レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

吸盤男オクトマン

2024年12月27日 19時01分26秒 | 怪獣/モンスター

「吸盤男オクトマン」
原題:OCTAMAN
1971年 アメリカ 79分
■監督:
 ハリー・エセックス
■出演:
 ピア・アンジェリ
 カーウィン・マシューズ
 ジェフ・モロー

●あらすじ
蛸人間が人々を襲うモンスターホラー。
メキシコ奥地に科学者グループが派遣される。
しかし、そこには放射能により巨大ヒューマノイド化したタコの怪物が待ち受けていた。
オクトマンの造形製作は「スター・ウォーズ」の特撮マン、リック・ベイカー。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは中々辛い映画だったね。
肝心のモンスターが開始1分で登場するのは嬉しいが、その後の展開がずっと怪物が人を襲う。
だけのパターンが延々と続くだけなので、凄い退屈。
しかも演出も下手だし、音楽も微妙にあってないので、余計に辛く感じてしまう。
怪物の造形は、あのリック・ベイカーの処女作。
主演二人のうち、まず女優のピア・アンジェリは、あのジェームズ・ディーンの恋人だった人。
さらにカーウィン・マシューズと言えば「シンドバッド七回目の航海」のシンドバッド船長役と
キャスト・スタッフ共に、レレレ的にはポイント高いんだけどねえ。
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ベビーシッター・アドベンチャー

2024年12月27日 19時01分00秒 | コメディ

「ベビーシッター・アドベンチャー」
原題:ADVENTURES IN BABYSITTING
1987年 アメリカ 102分
■監督:
 クリス・コロンバス
■出演:
 エリザベス・シュー
 マイア・ブルートン
 キース・クーガン

●あらすじ
デートの予定が無くなった女子高生がやむなく引き受けた子守のバイト。
家出した親友からの助けを求める電話に始まり、
次々にトラブルに巻き込まれるベビーシッターと子供達の一夜の大冒険を描いたコメディ。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この映画は、あらすじよりも完全に監督とキャストで選んだなあ。
まず監督のクリス・コロンバスは好きな監督の一人。
本作が監督デビュー作とは知らなかったけど、彼の経歴をみていると素晴らしくてため息が出てくるよ。
まず最初はスティーブン・スピルバーグの“アンブリン・エンターテインメント”に所属し、脚本家として活躍。
脚本家として「グレムリン」「グーニーズ」「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」を担当。
そして本作で監督デビューし、その後「ホーム・アローン」の1・2と
「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」も監督。
こう見ると、いかにクリス・コロンバスが子供を主役にした映画で大ヒットを飛ばしているかが分かる。
実際ここに挙げた作品は全て名作であり傑作だ。
どの作品にも悪役っぽいのは出てくるが、これが本当に悪いのではなく「ピーターパン」のフック船長のような
どこか温かみがあってユーモアもある、お茶目で憎めないような悪役は
ストーリーを盛り上げるスパイスとしての役割であり、必要以上にこちらをハラハラさせない。
こういったファミリー向けのような映画は、安心して娯楽映画として楽しめるから結構好きだったりする。
いつもは人が残酷に破壊されるホラー映画とか観ていたとしても、たまにはこういった映画も良いものである。
だがそういったのを抜きにしても、クリス・コロンバスの映画は純粋に面白い作品ばかりなのも間違いない。
そして主演のエリザベス・シュー。
彼女は「ベスト・キッド」のヒロイン役が有名だね。
コブラ会のジョニーと付き合っていたのに、引っ越してきたばっかりのダニエルさんに乗り換えたもんだから
ジョニーが怒ってコブラ会の連中を使ってダニエルさんをイジメ始め、結果的に二人が戦うハメになる
キッカケを作った女子の役だったね。
本作でも気の強い女の子役で、子守りの男の子に惚れられているが全く相手にせず
最後は知り合ったばかりの大学生を結ばれ、子守りの男の子の恋心を粉みじんに壊すところには笑った。
と言うか最後まで全く歯牙にもかけていないのは、単純な子供の恋心でしかないと言うメッセージなのだろうか?
あとは妹役がマイティ・ソーに激ハマリして色々なネタをブッコんでくるが、
これこの映画を当時観てたらさっぱり元ネタ分からなかっただろうなあとか、
四人組の一人が「ハリー・ポッター」のロンに、エリザベス・シューがエマ・ワトソンに似てるように見えるのは
クリス・コロンバス作品だからかなあとか、関係のないことを考えてしまっていた。
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グリーンブック

2024年12月25日 19時19分37秒 | ドラマ

「グリーンブック」
原題:GREEN BOOK
2018年 アメリカ 130分
■監督:
 ピーター・ファレリー
■出演:
 ヴィゴ・モーテンセン
 マハーシャラ・アリ
 リンダ・カーデリーニ

●あらすじ
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、
ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。
ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。
彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、
なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。
二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
前からあらすじが気になっていた作品で、クリスマスだから何か良質のドラマ作品でも観ようと思って鑑賞してみました。
そうしたら結構話に引き込まれていき、寝る時間を過ぎていたのは分かっていたが、それでも最後まで一気に観てしまった。
性格やキャラクターが正反対の二人が一緒に過ごしていくうちに、段々と打ち解けていき
仲良くなっていくのは、こういった話では王道だが、本作もその王道に則った作りになっており
またその王道っぷりが、大変心地良くこちらの心に染みてくる。
とは言え親切な作りになっているわけではなく、二人のキャラクターのベースとなる部分や、
そこを踏まえた上での、二人の距離が近づいていくところなどを、じっくりと分かりやすくは描いていない。
触れてないわけではないんだけど、特に強調はしてこないので、軽い気持ちで観ているとさらっと通り過ぎていきそうだ。
まあ仮にそうだったとしても、エンドクレジットの本物の二人のその後のエピソードでぐわっと胸が熱くなる。
ラストはクリスマスの夜で終わるので、鑑賞したタイミングもバッチリだった。
良い映画でした。
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悪魔の毒々モンスター

2024年12月24日 20時28分34秒 | ホラー

「悪魔の毒々モンスター」
原題:THE TOXIC AVENGER
1984年 アメリカ 92分
■監督:
 マイケル・ハーツ
 サミュエル・ウェイル
■出演:
 アンドリー・マランダ
 ミッチェル・コーエン
 ジェニファー・バプティスト
 シンディ・マニオン

●あらすじ
ロイド・カウフマン監督によるホラーの無修正完全版。
スポーツジムで清掃員をしているいじめられっ子のメルヴィンは、
不良グループの悪ふざけから有毒廃棄物のドラム缶に飛び込み、
醜い“毒々モンスター”に変身し、町のクズどもを退治していく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは昔から有名なタイトルだけど、実は観た事がなかったので初鑑賞。
まず映像と街並みが古いアメリカって感じで、懐かしくて好みだ。
「バスケット・ケース」の1と似たような感じの古い映像っぷりと言って通じる人いるかな?
1980年代初頭のアメリカ低予算映画のフィルムって、何か古い感じしない?
あんな感じ。しかも空が寒そうなんだよね。
そんな昔を感じさせる映像で、内容はエログロたっぷりの低俗な映画。
まあ本作を制作したトロマ社の映画が、最初にB級ならぬZ級映画って呼ばれてなかったかな?
正にそういったZ級路線を自覚しながら作られているのが本作なので、
「バカだなあ」と真面目に突っ込むのではなくて、笑いながら「こういうバカか」と言いながら
ビールでも飲みながら適当に横目で観るくらいがちょうどいいだろうね。
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サボテン・ブラザーズ

2024年12月23日 20時11分42秒 | コメディ

「サボテン・ブラザーズ」
原題:!THREE AMIGOS!
1986年 アメリカ 102分
■監督:
 ジョン・ランディス
■出演:
 スティーヴ・マーティン
 チェヴィー・チェイス
 マーティン・ショート
 トニー・プラナ

●あらすじ
ハリウッドをクビになった芸人トリオ“スリー・アミーゴス”が、
ショウ出演と勘違いして、山賊に苦しめられているメキシコの村へやって来る。
だが、そこで三人を待ち受けていた仕事とは、本物の山賊退治だった。
マーティン、チェイス、ショートの主演トリオの妙も楽しい、コメディ・ウェスタンの快作。
西部劇のパロディ・シーンを始め、ギャグも盛沢山でジョン・ランディスの肩の力を抜いた演出ぶりも堪能できる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この映画について、ちょっと誤解していたようだ。
まず大昔にこの映画を知った時に、チョイ役でアーノルド・シュワルツェネッガーが出演していると知り
いつか観たいなあと思ってはや数十年といったところなのだが、何と本作にはシュワちゃんは出ていなかった!
まあ1986年制作じゃ出るはずないよな。
では勘違いだったのかなと思って軽く調べてみたら、シュワちゃんは1979年制作の「サボテン・ジャック」と言う映画に出演していたらしい。
「サボテン・ジャック」と言う映画も、コメディ西部劇らしいので、そうなると本作と比べて
タイトルどころか内容まで似ているので、どうもそちらと勘違いしていた模様だ。
さて本作の方は愉快な三人組である“スリー・アミーゴス”が繰り広げるコメディ作品だ。
ハリウッドのコメディ映画は、感性が違うので基本的に日本人には笑えない感じのものが多いが
本作は純粋に楽しめる、良い映画だった。
歌ったり踊ったり、戦ったりもあるし、悪党たちも何だか憎めないところがあり愛嬌もたっぷりな感じだ。
全体的にはディズニー映画の世界観に近いかも。
「ピーターパン」の悪党たちも、憎むべき悪党って感じじゃなくて、愛嬌があって好きになれる悪党だよね。
あんな感じに近いかもしれない。
これは主演だけではなく、製作総指揮と脚本も兼ねたスティーヴ・マーティンが
本作を制作するにあたって「セックスもドラッグも4文字言葉も出ていない」内容を目指した事によるだろう。
ファミリーで楽しめる安心の内容。
こういった映画、大好きである。
クリスマスだから、何か楽しい作品が観たいなと思ってチョイスしたけど、どうやら大当たりだったようだ。
そう言えばスティーヴ・マーティンが好きな友達がいるのだが、
スティーヴ・マーティンが主演のみならず製作総指揮・脚本も兼ねた本作は観たのか、気になったので今度聞いてみよう。
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