雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

細雪の四姉妹と 根津清太郎と 伯父と父

2015-01-09 07:33:18 | 自分史

★NHK のクローズアップ現代で 『細雪と谷崎潤一郎とその妻 松子』のことなどを特集をしていた。

 

この小説のモデルになった四姉妹や、松子の前の夫、関西随一の豪商と言われた根津清太郎さんとは、何となく繋がっているのである

何処までホントなのか、詳しく解っているわけではないのだが、

根津清太郎さんは、終戦後明石の上の丸の伯父宅に、しばらく居候しておられて、当時中学生であった私は、いろいろと話も聞いたし、二人だけで一緒に食事をしたこともあったりして、いろんな話を直接聞いているのである

 

今まで、誰にも、話したりしたことはないのだが、ご当人たち、関係する方はみんな亡くなってしまっているので、私の知る限りを書いてみたい。

ちょっといろいろ調べてみたら、ひょっとしたら そんなことも本当だったのかも知れないのである

 https://www.youtube.com/watch?v=rRndS9ih2VI

 

 

此方が NHK のクローズアップ現代の中から集約した場面で、昭和の時代、戦時中ではありながら、

大阪の豪商の根津さんなどの裕福な一家の生活などが一部紹介されているのである。

 

伯父は、私が小学生の低学年時代、子どもがいなくて、跡とりだと言って本当に可愛がってくれたのである。

夏冬の休みに明石に戻って来た時は、ずっとあちこちに連れ歩かれたのである。

当時の神戸の花隈や、有馬の料亭に、それこそ芸者さんを多数侍らした席にも何度も連れて行かれたのである。

伯父は戦時中は朝鮮の南鮮合同電力と言う電力会社のオーナー経営者だったので、戦後その会社がなくなってしまうまでは、なかなかの羽ぶりだったのである。

そんなことで、裕福な家庭の生活ぶりは、子どもの頃、経験はしていて、『それはあまりいいものではナイ』 『金があるとロクなことにはならない』と子ども心に沁みついてしまっていて、私自身、金にあまり執着がなくなってしまったのだと思うのである。

伯父も、根津さんも戦時中は、そんな花柳界でのお付き合いだったらしく、戦後落ちぶれてしまってからも、そんな昔話を聞かせてくれたのである。

 

★そんな話に中に、 谷崎潤一郎の奥さんは、元根津さんの奥さんだったとかいう話もよく出てきたし、

特にビックリしたのは、

『細雪』に出てくる四姉妹のモデルは、根津さんの元奥さんの姉妹で、

その中の1人と 『父が見合いをしたことがある』 などとも聞かされたのである。

 

ホントかな、と思ったりしたが、流石に父にも、母にもそんなこと聞けるわけがなくて、そんなこと書くのも話すのも、初めてのことなのである

昨日、いろいろ関連したことを、ネットで調べていたのだが、 

ひょっとしたら本当かも知れないと思うような事実に出くわしたので、こんなことも書く気になったのである。

 

父は、生前、朝鮮では殆ど仕事などしていなくて、絵を描いたりて遊んでいたのだが、

書は、橋本海関に習い、絵は橋本関雪 に習った』 と言うのが口癖の自慢であった。

橋本家も明石松平家の家臣で、何か遠い親戚になるとか言っていた。

 

      

 

  その橋本海関先生の墓は、明石の長寿院にあり、こんなブログに詳しく書かれている。

 http://seiyo39.exblog.jp/19958050

 

  そのブログも昨日見つけたし、さらに橋本海関 を調べて行くと

 

  

 

 

 こんな系図が出てきて、橋本海関、関雪 と根津清太郎が繋がったりしているのである。

父が書や絵を習った時期は、多分結婚前のことだったのだろうから、 『松子の四姉妹』 の一人と見合いをしたことも本当にあるのかもしれない。

子どもの頃、朝鮮の家にあった絵は、橋本関雪 の絵ばかりで、父はそれを模写して、幾つも同じような絵を書いていた。

 

根津清太郎さんは、その後、 日劇ミュージックの世話になったりしたなどとは聞いていたが、本当にそうだったようである。

明石の伯父宅にいたころは、私が中学1,2年生の頃だったが、私が大学4回生の1956年56歳で亡くなられている。

父は、私が高校3年生の時、伯父大学3回生の時に亡くなってしまったのだが、 みんな当時は早や死にだった。

 

祖母は102歳、母も102歳まで生きたのだが、

男はみんな早死にで、とても70歳までは生きられないと思っていたのに、82歳を迎える今年も何とか生きていて、こんなことを書いているのが、不思議なのである。

ここに書いておけば、孫たちも見ることもあるだろうから、 これは雑談としてはなかなかオモシロい話だとは思うのである。

 

 

 

 

 

コメント (5)
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