
「子連れ狼 三途の川の乳母車」
1972年 日本 82分
■監督:
三隅研次
■出演:
若山富三郎
富川晶宏
松尾嘉代
岸田森
大木実
小林昭二
●あらすじ
幼子の大五郎を乳母車に乗せてさすらいの旅を続ける元公儀介錯人の拝一刀。
公儀探索人である黒鍬小角から一刀の殺害を依頼された明石柳生の女性当主・鞘香は、
別式女と呼ばれる冷酷非情な女武芸者たちを彼のもとに差し向けるが、一刀は次々とこれを撃破。
阿波藩から刺客の依頼を受けた一刀は船に乗って四国へと向かう。
そして、同じ船に乗り合わせた公儀護送役の凄腕の左3兄弟と、やがて砂丘を舞台に対決の時を迎えることとなる。
(WOWOWオンラインより)
★感想など
第一作が大ヒットしたため、早速作られた第二作。
当時の邦画はこういったスピード感も最高だよね!
残酷描写は相変わらずで、これが時代劇なのかと言いたくなるくらい。
前作では置物のようだった大五郎も、本作では戦いにも加わるし、死にそうな父親を助けるし
殺る気だった松尾嘉代の乳首をいじって戦意喪失させたりと中々の活躍を見せてくれた。
しかし脚本がほとんどあってないようなもので、敵出てくる⇒殺るのループなので基本単調。
さらに画面が暗くて良く見えないシーンが多かったのも困った。
でもラスボス三兄弟の描写が、ほとんどジミーさんの世界観だったのには笑った。
やっぱり当時の勝プロは香港に一番近い製作プロだったのかもしれない。
実際ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」に勝プロから俳優を派遣してるしな。
そう考えると勝プロの作品、もっと観てみよう。