ビートルズは過去のこと。
俺たちはウィングス。俺たちの曲をライブで聴いて楽しんでくれればそれでいい。
とは言え、俺も, そしてウィングスのライブを見にきてくれている多くのファンも、ビートルズのことは片時も忘れてはいない。
ファンが望むなら、ビートルズ時代の曲をライブで演奏したっていい。しかし、ウィングスがビートルズと肩を並べるような人気と実力がついていないのなら、ビートルズの曲を演奏するのはごめんだ。
RED ROSE SPEEDWAY、 BAND ON THE RUN、 VENUS AND MARSとWINGS AT THE SPEED OF SOUND、4枚続けてチャート1位に送り込んだ今、もう誰も、過去の栄光にすがってウィングスで活動を続けているとは言わないだろう。
じゃ、やってみるか! しかし最初はやっぱりさりげなくやってみよう。
大ヒットのLET IT BEやHEY JUDEをセットリストに組み込んで、ビートルズの曲をライブで演奏したくてウズウズしていたなんて思われるのも癪だし。
やるからには、やっぱり”いかにも”って感じは避けたいね。
というわけで、わざわざ、大ヒット曲ではないが、ビートルズというよりはポールの印象が強い、LONG AND WINDING ROADと LADY MADONNAをセット・リストの曲に選び、さらにコンサートの中間あたりに、アコースティック・セットというプログラムを組み、しかもいきなりビートルズの曲から入るのではなく、サイモン・アンド・ガーファンクルのRICHARD CORYとウィングスのBLUEBIRDを演奏した後、ようやくI'VE JUST SEEN A FACE、BLACKBIRDに YESTERDAYを続けて演奏するという非常に奥ゆかしい構成となった。
その後ウィングスが解散し、ソロでのライブとなると、ウィングスは過去に属したバンドの一つという位置付けになり、ビートルズの曲もタガが外れたようにライブでバンバン演奏するようになったので、ビートルズ・ファンとしては非常に喜ばしいことになった。
しかしながら、私としては当時このライブを行うにあたって、ポールのウィングズに対するというこだわりがすごく感じられ好感が持てた。
ウィングスはもちろんポールが中心のバンドであるが、ライブ活動に置いて、マルチ・ミュージシャンであったデニー・レインの活躍無しに、ポールがベース以外のギーターやピアノを弾くことは出来なかった。また、元々ミュージシャンではなかったリンダが、バック・コーラスやキーボードでの演奏で堂々とバンドの一員としてウィングスのライブに貢献し、バンドにアットホームのイメージを出させることが出来たのは、彼女の努力の賜物であろう。
ポールが出したライブはいろいろあるのだが、彼の代表作とを一つ挙げろと言われれば、1976年11月に出された、WINGS OVER AMERICAになるだろう。(RED ROSE SPEEDWAYから5枚連続で全米1位を獲得)
WILDLIFE制作時に目指したライブ・バンドはついに完成したのであった。
2013年のリマスターCD。ジャケットに描かれていた機体の色が青みがかっている。
WINGS OVER SAN FRANCISCO, このCDは18000円もする、スーパー・デラックス・エディションを購入しなければ入手出来なかったのであるが、アメリカの家電量販店大手のBESTBUY社が、通常盤にこのディスクをつけてプロモーション販売をしていたのを運良くゲットした。
Paul McCartney & Wings - I've Just Seen A Face (Wings Over America)
俺たちはウィングス。俺たちの曲をライブで聴いて楽しんでくれればそれでいい。
とは言え、俺も, そしてウィングスのライブを見にきてくれている多くのファンも、ビートルズのことは片時も忘れてはいない。
ファンが望むなら、ビートルズ時代の曲をライブで演奏したっていい。しかし、ウィングスがビートルズと肩を並べるような人気と実力がついていないのなら、ビートルズの曲を演奏するのはごめんだ。
RED ROSE SPEEDWAY、 BAND ON THE RUN、 VENUS AND MARSとWINGS AT THE SPEED OF SOUND、4枚続けてチャート1位に送り込んだ今、もう誰も、過去の栄光にすがってウィングスで活動を続けているとは言わないだろう。
じゃ、やってみるか! しかし最初はやっぱりさりげなくやってみよう。
大ヒットのLET IT BEやHEY JUDEをセットリストに組み込んで、ビートルズの曲をライブで演奏したくてウズウズしていたなんて思われるのも癪だし。
やるからには、やっぱり”いかにも”って感じは避けたいね。
というわけで、わざわざ、大ヒット曲ではないが、ビートルズというよりはポールの印象が強い、LONG AND WINDING ROADと LADY MADONNAをセット・リストの曲に選び、さらにコンサートの中間あたりに、アコースティック・セットというプログラムを組み、しかもいきなりビートルズの曲から入るのではなく、サイモン・アンド・ガーファンクルのRICHARD CORYとウィングスのBLUEBIRDを演奏した後、ようやくI'VE JUST SEEN A FACE、BLACKBIRDに YESTERDAYを続けて演奏するという非常に奥ゆかしい構成となった。
その後ウィングスが解散し、ソロでのライブとなると、ウィングスは過去に属したバンドの一つという位置付けになり、ビートルズの曲もタガが外れたようにライブでバンバン演奏するようになったので、ビートルズ・ファンとしては非常に喜ばしいことになった。
しかしながら、私としては当時このライブを行うにあたって、ポールのウィングズに対するというこだわりがすごく感じられ好感が持てた。
ウィングスはもちろんポールが中心のバンドであるが、ライブ活動に置いて、マルチ・ミュージシャンであったデニー・レインの活躍無しに、ポールがベース以外のギーターやピアノを弾くことは出来なかった。また、元々ミュージシャンではなかったリンダが、バック・コーラスやキーボードでの演奏で堂々とバンドの一員としてウィングスのライブに貢献し、バンドにアットホームのイメージを出させることが出来たのは、彼女の努力の賜物であろう。
ポールが出したライブはいろいろあるのだが、彼の代表作とを一つ挙げろと言われれば、1976年11月に出された、WINGS OVER AMERICAになるだろう。(RED ROSE SPEEDWAYから5枚連続で全米1位を獲得)
WILDLIFE制作時に目指したライブ・バンドはついに完成したのであった。
2013年のリマスターCD。ジャケットに描かれていた機体の色が青みがかっている。
WINGS OVER SAN FRANCISCO, このCDは18000円もする、スーパー・デラックス・エディションを購入しなければ入手出来なかったのであるが、アメリカの家電量販店大手のBESTBUY社が、通常盤にこのディスクをつけてプロモーション販売をしていたのを運良くゲットした。
Paul McCartney & Wings - I've Just Seen A Face (Wings Over America)