CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ジョン・ウェットンの思い出

2017年02月13日 | PROG ROCK
ジョン・ウェットンってつい先日の1月31日に亡くなっていたんだね。

まったく知らなかった。

昨年6月のイエスのクリス・スクワイヤから始まり、年末のELPのグレッグ・レイク、そしてジョン・ウェットンとプログレを代表するバンドのベーシストばかり相次いで物故となった。

有名どころで健在なのは、フロイドのメンバーだったロジャー・ウォーターぐらいだろうか。

60年代後半から70年代にかけて活躍したアーティストは、今現在では60代後半か70代前半と高齢となる。

しかし最近では、医療も発達してきて80歳以上生きる人が多いので、ロジャーには、この先に彼らの代わりにもっと長生きし欲しいね。

それから、ロジャーがソロになってからはほとんど聴かなくなった。あまり小難しい内容のもので無く、是非フロイド全盛期のようなシンプルな新譜を出してほしいものだ。

ジョン・ウェットンは、80年代の始めごろスーパー・グループ、エイシアを結成した。

ファーストのエイシアを発売した1982年と言うと、ちょうど学校を卒業し働き始めた頃だ。

給料をセーブして初めて買ったオーディオ・セットはヤマハがGTシリーズを出す前のダイレクト・ドライブのプレーヤーにADCのカートリッジ、トリオ・ケンウッドのプリメイン・アンプ、そしてヤマハのスピーカーと高級ではなかったものの、薄給の新米会社員としては自慢のセットだったと思う。

その2年後、都合で海外で働くこととなったが、レコードは重いし、オーディオ・セットも電源の違いで持っていくことは出来なかったので、現地ではもっはら、カセットテープを買って車の中で聴くことが多かった。

特にエイシア、アルファそしてアストラの3部作はオート・リバースで繰り返しよく聴いた。


また、現地のレンタル・ビデオ・ショップで1983年のエイシアの武道館ライブなんていうコンサートのビデオを発見、早速借りてアパートで見た。

あれっ!ジョン・ウェットンて小太りだったっけ?

よくよく画面を眺めてみると、ジョンの代打としてグレッグ・レイクが代わりに出演していたことが判明。

グレックとジョンのボーカルではキーが違ったので、楽しめたけどちょっと違和感あったね~ 

アンコールの曲はソール・サバイバーだったような記憶が…

ところで実家においてあった自慢のセットは、誰も使わないとのと結構場所をとると言う事で、6年後無残にも廃棄処分となっていた。

俺の全青春をかけたオーディオ・セットは何処に行った~ 涙~

話は変わって、ジョンは有名どころのバンドでは、1971年のファミリーから始まり、クリムゾン、ヒープ、ロキシー、ブライアン・フェリーのバンド、UK、ウィシュボーン・アッシュなどを渡り歩き、苦節十数年ついに自身がリーダーとなるエイシアで大当たり。

こんなキャリアを持ったロック・ベーシストっていなかった。

それから不思議な事に、彼が関わったアルバムで、彼の写真が表ジャケットに登場した記憶が無い。

唯一あるのが、クリムゾンのアルバム、レッド。


ロバート・フィリップとビル・ブラッドフォードは表情が硬い、唯一はにかんでるのがジョン。

いい顔しています。

遅ればせながら合掌。


ふと食卓をみると、リンゴがあった

2017年02月13日 | BRITISH ROCK
何気に赤いリンゴが食卓に。

今日カーちゃんが、スーパーに行って買ってきたものだ。

6センチちょっとの小粒サイズで、6個でお値段シンガポールドル2.50也(約200円)。そしてメード・イン・フランスとシールが張ってある。


シンガポールでは、日系のスーパーには、日本産のリンゴが売られているが、バカ高いので買ったことが無い。

日本以外のリンゴの輸入先と言うと、アメリカの西海岸北部に位置するワシントン州からのリンゴや多分日本から苗木を持っていって中国で生産されている“フジ”ブランドなんかがよく見受けられる。

ただ中国産の農作物と聞くと、やっぱり虫除けのための農薬のかけ過ぎなんてイメージが有るので敬遠する。

そのため、最近は小粒だが甘酸っぱい味で割りと好みに合うので、フランス産のリンゴを食す。

ところで、ロック界でリンゴと言えば、ビートルズのアップル・レーベルかこれまたビートルズのドラム担当のリンゴ・スターなんかを思い起こすのであるが、今日はこのお方、ジェフ・ベック。

ルネ・マグリットが描いた馬鹿でかい青いリンゴをジャケットに使ったアルバム、BECK-OLA!


第一期ジェフ・ベック・グループによる1969年のスタジオ2作目に当たる作品である。

当時のメンバーは、ロッド・スチュワート、ロン・ウッドにニッキー・ホプキンスなど草々たる面子の参加で、これぞブリティシュ・ハード・ロック!

それからジェフ・ベック・グループと言えば、1968年に録音した前作のTRUTHのセッションで、アルバムには加えられなかったが、W.DIXONのブルース・ナンバー、YOU SHOOK MEを録音していた事を思い起こす。

翌年ZEPが彼らのファースト・アルバムで同曲がカバーされたが、なんとなくよく似ている感じが…

当のジミー・ペイジはジェフ・ベック・グループのそれを聴いた事が無いと述べているらしい。

まあ、その真偽は今と成ってはどうでもいい事で、ジェフ・ロッド組のYOU SHOOK MEとジミー・ロバート組のものを一度聴き比べてみるのも一考かと。

ふと食卓をみると、私に食べてくれ~とさっきからビーム光線を出しているリンゴがある。

マグリットの馬鹿でかい青いリンゴを食するのは物理的に不可能だが、小さなリンゴであれば、夜中に食べても胃もたれは無いだろう。

それでは、いただきます~