バンドとしての初めてのアルバム、WILD LIFEは、評論家達から出来がイマイチと叩かれ、全米10位、全英11位のチャート・アクションに終わった。
普通のバンドであれば、アルバムが全米10位、全英11位であれば御の字であるのだが、EX-BEATLESのポールとしてはこの成績ではプライドが許さない。
1973年4月、アルバムRED ROSE SPEEDWAYとシングルMY LOVEを出し、両方ともアメリカでは1位を獲得し、面目を保つことは出来たのだが、この程度の成功ではポールは満足出来なかったのか、2枚のヒット・シングル、LIVE LET AND DIEと HELEN WHEELSを立て続けに出し、さらにだめ押しというのか、4月に出したRED ROSE SPEEDWAYのヒットの余韻が残っているにもかかわらず、同年の年末にメガ・ヒット・アルバムBAND ON THE RUNを出してしまう。
このアルバムを当時購入された方なら、多分A面はヒット曲のオン・パレードで充実しているが、B面となると4曲しか収録されていなく、曲自体は悪くはないのだがA面と比べると見劣りがすると思われるのでは? 特に“ピカソの遺言”という曲は、少しお遊びが過ぎるという感じを受けた。
時は流れ、1999年にBAND ON THE RUNの25周年記念CDが発売された時、シングル、HELEN WHEELSがかってのB面のど真ん中の位置に収録されていたのに初めて気がついた。なんでも、キャピトル・レコードは、米盤BAND ON THE RUNに、B面の芯になるようにとこの曲を独自に収録したそうな、みんな思うことは同じ?


BAND ON THE RUN、25周年記念CD
このHELEN WHEELS、歌詞を見てみると、ポールが当時使っていたRV車のランド・ローバーのことで、スコットランドの彼の所有する広大な別荘から、この車でロンドンに戻るまでの行程が歌われている。スコットランドのグラスゴーから、カーライル、モーターウェイM6でケンダールを通過し、その後南下しリバプールを抜け、バーミンガム通過、そしてロンドンに到着。

GLASGOW TOWN NEVER BROUGHT ME DOWN♪♪
CARLISLE CITY NEVER LOOKED SO PRETTY♪♪

KENDAL FREEWAY IS FAST♪♪

M6 SOUTHDOWN LIVERPOOL♪♪
SAILOR SAM, HE CAME FROM BIRMINGHAM♪♪
DOIN' FINE WHEN A LONDON SIGN, GREET ME LIKE A LONG LOST FRIEND♪♪
ロンドンの標識を見ると気分が良くなり、何か長い間会っていない友人が迎えてくれたみたいと歌っているのが印象的。車で遠出をして帰り、周りに馴染みの風景が徐々に浮かび出てきて、自宅まであと数十キロと書かれた標識を見た時誰しも同じような気持ちになる。
昔、同じようなコースでマンチェスターからロンドンまで車で走ったことがあるのだが、片側3車線で結構快適で100キロ越えで運転しているにもかかわらず、かなりの車がすっ飛ばして追い越して行った 。これがなんと、特別な区間を除けばなんと無料! 飛行機でヒースロー空港にピーク時に到着した場合、なかなか着陸許可が下りず上空をグルグルと旋回飛行させられることが結構あるので、国内での移動の場合は、少々距離があっても飛行機より車を使う場合が多いのじゃないかと思える。
またイギリスの場合は比較的なだらかな丘陵地帯が郊外に多く、日本のように険しい山岳地帯をトンネルや橋梁で貫通させるというような莫大な建設コストがかかる地形ではないので、無料なのかもね?
日本で高速道路料金がタダになるのは、夢の夢。
Paul McCartney & Wings Helen Wheels (2010 Remastered).
普通のバンドであれば、アルバムが全米10位、全英11位であれば御の字であるのだが、EX-BEATLESのポールとしてはこの成績ではプライドが許さない。
1973年4月、アルバムRED ROSE SPEEDWAYとシングルMY LOVEを出し、両方ともアメリカでは1位を獲得し、面目を保つことは出来たのだが、この程度の成功ではポールは満足出来なかったのか、2枚のヒット・シングル、LIVE LET AND DIEと HELEN WHEELSを立て続けに出し、さらにだめ押しというのか、4月に出したRED ROSE SPEEDWAYのヒットの余韻が残っているにもかかわらず、同年の年末にメガ・ヒット・アルバムBAND ON THE RUNを出してしまう。
このアルバムを当時購入された方なら、多分A面はヒット曲のオン・パレードで充実しているが、B面となると4曲しか収録されていなく、曲自体は悪くはないのだがA面と比べると見劣りがすると思われるのでは? 特に“ピカソの遺言”という曲は、少しお遊びが過ぎるという感じを受けた。
時は流れ、1999年にBAND ON THE RUNの25周年記念CDが発売された時、シングル、HELEN WHEELSがかってのB面のど真ん中の位置に収録されていたのに初めて気がついた。なんでも、キャピトル・レコードは、米盤BAND ON THE RUNに、B面の芯になるようにとこの曲を独自に収録したそうな、みんな思うことは同じ?


BAND ON THE RUN、25周年記念CD
このHELEN WHEELS、歌詞を見てみると、ポールが当時使っていたRV車のランド・ローバーのことで、スコットランドの彼の所有する広大な別荘から、この車でロンドンに戻るまでの行程が歌われている。スコットランドのグラスゴーから、カーライル、モーターウェイM6でケンダールを通過し、その後南下しリバプールを抜け、バーミンガム通過、そしてロンドンに到着。

GLASGOW TOWN NEVER BROUGHT ME DOWN♪♪
CARLISLE CITY NEVER LOOKED SO PRETTY♪♪

KENDAL FREEWAY IS FAST♪♪

M6 SOUTHDOWN LIVERPOOL♪♪
SAILOR SAM, HE CAME FROM BIRMINGHAM♪♪
DOIN' FINE WHEN A LONDON SIGN, GREET ME LIKE A LONG LOST FRIEND♪♪
ロンドンの標識を見ると気分が良くなり、何か長い間会っていない友人が迎えてくれたみたいと歌っているのが印象的。車で遠出をして帰り、周りに馴染みの風景が徐々に浮かび出てきて、自宅まであと数十キロと書かれた標識を見た時誰しも同じような気持ちになる。
昔、同じようなコースでマンチェスターからロンドンまで車で走ったことがあるのだが、片側3車線で結構快適で100キロ越えで運転しているにもかかわらず、かなりの車がすっ飛ばして追い越して行った 。これがなんと、特別な区間を除けばなんと無料! 飛行機でヒースロー空港にピーク時に到着した場合、なかなか着陸許可が下りず上空をグルグルと旋回飛行させられることが結構あるので、国内での移動の場合は、少々距離があっても飛行機より車を使う場合が多いのじゃないかと思える。
またイギリスの場合は比較的なだらかな丘陵地帯が郊外に多く、日本のように険しい山岳地帯をトンネルや橋梁で貫通させるというような莫大な建設コストがかかる地形ではないので、無料なのかもね?
日本で高速道路料金がタダになるのは、夢の夢。
Paul McCartney & Wings Helen Wheels (2010 Remastered).