン・ドラマ。
1948年、夏。
長年勤めた教職を退いたデイジーは未亡人。
まだまだ元気いっぱいの彼女だったが、寄る年波には勝てず、ある日運転中にあやうく大事故を引き起こしかける。
無くなった父の跡を継いで会社の社長となっていた息子のブーリーは、
そんな母の身を案じ、専用の運転手を雇うことにした……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
何となくタイトルだけは知っていた気がする作品。
ここのとこ何故かこういったドラマ作品を観たい気分になっているので
何となくチョイスして観てみた。
このあらすじだけ読んで観たようなもんだが、レレレ好きな私が何故このあらすじだけで観る気になったのか。
それは、私もこういう映画も観るんですよ(笑)
さてモーガン・フリーマンは大変素晴らしい役者だと思っているが、
主演のデイジー役のジェシカ・タンディも素晴らしい役者でしたね。
ここにダン・エイクロイドがドンと構えているのだから、役者陣には不安がない。
脚本の方はデイジーの心の変化を、ゆったりと流れる時間の中で描いている感じ。
大きな事件などは一切起きません。
派手なアクションもなし。
それでも暖かい空気の中ラストまで進み、そのまま幸せな空気感のまま映画は終わる。
時代背景もあり、人種差別問題も取り込みながらもそこを大きくフォーカスする訳でもなく
かと言って説教くさいエピソードも盛り込まず。
しかし行間には沢山のメッセージが込められていながらも、全体的に春の陽だまりのような温かい空気に包んだまま
最初から最後まで描いている。
まあたまにはこう言った映画も良いもんですよ。
いやあ、映画って本当に良いもんですね。(日曜洋画劇場風)
たまには病んだアメリカばかりの映画ではなく、こう言った映画も観ましょう。(金曜ロードショー風)
いや水野先生なら、本作のテーマでも病んだアメリカで解説できそうだな(笑)
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アメリカン・グラフィティ

2023年04月24日 20時13分58秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「アメリカン・グラフィティ」
原題:AMERICAN GRAFFITI
1973年 アメリカ 110分
■監督:
 ジョージ・ルーカス
■出演:
 リチャード・ドレイファス
 ロン・ハワード
 ポール・ル・マット
 チャーリー・マーティン・スミス
 キャンディ・クラーク
 ハリソン・フォード

●あらすじ
1962年、カリフォルニア北部の小さな田舎町を舞台に、
ハイスクールを卒業し東部の大学へ出発しようとする若者たちの、最後の一夜を描いた愛すべき名編。
スティーヴとカートは故郷での最後の夜を楽しく過ごそうと、テリーとビッグ・ジョンを誘い町に繰り出す。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ハイスクールの若者たちの恋と青春を、沢山のオールディーズで描いた作品。
「グローイング・アップ」って本作がベースだったんだね。
まあ本作に「ポーキーズ」みたいなエッチ要素を足してるけど。
もしかして「ポーキーズ」も本作みたいに、沢山のオールディーズで彩ってるのかな?
だとしたらまんま「ポーキーズ」だけど、まあ観てみないと何とも言えないか。
本作はあのジョージ・ルーカスが監督しているのもあり、話自体は他愛のないものばかりだが
軽快なロックのリズムに乗せてテンポ良く観る事が出来る。
どちらと言うとハイスクール版「スタンド・バイ・ミー」って感じ。
傑作と評されることはある、面白い映画でした。
ただハリソン・フォードは、最後までハリソン・フォードと気付かなかったけどね(笑)
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