「リオ・ブラボー」
原題:RIO BRAVO
1959年 米 135分
■監督:
ハワード・ホークス
■出演:
ジョン・ウェイン
ディーン・マーティン
リッキー・ネルソン
ウォルター・ブレナン
ペドロ・ゴンザレス=ゴンザレス
●あらすじ
颯爽たるファースト・シーンに初まり、計算されたアクションを散りばめた、歌あり恋ありの痛快西部劇。
保安官チャンスは、酒場のゴタゴタから人を殺したジョーという男を逮捕した。
ジョーの兄ネイサンは手下を集め、釈放を求めてチャンスを脅迫する。
チャンスはわずかな手勢で、ネイサン一派を迎え撃つが……。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
とある本に「本格西部劇を観た事が無い人は、まず本作から観てみては」と紹介されていた作品。
そう言われては観ずにはいられない、とばかりに観てみました。
結論からすればイマイチでした。
ドラマとかキャラクターとかを中心に描くのがハリウッド製ウエスタンだとするならば
正に本作は決定版と言っていい作品なのかも知れない。
只、本作みたいな普通の西部劇な話を続けられても、私にはどうもあわないみたいだ。
ドラマで面白かったと感じたのは、「追跡者」とか「真昼の決闘」辺り。
後はやっぱりマカロニみたいな、アクションに徹した作品の方が好み。
別にドラマ的な話が嫌いな訳ではなくて、典型的なウエスタン話があわないのかも。
それとジョン・ウェインのキャラクターも駄目だった。
決して人をほめない。ほめる場面でもけなす。俺が一番など。
大昔の男像はそうだったのかも知れないが、今見ると拒否反応が出てしまう。
「黄色いリボン」でも、「謝るな。謝罪は弱さに繋がる」とか言ってたしな。
ジョン・ウェインは演じる役柄も、本人のキャラクターもタカ派と言われているらしいが
そうなるとジョン・ウェインが監督した「アラモ」とか観ておけば良かったかな。
まあ1~2年後くらいに、あらかたの西部劇を見尽くしたら観てみるかな。