イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

スイッチon

2007-01-03 00:09:32 | 音楽

スキマスイッチを初めて知ったのは、2003年6月、メジャーデビュー曲『view』がFM northwaveのメガプレイ曲に選ばれて頻繁にオンエアされるようになったときです。大橋さんの、透明ながらもサラッと聞き流し切れないひっかかりのある声質がまず耳に残りましたが、かなり自虐的に粗っぽい曲だなという印象で、一発で好感持てたわけではありません。

しかし、メガプレイの一ヶ月間大量オンエアという手法には、素材さえ良ければ不思議な演出力、イメージ増幅力があって、何度目かに聴いたときふと、アレ?この曲、80年代初期に好きでよく聴いていた山本達彦さんの『Sunrise highway』(♪ハイウェイを南へ 50マイル/行く先はただお前 お前だけの愛…)と、歌われている世界が似ていないか?と思ったのが、ハマリの入口でした。あの曲は81年のリリースでクルマのCMにも使われたはずだけど、スキマスイッチってこの人たち何年の生まれだろう、新人さんらしいから二十代前半だろうし、まさかあの曲にインスパイアってことはないよね?“焼津の海”って歌詞が聞こえるけどご当地かしらん?…と、オンエア時に各番組のDJさんが紹介してくれるデータを耳そばだてて聞くようになり、少しずつ深みへ。

あぁ、自分間違いなくこの人たちの曲、歌、好きだわと確信したのが05年の『全力少年』。この年の紅白で初めてヴィジュアル確認。ここが最大の関門だったかもしれませんが(?)、歌声や曲詞の雰囲気、ラジオでのトークから想像していたイメージを大幅には裏切らないルックスで、特に難儀せず通過。

06年には、松たか子さんに提供した『明かりの灯る方へ』で、もう一度見直したというか、惚れ直しました。歌い手としての松さん、声がきれいなのはわかるけどミュージカルだけやってれば別にいいのに…ぐらいしか思っていなかったのですが、“スキマ節”とも言うべき独特の旋律ラインが、驚くほど彼女の歌い回し方に合っていて、彼女の長所を引き出したことによって、鏡面に映し出すようにスキマの高いメロディメーカー能力がわかりました。

96~98年頃にはMoon Child、01~02年頃にはThe Kaleidoscopeも好きでよく聴いていたんですが、どちらも月河が本気でCD買い始めると、それを合図のようにして(笑)、ユニットとしては活動休止してしまいました。“瑕(きず)を内包する水晶”のような、端正ながらもシンメトリーにまとまらない感じ、硬質感の中の“痛み感”がどちらにも、スキマスイッチにも共通する気がします。音楽活動にはいろんな形があって、どこかで作品を耳にすることさえできれば、ライブなどに縁がなくFMで聴く、余裕があるときだけCDを買うのがせいぜいの体力のないリスナーには十分なのですけれど、できれば聞き知って惚れ込んだときのままの名義、編成で、長く活動を続けていってほしいと思います。

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