レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

捨身の一撃

2018年10月31日 22時49分22秒 | 西部劇

「捨身の一撃」
原題:A LAWLESS STREET
1955年 米 78分
■監督:
 ジョセフ・H・ルイス
■出演:
 ランドルフ・スコット
 アンジェラ・ランズベリー
 ワーナー・アンダーソン
 ジーン・パーカー
 ジャネット・ノーラン

●あらすじ
ランドルフ・スコットとアンジェラ・ランズベリー共演によるガンファイトウエスタン。
拳銃の名手として知られる保安官のケイレムは、別れた妻と再会するが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
50年代の西部劇は楽しいねえ。
予算が掛かってるし、この頃の映画は時代性もあり、映画がせかせかしていない。
恋愛要素もあるが、登場人物がみな50代以上に見えるんだが?
まあそういった大人過ぎる役者さんたちは、この時代は普通だよね。
上映時間は短いが、展開がぽんぽん進む脚本に銃撃戦も多くなかなかの娯楽作だった。
孤独で味方が少ない保安官像は、「真昼の決闘」の影響を受けているのかも知れないが、
ゆっくり休むために留置場で寝るセンスは素敵だと思った。
こういうのがハリウッド黄金時代の西部劇なのかな?
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ピッチブラック

2018年10月30日 22時36分56秒 | SF/ファンタジー

「ピッチブラック」
原題:PITCH BLACK
2000年 米 108分
■監督:
 デヴィッド・トゥーヒー
■出演:
 ラダ・ミッチェル
 コール・ハウザー
 ヴィン・ディーゼル
 キース・デヴィッド
 ルイス・フィッツジェラルド

●あらすじ
「アライバル-侵略者-」のD・トゥーヒー監督がユニークな設定と新たなエイリアンで描くSFアクション・スリラー。
事故に遭い、未知の惑星に不時着した宇宙船。
三つの太陽に照らされた灼熱の星で、護送中の凶悪犯も含む生存者たちは過酷なサバイバルを強いられることになる。
探索の後、一行はかつてこの星で生活していた調査隊の施設にたどり着くが、
同時に地下や暗がりに潜む凶悪な肉食エイリアンの存在も知る。
そして22年ぶりの皆既日食によって、この星は完全な夜を迎えようとしていた……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いや、これ以外と掘り出し物の一品ですよ! 傑作!
予算は大して多くないのに、作り手のセンスが良くてちゃんとSFしてる。
各キャラクターもきちんと描かれている上に、脚本も面白く予定調和にしない展開も楽しい。
当時は脇役の一人だったのかも知れないがヴィン・ディーゼルのキャラクターも、悪い人としてブレてないのが素晴らしい!
続編で安易に善い人とかになって欲しくないなあと思わせるほどの、悪い人でしたよ。
ヒロインももちろん通り一遍のキャラクターではないんだが、「死霊のえじき」リメイク版の
パッケージみたいな顔が、非常に私好み。
綾辻行人の「迷路館の殺人」ネタもあり、満足しました。
久々に続編が楽しみな作品でしたね。
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ヒッチハイク

2018年10月28日 21時35分53秒 | ミステリー/犯罪

「ヒッチハイク」
原題:AUTOSTOP ROSSO SANGUE
1976年 伊/米 103分
■監督:
 パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
■出演:
 フランコ・ネロ
 コリンヌ・クレリー
 デヴィッド・ヘス

●あらすじ
アメリカをキャンピング・カーで旅行中の夫婦が拾ったひとりのヒッチハイカー。
だが、その男は200万ドルを手にした強盗犯だった。
次第に凶暴性をあらわにしていく男は、夫の眼前で妻を犯し、非道の限りを尽くしていく……。
突然の訪問者による恐怖を、ネヴァダの広大な風景の中で展開させたバイオレンス・スリラー。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いかにもこの頃のイタリア映画って感じで、一言で言うならば
隙あらばエロ!
とにかく若奥さんの描写がAVばりに常にエロく描かれ、おっぱいどころか
全裸もありーの、犯されるシーンありーのって、そんなのしか印象に残らない。
まあその辺を抜きにしても、脚本は割りと色々と展開するし
随所に結構無茶な描写を入れてくる辺りは、流石ハリウッドではなくイタリア映画って感じだが。
まあフランコ・ネロがいつものエロ親父なのも含めて、以外と楽しめる作品です。
でも奥さんの裸しか印象に残らないけど(笑)
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軍用列車

2018年10月27日 21時03分53秒 | 西部劇

「軍用列車」
原題:BREAKHEART PASS
1975年 米 94分
■監督:
 トム・グライス
■出演:
 チャールズ・ブロンソン
 ベン・ジョンソン
 リチャード・クレンナ

●あらすじ
賭博師ディーキンと、彼を捕らえた保安官ネイサンは、軍用列車に乗り込んだ。
ところが列車内では不可解な事件が相次ぎ、ディーキンは秘かに調査を始める。
そして彼は、この列車を利用した巧妙な陰謀計画を突き止めるが……。
A・マクリーン原作の冒険アクション
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
チャールズ・ブロンソンが出ているだけで、ここまで安心感があるとは!
西部劇の世界と同じ時代だが、列車中心で話が進むし
ミステリー仕立てなので飽きることなく最後まで話が進んでいく。
インディアンの存在もちょうどいい塩梅で話の邪魔になっていないし
アクション・シーンも予算が掛かっていて安っぽさが皆無なのが嬉しい。
B級ではなく当時のA級大作のように見えるが、尺も短く面白いので普通にオススメです。
もっとブロンソンの映画が観たくなってしまったよ!
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猛獣大脱走

2018年10月25日 22時10分04秒 | ホラー

「猛獣大脱走」
原題:WILD BEASTS
1983年 伊 92分
■監督:
 フランコ・E・プロスペリ
■出演:
 ジョン・アルドリッチ
 ロレーヌ・ド・セル
 ウーゴ・ボローニャ
 ルイーザ・ロイド

●あらすじ
ヨーロッパ北部。
最新コンピューターで管理されている巨大動物園の獣医を務めるバーナーはここ最近、
落ち着きのない動物たちが気がかりだった。
そんなある日、街で車に乗っていたカップルが多数のドブネズミに襲われ、食いちぎられる異常な事件が発生。
警察はバーナーに調査を依頼する。そしてちょうど同じ頃、動物園のシステムがダウン。
動物園の檻からゾウやヒョウなどの猛獣たちが一斉に外へ飛び出し、街は大混乱に見舞われる。
(ザ・シネマより)

★感想など
動物園から猛獣が逃げ出した、さあ大変!
と聞くと「ジュマンジ」みたいなサスペンス性のないものを想像した貴方。
ところが本作はイタリア映画だったために
超ヤバイ内容だった!
まず出てくる動物はライオンにトラにチーターにゾウにサイにと、とにかく種類豊富。
これだけでも嬉しくなってくるが、この動物たちが基本
人間たちを殺る気マンマン!
顔を見るや襲いかかってきて食い散らかす!
しかも殺されるシーンがやたら血みどろで、もろホラー映画のノリ。
だが最後の方まで動物たちが何故そんな殺気に満ちているかがさっぱりわからないため
猛獣版ヒッチコックの「鳥」みたいな展開に。
ただ全体的に描写がやばすぎて、今では絶対に同じものを作れない内容である。
今は映画の中で動物を殺してはいけなかったはずだが、本作では冒頭にネズミが大量に発生して
カップルを襲い掛かって殺すシーンがあるのだが、警察がネズミ退治に用いた方法は焼却!
しかもマジで本物のネズミたちを焼き殺してます!
それ以外にも少女のヌードがあったり、こどもたちが麻薬でラリって大人を刺し殺すシーンもばっちり描いているし。
まあ全体的にアナーキーに満ちた不思議な映画。
80年代初頭はイタリア映画最後の輝きとも言えるくらい、素晴らしいレレレ映画が沢山あるので
古き良きイタリア映画に思いを馳せながら、是非楽しんでいただきたい作品である。
マジ、オススメ!
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