CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ロックの日に思う。

2017年06月10日 | Queen

6月4日が虫歯予防週間の初日、6月5日が落語の日、そして6月9日がロックの日と語呂合わせの記念日が続いた。

ロックすなわちロック・アンド・ロールは、ネットで調べてみると、第2次世界大戦後アメリカで生まれ、その後世界中に拡散し時代と共に他のミュージックのジャンルと接触を繰り返し、変化もしくは進化を遂げ多様性を持ったポピュラー・ミュージックのジャンルであるような事が書いてあった。

“Rock and Roll”なる言葉を分解してみると、Rockは名詞で岩と言う意味があるが、この場合はRockとRollがandで接続された対等の関係なので、両方とも動詞として捉えた方がいいのではないかと個人的に思うのだが。

それを直訳すると揺れ動きながら転がっていく様を表し、リズムやビートによって体がその様に反応するような音楽がロックと称しているのではないかと。

ただ、後年他のジャンルとの融合することによって、ロック・ミュージックが必ずしも聴き手がビートに載って踊りだすような曲ばかりではなくなってきた。

60年代末頃に、レコード会社の宣伝文句としてニュー・ロックなる言葉が出てきたのもそのような状況があったからだろうと思うのだが。

クイーンのブライアン・メイが、何かのインタビューに答えていたの記事を見かけた。

ブライアンは、そこでは彼らの3枚目のアルバム、Sheer Heart AttackのKiller Queenや4枚目のA Night at The Opera のGood Company曲はロックと言えるだろうかと自問自答。

これらの曲ってロックのようなロックでないね。特にSheer Heart Attackに収録されたShe Makes Me (Stormtroopers in Stilettoes)なんて、本当に矛盾した存在じゃないかと。

まあ、人は俺達がグループとして矛盾を抱かえていているというけど、この矛盾を表現することがロックじゃないか、と言っていた。

それじゃロックって一体何なのか?

もう何でもありがロックってことで、6月9日にビートの効いた典型的なロック・サウンドを持つ曲を特に聴く必要は無いのじゃないかと。

ところで、私はブライアン作のスローでメロディアスなShe Makes Me (Stormtroopers in Stilettoes)にとても惹かれる。

その曲の副題としてStormtroopers in Stilettoesと括弧付で記載されている。

Stormtroopers in Stilettoesって短剣装備の突撃隊って意味だが、曲の歌詞には特に関係ないみたい。

じゃ~何でこんなタイトルが付いたかと言うと、

ドラム担当のロジャー・テイラーがブライアンに“この曲はとても気に入ってるけど、She Makes Meと言うタイトルがダサい。オレが思うに、Stormtroopers in Stilettoesって曲名にする方がイケてるん気がするんだがな~“と言ったとか。

そこでブライアンは、“そう思うならそれでもいいよ~”と言うようなやり取りがあり、その副題が付けられたそうな。

なるほど、ノリで曲名を決める。

これもロック。

ロックの日にとても勉強になりました。

通りすがりの人:あなた、なに言ってんの! 今日はもう6月10日だよ。