「シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ」
原題:SEE NO EVIL
2006年 米 84分
■監督:
グレゴリー・ダーク
■出演:
ケイン
クリスティナ・ヴィダル
マイケル・J・ペイガン
サマンサ・ノーブル
スティーヴン・ヴィドラー
●あらすじ
アメリカの人気プロレス団体“WWE”が、看板スター“ケイン”を主演に据え製作したティーンズ・スプラッタ・ホラー。
軽犯罪を犯した若者8人は、減刑と引き換えに労働奉仕として老朽化著しい廃ホテルの修繕を命じられる。
不気味な廃ホテルで週末を過ごすハメになった8人だったが、そこには2人の監察官とホテルの女主人以外にも、
恐ろしい殺人鬼“ジェイコブ”がいることなど知る由もなかった…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
WWEフィルムズの第一回作品。
80年代ホラー映画を目指したと言うだけあって、確かにあの頃の雰囲気は感じ取れる。
これは確かに高評価な点なんだが、不満点も多い。
まず主人公のケイン演じる殺人鬼の、殺しのバリエーションが少ないね。
これは飽きてしまうので、もっと考えるべき。
彼のキャラクターの動機付けもいらないような気もするが。
続編で描くならともかく。
ラストもあそこまで描かなければ、続編もアリってできるのにね。
そういった終わり方こそ、80年代ホラー的終わり方でしょうよ。
他にも、いかにもエロっぽい女の子が脱ぎもしないしSEXもしないのNG!
しかも最初に殺されないのも駄目。
映画的にこいつ早く死ねよって思わせるキャラクターが生き残るのは絶対にNGなんだけどねえ。
本作はそれが目立ちすぎ。
80年代を目指したのは合格だが、本質が解ってない感じ。
でもWWEフィルムの映画は、最近の映画より好みなのは事実。
レレレ好きなら、気にせずどぞ。