★小川優くん、ご覧の通りのお坊さんである。
現役時代は川崎重工業の財務担当で、法的には非常に詳しい。
そんなことで現在は、NPO The Good Times の監事をしてもらっている。
NPO The Good Times は、日本で初めてなどという『前例のない』ことばかりをやっているのだが、その全ては小川監事の承認済みのことばかりなのである。彼が若し『ダメ』と言ったら、絶対にやらないことにしている。
その小川君がこんな呟きを、ツイッターで流した。
小川 優jhojinoshou
神戸新聞朝刊の記事「カワサキの元ライダーで鈴鹿八耐等で活躍した宗和孝宏選手が川重からレーシングマシンを詐取したとして詐欺容疑で逮捕された」19日に逮捕されているが18日に返却したとある。返却しても借り受け期限を超えていると詐取になるんだ。他に何か詐欺を構成する要因があるのか?
★ 実は私は、本件に密接に関係のある当事者みたいなところもあった。
元川重だし、宗和がカワサキのファクトリーにいたころは直ぐ近くにいた。 その宗和がごく最近レースの世界に復帰しようという動きが、私の近いところで起きた。
ただ、宗和はカワサキから借りたマシンを返却していない。
レース界でファクトリーマシンがファクトリーライダーたちに渡されることは、よくあることなのである。そんなマシンをどのようにライダーが処置しても、それは一切問題になったりはしないのである。ちょっとそのあたりのレース界の常識?みたいなものを宗和は錯覚したところもある。
このマシンはちょっと特殊で、返却しない限り物事全てが解決しないので、『返却すべき』と言ったら、宗和は2月18日に間違いなく返却したのである。
その日の内に宗和からは『返しました』という報告も、『受け取りました』という連絡も、私は受け取っていたのである。
ところが、翌日の早朝に宗和は『逮捕された』のである。
『返したのに、なぜ?』 誰でもそう思う。
この件で、宗和の弁護士さんから、いろいろと連絡があったりして、
『捜査願い』、『逮捕状』、『逮捕』、『拘留と尋問』、『拘留期間』、『刑事と民事』 などの難しい関連がよくわかった。 『返したのに、なぜ?』は、確かにそうなのだが、その間の法的手続きや解釈は難しい。
結果は、『返したから釈放された』とも言えるのだろう。
★昨日宗和は、釈放されたその足で、三木のGood Times Plaza に訪ねてくれた。
たまたま、宗和とも面識のあるお二人がいて、一緒に撮った写真である。
『お世話になった』というお礼だろうと思うが、私は『返せ』と言っただけである。宗和はマシンを返した。川重はマシンが戻って関係者はホッとしたはずである。
宗和孝宏、『タイガ―宗和』と言われたりする。
一言で言えば『やんちゃである』 よく言わない人も確かに多い。
私は宗和は知ってはいたが、話をしたのは昨年秋、この話からである。
2月22日に『正直、誠実、勤勉』 『信頼、互譲、協力』というブログをアップしているが、これは宗和を意識して書いている。
宗和の評判は、確かにいいものばかりではなかったが、この数カ月、宗和を信頼して行動したし、宗和もそれに応えてマシンを返却したのである。
昨日、2時間ほど宗和と話している間に、何人かの人から宗和に電話が入った。
『応援している人』も結構いるのである。
そんな人たちに宗和も一皮むけた『新しい宗和』で、期待に応えて欲しいのである。
『釈放された』ということは、『余罪』などはなかったということなのだろう。
ぜひ巷にある『噂話など』は、簡単に信じたりはしないことである。
最初に断って置きますが、自分はアンチ宗和さんという訳ではありません。ですが、ブログ主様の主張には無理やり宗和さんを擁護してる気がしますので書き込ませていただきます。
先ず、ファクトリーライダーはファクトリーマシンを自分の物に出来るのはレース会の常識…な件ですが、ファクトリーライダーがマシンを所有してるのはワールドタイトルを取った時などに正式にメーカーから譲り受けるパターンが殆どで、それも自分が乗っていたバイクだと思います。宗和さんとKR500だったら何の関係も無いかと思います。
そして、そもそも報道では雑誌の撮影の為に川重からKR500を借り出して、度重なる返却の催促にも応じなかったので告発されたと成っておりましたが、実際何と言う雑誌の為にKRを借り出したのですか?そして度重なる返却の催促に応じなかったのは何故なんですか?
そもそも報道自体が嘘だらけだったのしょうか?
宗和さんのためにも教えていただきたくお願いします。
このマシンは仰る通り普通のマシンとは違います。宗和がそれを返却しないことには問題は解決しないので、私は宗和に『返せ』と言ったら彼は兎に角マシンは返したのです。それ以上の詳しい内容は私の承知するところではありません。今まで解決しなかったことが解決したという認識です。
余罪が無かったコトについてはおっしゃる通りなのでしょうが、何を目的にKR500を借りて、何故川重の返却依頼に応えなかったのか?については知らぬ存ぜぬなんですか?
これからもご健筆、ご活躍お祈り申し上げます。
かくいう私もまだまだやることが多いと(笑)思いカツを入れている次第です。
昨今のスマホでメッセージを入れましたが書き込めず今日に至りました。
中古のほぼ不動のZ2にまたがり25年でしょうか、本当にいろいろなつながりを与えてくれたバイクです。
そんな素晴らしい工業製品を作られた設計者、ラインの方、直してくれるメカニック、バイクショップ、そして友人。
もちろん会ったことはありませんがレーサーの方々、カワサキのみならずスピードに魅入られて散ってしまった方もおります。
そんな宗和さんに、「返せ」と言って頂いたこと。
うれしいですし、古谷様の年を迎えたらそんな大人になりたいです。
叱ってあげられる大人なりましょう。ただそれだけですよね。