「blue」
2001年 日本 116分
■監督:
安藤尋
■出演:
市川実日子
小西真奈美
今宿麻美
仲村綾乃
高岡蒼佑
●あらすじ
高校の3年に進級し、周囲がそれぞれの進路について考え始めた頃、
桐島カヤ子はひとつ年上のクラスメイト、遠藤雅美のことが気になっていた。
去年、何かの理由で停学し、カヤ子と同級生になった雅美は大人っぽく、物静かな女の子。
カヤ子はそんな彼女に惹かれていく。そして、思い切って雅美を昼食に誘う。
これをきっかけに2人は親しくなっていった。
ある時、カヤ子は合コンで知り合った少年とそのままホテルで関係を持つ。
ところが、その少年が親友の憧れの人だったことから、親友に激しくなじられ落ち込むカヤ子。
そんなカヤ子を雅美は海に誘ってくれた…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
小西真奈美が目当てで観てみた作品。
主演の市川実日子ってどこかげ聞いた名前だなあと思って顔を見たらすぐピンときた!
「カムカムエヴリバディ」のベリーさんじゃん!
あれも良い役だったから、これは中々良い二人の組み合わせの映画だねと思いながら観始めたんだが
これは辛かった!
無音で何んでもないシーンをひたすら引きで撮り続ける。
例えばカメラ固定で二人が海まで歩いていくシーンを3分くらい無音でただ撮り続ける。そしてそのシーンに意味はない。
こんなのが延々と続く。全体的にこの映画が何を伝えたいのかがさっぱり分からない上でそれだ。
さらに悪いのが肝心のシーンは全然キチンと描かない。
例えば少年とホテルに行ったシーンまでの流れ。
1)学校で女友だちから飲み会やろうよと誘われる
2)アイス屋みたいところの前でひたすら座っている
3)居酒屋で飲み会のシーン
4)いきなりホテルで二人。市川実日子帰ろうとする
5)腕だけのアップで少年が無言で腕をつかむ
これで終わりである。なお各シーンの繋ぎはブツ切りで意味不明。
これだけの描写なので二人がその後どうなったのか全然分からない。
話の流れ的にそのまま何もなく帰ったのかと思ったら、どうやらしていたらしい。
しかしそれが判明するのはこのシーンから1時間半くらい経過してからである。
不要な物は多く、必要な物は全然足りないと言う、まるで安いカップラーメンみたいな内容。
昔の邦画ってこんなんばっかりだった気がするから、この頃の邦画嫌いだったんだけど
最近のは割と面白くなってきた感はある。
トータルとして洋邦問わず、90年代と2005年くらいまでの15年間の映画は、どうにも自分にはあわないなって感じはする。
だが2006年作の小西真奈美主演「UDON」はまだ観てないんだよなあ。
まあこちらはスタッフ的にまだ観れそうだが、同じ2006年の「天使の卵」ってのは本作と同じ匂いがして危険そうだなあ。。。