すでに旬日ほども前のことになるのだが、3月20日と21日に奈良に
行った時のことをしたためてみる。
03/20
近鉄電車を利用して橿原神宮で下車。久しぶりの橿原神宮に入る。
この神宮は4回目くらいではないかと思うのだが、記憶は定かではない。
大昔には京都の自宅から自転車で行ったこともある。
橿原神宮は神武天皇を祭神とする。ただし神宮自体は創建されてから
130年ほどにしかならない。京都の平安神宮と同じほどの年数だ。
ここは神宮らしい神宮だともいえる。
本殿背後に畝傍山がある。畝傍山には一度は登っているのだが、
この日は登るだけの時間はないと考えて、神宮内の「深田池」を
一周し、その後は本当に久しぶりに久米寺に行く。下は橿原神宮。
久米寺は3度目である。初めての参詣はいつだったか・・・?40年ほど前では
ないかと思う。古い記録がなくて分からない。二度目は10人ほどで10年ほど前のこと。
非常に俗っぽいものを感じさせる「久米仙人像」も昔のままにある。
久米仙人のことはどの書物で知ったのか今では分からないのだが、おそらくは
20代初め頃には「若い娘が洗濯している姿を見て神通力を失って落ちた」という
風に覚えたようだ。仙人と言っても、面白い人物としての造形が良い。下は久米寺。
さて、久米寺からは大阪・阿倍野方面行で「二上神社口駅」まで。
駅を出てからゆっくりと「石光寺」まで歩く。
石光寺は役小角が開基ともいう古刹。もっとも役小角開基は多くのお寺が言い、
にわかには信用できにくい。でも石光寺は地理的に考えれば信用に
値するのかも知れない。
「石光寺」は関西花の寺ネットワークに参加している一宇でもある。
花の寺と標榜するように、広くはない境内には花が多い。40年ほど前には
寒牡丹とボタンが有名で見に行ったこともある。
今は雑多な植物があるが、やはりボタンが良いだろうか?
下は石光寺の山門と冬咲き忍冬・キブシ。
今年の3月20日は春分の日。それで二上山の雌岳と雄岳の鞍部に入る夕陽を
撮影するべく、近くの撮影ポイントに行く。一年に数日しか機会はない。
ここは結構知られていて、陽が沈む30分ほど前にはカメラマンが20人ほど集まる。
私が二上山の鞍部に入る夕陽を撮影したいと思ったのはかれこれ20年ほど前に
なるだろうか?。これまでに10回以上もチャレンジしておりながら、
満足な結果が残っていなくて、飽きもせず今回もまたチャレンジである。
3/21
20日は少し南側に落日したこともあり、21日の昼を過ぎて現地に赴く。
再チャレンジするも見事に玉砕した感じだ。本当に難しいものである。
あたりどころが分からず、設定を変えながらのものである。
色味なども随分と変えて撮影している。
さて、今秋はどうするか・・・?
この両日の画像は一番上から入って、御覧願います。