レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

893愚連隊

2022年12月08日 18時03分52秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「893愚連隊」
1966年 日本 88分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 松方弘樹
 天知茂
 荒木一郎
 高松英郎
 三島ゆり子
 稲野和子
 ケン・サンダース
 近藤正臣
 遠藤辰雄

●あらすじ
白タク、ゆすり、たかり、スケコマシとあらゆる小悪事をシノギにし、
親分なしの乾分なし、あがりも仲間で平等に分配する民主主義をたてまえに、
カッコよく、でっかく生きて行く、通称893愚連隊。
“ネチョネチョ生きる”戦後派チンピラたちに、出所したばかりの戦中派ヤクザが加わり、
暴力団相手から一千万を奪い取る大勝負に挑む!
当時新進気鋭の中島貞夫が自身の手によるオリジナルの脚本を元に、
親分子分の縦の関係や義理人情の定型化された物語から解放され、
チンピラたちのエネルギッシュに生きる姿に共感を込めながらクールに描きだした傑作群像劇。
舞台となる京都の街中をオールロケーションし、
ハンドカメラを多用したドキュメントタッチで描かれる愚連隊たちのリアルな生きざまは、
当時の熱い世相に生きがいを求められない人々の共感を呼び、中島貞夫監督の出世作ともなった。
(東映ビデオより)

★感想など
各人が若い頃とは言え、松方弘樹と天知茂に近藤正臣まで加わった愚連隊は豪華そのものである。
そう言えば天知茂と近藤正臣の共演は初めて観たかなあ。
何せ二人は明智小五郎と神津恭介と言う、日本三大名探偵のうちの二人だからね。
この二人の明智役と神津役に加えて、金田一耕助の日本三大名探偵勢ぞろい映画が作られていたらさぞ楽しかったろうなあ。
トラベルミステリーで有名な西村京太郎の小説で名探偵シリーズと言うのがあって
以下4人の名探偵が主役でパート4まであるんだけど、そんな感じの作品があったらなあ。
・アガサ・クリスティのエルキュール・ポワロ
・エラリー・クイーンのエラリー・クイーン
・ジョルジュ・シムノンのジュール・メグレ
・江戸川乱歩の明智小五郎
なおこのシリーズの第二作である「名探偵が多すぎる」は、上記四人に加えてさらに相手役として
モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンと怪人二十面相がタッグを組んで挑むと言う、さらにわくわくする話なのだ。
興味があれば是非読んでみてください。
コメント
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