「世紀末救世主伝説 北斗の拳」
1986年 日本 110分
■監督:
芦田豊雄
■出演:
ケンシロウ:神谷 明
ユリア:山本百合子
シン:古川登志夫
レイ:塩沢兼人
リン:鈴木富子
バット:鈴木みえ
ラオウ(拳王):内海賢二
●あらすじ
核戦争によって荒廃した世紀末、そこは暴力の支配する世界だった。
一子相伝の暗殺拳・北斗神拳の伝承者であるケンシロウは南斗六聖拳の男シンによって恋人ユリアをさらわれてしまった。
ユリアを捜し求める旅を続けるケンシロウ。
その先に待ち受けるのは、自らを世紀末覇者・拳王と名乗るラオウであった。
★感想など
やっぱり、ラオウはこの声だね!
「ラオウ伝説」が10分も耐えられなかった理由は、やっぱり宇梶ラオウのせい。
ラオウの顔から、あの声が聞こえた瞬間
腰がくだけたもんな!
これで新しい北斗5作は観る事ないな。
前回が「マッドマックス2」だから、これを観た訳ではない。
たまたまであり、只の流れです。
声はいつもの人達なので、安心して観る事が出来ますな。
ただ各キャラクタ配置を、あえて原作と変えてきている。
まずトキが登場しない!
北斗は三兄弟扱い!
そしてジャギが結構メイン!
解ってるねえ。
それ以外だと、ハート様がジャギの部下的登場をしたり
ラオウの手下としてウイグル獄長がいたりする。
また原作には無い戦いもあり、ラオウVS牙大王、ラオウVSシン等がそう。
まあラオウとシンが戦うシーンは無いのだが、そこはひどく残念。
ただそういった夢のカードを劇場版として実現するやり方は、かなりいいねえ。
もっとやって欲しかった。
そう言えば本作では、やたらリンの比重が高くなっている。
だが冒頭ジードに襲われているリンが出ない悲鳴でケンシロウを呼んだ時は
ハリウッド版「北斗の拳」を思い出したよ!
まあストーリーの矛盾っぷりは多々あるが、ジャギもラオウも観れたから満足・満足。
やっぱ声って重要だね。