レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第9話「十一町奪還計画」

2024年08月30日 19時58分04秒 | ドラマ

『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第9話「十一町奪還計画」
2024年 日本 24分
■監督:
 中川和博
■出演:
 与田祐希(乃木坂46)
 市川由衣
 佐月絵美
 矢柴俊博
 浅香唯
 森下能幸
 石田悠佳(LINKL PLANET)
 田中要次
 マギー
 与座よしあき

●あらすじ
リコ(与田祐希)たち家族が暮らす十一町では、温泉リゾート開発計画が進んでいた。
小向一家が住民説明会に参加すると、建設予定地のエリアにまさかの小向家が該当されていて、
リゾート会社からの立ち退き交渉がはじまる。
小向家では立ち退きに対する賛否の意見が真っ二つに割れてしまい大喧嘩が勃発してしまう…。
結論を出せずに頭を悩ませたリコは、矢島模型店へ…。
果たしてリコはリコや家族の正義を見つけることができるのか!?
(テレビ東京より)

★感想など
最後の方になって、ストーリーが大きく動き出したね。
土地の立ち退きをさせると言う、良く悪役として描かれがちな役も
過去シリーズから参戦しているマギー、与座よしあきのキャラクターは基本善人。
決してあくどい事をしてまで小向家を立ち退かせようとはしていないところに、このドラマの良さを再確認する。
この立ち退き問題は次回まで引っ張ることになるが、
こんな大きな問題が出てくると、普通に考えるとプラモなんて介入するところなぞ皆無なハズなのだが
それでもやっぱりプラモを作らせるのは、脚本も今回は苦労しただろうな。
そのせいか、今回は元ネタのアニメの台詞とかガンガン挿入して、なんだか脚本家が楽しそうだ。
まあ元ネタを出されてもさっぱり分からないのだが、まあそんな感じだろうと思っている。
そして次回の予告を観ると、次回はデンドロビウムを皆で作るみたいね。
確か今年の春に限定生産されたよね。
完全受注生産で、1/144なのに3万円くらいだっけか?
まあ昔はガレージキットの花形だったような気もするくらい、デンドロビウムってロマンに溢れてるよね。
そしたら一足先にLINKL PLANETが生配信で、みんなでデンドロビウム作ったみたいね。
アーカイブされていたので、5時間もあるから最初と最後だけ観たけど、まず箱のデカさが凄かった!
LINKL PLANETの皆も「まるで家電じゃーん」とか言いながら、わいわい楽しんでいるのが可愛かったね。
そして配信終了2分前の、ギリギリギブ・バースも良かった。
本編だけじゃなく、こちらもオススメかも。
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『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第8話「行くよ、香絵!」

2024年08月29日 22時30分26秒 | ドラマ

『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第8話「行くよ、香絵!」
2024年 日本 24分
■監督:
 中川和博
■出演:
 与田祐希(乃木坂46)
 市川由衣
 佐月絵美
 矢柴俊博
 浅香唯
 森下能幸
 石田悠佳(LINKL PLANET)
 田中要次
 マギー
 与座よしあき

●あらすじ
リコ(与田祐希)は、進路に悩む妹の香絵(佐月絵美)が映像専門学校のパンフレットを取り寄せていることに気が付く。
映像が好きな香絵は、周りから映像の監督になることを勧められるが
「好きなこと」と「やりたいこと」がイコールなのか疑問を感じていた。
そんな香絵の悩みを知ったリコは、自分が好きなプラモデル作りを体験させるべく矢島模型店へと向かう。
好きなことを楽しむリコの様子、そして完成させたプラモデルを愛でた香絵は…
(テレビ東京より)

★感想など
今まで家族の話を順繰りに、母・父・長女・リコと進めてきたので、今回はいよいよ妹の話。
妹役の子は佐月絵美と言う子で、オープニングで髪の毛を一束縛っているのが、
2歳くらいの女の子の髪型を思い出させて嬉しくなっている毎回。
ちょっとツンとした感じの役だが、この子も十分可愛い。
そう考えるとこのドラマは、可愛い女の子が沢山出てるドラマだなあ。
さてそんな末っ子が作るプラモは、何と3式機龍!
歴代のメカゴジラ史上でも、一二を争う格好良さを誇る怪獣だ。
そんな機龍を塗装から行い、ジオラマまで作って特撮映像を作りあげるほどの熱の入れようは
ある意味姉のリコ以上のパワフルさ。
これもひとえに小向家の血のなせる業か。
今回はドラマとしても起承転結がハッキリしていて、結構面白く感じられた。
まあ出てきたプラモが3式機龍だったからかも知れないが(笑)
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翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて

2024年08月28日 14時07分14秒 | コメディ

「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」
2023年 日本 116分
■監督:
 武内英樹
■出演:
 二階堂ふみ
 GACKT
 杏
 加藤諒
 和久井映見
 アキラ100%
 朝日奈央
 天童よしみ
 山村紅葉
 ハイヒールモモコ
 藤原紀香
 片岡愛之助

●あらすじ
GACKT、二階堂ふみ主演による爆笑コメディの続編。
日本埼玉化計画を推し進める麻実麗と壇ノ浦百美。
そんな中、埼玉県人は横の繋がりが薄いという問題が浮上。
麗は埼玉県人の心をひとつにするため、越谷に海を作る無謀な計画を打ち立てる。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
NACK5から流れる「たまたまさいたま~」みたいな、たまに流れる曲から始まり
埼玉は横の流れが無い。だから横を繋ぐ電車を作ろう。
名前は”武蔵野線”で!
しかし誰も賛同しないから、埼玉に海を作ろう!
作る場所は武蔵野線の真ん中にある、越谷にしよう。
越谷に作る海の名前は
”しらこばと水上公園”にしよう!
ここまでで開始5分。
これだけで、もう大爆笑!
埼玉に海作るのに、和歌山の白浜から砂持ってきてビーチを作ろうとする辺り、もう趣旨が変わってきている。
まあ実際しらこばとには、波が流れるビーチあるからな(笑)
だが今回の舞台は、ほとんどが関西である。
前回の敵が東京なら今回の敵は大阪で、そりゃもう壮大にパロっていて大笑いできる。
大阪市長役の片岡愛之助の怪演が光り、最後まで盛り上げる。
他にも大小様々なパロディと言うより、壮大な茶番劇が繰り広げられる。
前作もそうだが、このノリについていける人なら問題なし。
ダメな人にはとことんダメだろう。
ラスト、本物のしらこばと水上公園でのロケから、エンディングにつながり
最初ははなわが歌っているのに、途中からミルクボーイの漫才を丸々挟んでから、またはなわの歌に戻る。
全く悪くないぜ、こういうの。
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地獄(1999)

2024年08月25日 14時15分20秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「地獄(1999)」
1999年 日本 101分
■監督:
 石井輝男
■出演:
 佐藤美樹
 前田通子
 平松豊
 薩摩剣八郎
 丹波哲郎

●あらすじ
中川信夫監督「地獄」を、神代辰巳監督以来2度目のリメイク。
前2作がフィクションだったのに対し、本作は、連続幼女誘拐殺害事件、オウム事件、毒入りカレー事件等々、
実際に平成日本を震撼させた事件を生々しく再現し、事件を引き起こした犯罪者たちを地獄で裁くという戦慄の問題作。
人生に思い悩む少女リカは、公園で出会った老婆によって、地獄へ連れていかれる。
そこでリカが見たものは、現世で大罪を犯した亡者たちが閻魔大王の裁きによって、
鬼たちに地獄の責めを受ける阿鼻叫喚の修羅場であった。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
何故か20年周期くらいで作られている地獄映画。
ラストとなる三本目は、監督が問題児石井輝男だけに、これまた大変な問題作となっていた。
まず肝心要の地獄描写は全然薄い。
過去二作とは比べ物にならない。
と言うかほとんどオマケみたいなもので、この映画はほとんどオウムの再現ドラマみたいな様相である。
そこに監督が石井輝男なので、無駄に女性の裸が出てくる。
恐らくこの映画に出ている30代くらいまでの女性は、ほぼ全員裸になっているんじゃないかな。
何せ主人公であるリカ役の佐藤美樹ですら、オウムの教祖に強姦されそうになるシーンがあるだけでなく
ラストに至っては、30人くらいの女性たちの主導者になるのだが
全員がオウムの服ならぬ下着までを脱ぎ棄てて、全裸で太陽に向かって両手を上下する謎の一体感で映画が終了するからね。
ちなみにこの両手を上下する謎の動きは、「ベスト・キッド2」でダニエルさんが沖縄で金を掛けて氷を割らされるシーンあるじゃん。
あの直前に精神統一するためにやってた動きあるじゃん。
ほとんどアレだと思ってもらえればOK!
さてそんな無茶苦茶な中に、さらにカオス要素を足すのが丹波哲郎で
最強剣士の役らしいのだが、これが三途の川で出てくる鬼たちをなぎ倒すわけわからない展開。
何でもこの役は、石井輝男監督の過去作で丹波哲郎が演じた役と同じらしいのだが
ちょっと未見なので元ネタが分からなかった。
まあ本作は地獄映画の要素はちょっと薄いと思うけど、まあ気になる人がいたら。
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地獄(1979)

2024年08月25日 14時14分51秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「地獄(1979)」
1979年 日本 131分
■監督:
 神代辰巳
■出演:
 原田美枝子
 岸田今日子
 石橋蓮司
 林隆三
 田中邦衛
 金子信雄
 天本英世

●あらすじ
不義によって産まれた娘が、成長して母親と同じ罪を犯してしまう。
死後、彼女は地獄に堕ち、七大地獄を目の当たりにする。
業の恐ろしさを描いた幻想劇。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
本作もタイトルはただの「地獄」なんだけど、前のと区別が付かないため製作年度を足してます。
さて二度目の地獄映画は、何を思ったのか東映が製作。
まあ東映は1970年代の終わりの方は、角川の横溝正史ブームにあやかって変なオカルト映画をいくつも作っていたから
本作もきっとその流れの中の一本なのだろう。
だけど閻魔大王役を金子信雄にする辺りは
流石東映だねって感じだ!
今回の人間界の話は正に横溝正史の映画の雰囲気まんまで進むのが、
いかに東映がこういった映画が作りたかったのが良く分かる。
母親が村人に殺され、死んだ後に腹から生まれた娘が主役となる話。
あっと言う間に20年後くらいになり、昔の因縁が云々とかやり出すのは、マジで横溝正史の世界だよね。
今回の主役の娘は、生まれた瞬間から地獄を背負っていると言う凄まじい設定。
そして今回地獄に落ちる理由は、ずばり”近親相姦”
色々な意味で今では作れなそうな題材にしている辺りが、いかにも東映って感じで大好きだ。
地獄描写もそれなりに良かったとは思うが、元々東映には特撮の技術力が低いのもあって
1960年版よりもチープに感じてしまうのは、いささか残念なところだ。
あと特筆すべきなのが本作のOPで流れる歌。
まず何分間も真っ暗な映像の中で、ずっと暗いフォークソングが流れるだけなのは、
映画が始まってすぐなのに、もう地獄を連想させる感じがして暗い気持ちになる。
そのフォークソングを歌っているのは山崎ハコと言う歌手で、私は聴いた事はないのだが名前は知っていた。
「課長バカ一代」と言う漫画の中で、課長たちがバンドを組んでデビューを目指すんだが
デビューと同時に解散しようと言う事に決定する。理由は斬新だから。
そこで解散する理由を決めようとなって、主人公の課長が部下たちにこう聞く。
「音楽の方向性があわないから解散することにしよう。オレは山崎ハコが好きだがお前らはどうだ?」と聞くと
何と部下たち全員が山崎ハコが大好きな事が判明。解散できなくなってしまうと言うオチで終わるんだが
その中の部下の一人が言った台詞。
「山崎ハコのオールナイトニッポン。毎週聴いてました。」
そのラジオ、気になるっ!
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