先日試飲した、セブンアンドアイグループとSUNTORYの共同開発THE BREWの缶パッケージデザインは、よく見ると(よく見なくてもか)SUNTORY豊かとロゴデザインがそっくり、と言うよりほぼ同字体ですね。
字のサイズはTHE BREWの“BREW”部分のほうがやや大きいかな。色もこちらはネイビー、豊かの“YUTAKA”はグリーン。
しかし(それぞれのリンクで画像を参照していただければそこはかとなく瞭然なように)SUNTORYロゴとの配列レイアウトといい、デザイン“思想”はきわめて近似しているではありませんか。
かたやTHE BREWはセブンアンドアイのプライベートブランド、こなた豊かは全国発売のナショナルブランド。しかも前者は新ジャンル、後者は発泡酒と括りも、価格帯も、たぶん訴求客層もかなり異にしています。
個人的に豊かをより贔屓にしているから思うのかもしれないけれど,全国発売で、菅野美穂さんに何ヴァージョンもCMさせておきながら、SUNTORYってば(先日物故された山城新伍さんのご親族じゃないけど)“優しさがない”と思います、豊かに対して。
リリース時期で言えば豊かが6月アタマ、THE BREWが7月下旬で、豊かのほうがかなり先発なんですけどね。同じメーカーの後発、しかもチェーンストアの値ごろ訴求PB、なおかつ新ジャンルにパケデザインを似せられるのは心外だと思うんですけど。
こうも若干義憤モードになるのも理由がありまして、先月、今月と2回、某ネット酒類通販から、非高齢家族贔屓のSAPPORO製品と抱き合わせでケース買いしたのですが、SAPPORO製品は7月購入分は外箱及び缶底プリントの製造時期が“6月中(旬)”、8月購入分は“7月中(旬)”となっているのに、我が豊かのほうは7・8月購入分ともに“5月中(旬)”。……つまり、市場発売前に作り置きの、ストック品なんですよ。
「売れてないんだなぁ」と嘆息してしまうではありませんか。結構注文件数の多い、回転も速いメジャーなネット通販どころなのに。
やはり、生みの親たるメーカーさんが後発低価格新ジャンルを似かよった缶パケで出すなどという“冷遇”をかましたからじゃないかと思うんです。そう言えば近隣の酒類取扱いコンビニでも、発売後ものの2~3週かそこらでケースから姿を見なくなってしまったなあ。菅野さんも頑張っていたのに。
つくづく“冷やし泡モノ”に関しては自分は縁が薄いなと思います。“気に入った順”に市場から姿を消して行くんですから。
「これはちょっとどうなの」と思ったラベルが季を跨いで生き残り、「タダで振る舞われて選択肢がないなら一杯ぐらいは飲めないでもない」と思ったヤツほど複数年、ケースに並び続けている。
SUNTORYと言えば、先日ニュースを賑わした100円新ジャンル・麦の薫りってのもリリースされているはず。こちらはイオングループ“トップバリュ”との共同開発です。お盆休みも終了、キタネイダス様(@ゴーオンジャー)風に言えば「もう夏も終わりゾヨ」だし、試さない手はないんですが、マックスバリュ、イオン各店、どこも定番買い物コースからは中途半端な場所にあるのがね。